今回の定山渓天狗岳(1145m)は、2年前のリベンジである。その時は、札幌の岳友に案内をいただき、とある絶滅危惧種の花を見に行った。しかし、7月に入っていて、時期的にも遅かったのと、前日に強い雨が降ったこともあり、花は原型を留めていなかった。
昨年は日程的に無理だったが、先週末にその岳友から「もう咲いていますよ」という連絡をいただいて、早速の訪問となった。
昨日の夕方に函館を出て、定山渓温泉手前のトイレ付きの駐車場で車中泊。
2年前の場所の記憶をもとに、ウロウロすることなく、すんなりと、3カ所で、それらの立派な花と対面することができた。ただし、2年前に見た株の塊が1カ所なくなっていた。盗掘されたのでなければよいが・・・。ということもあり、その花の画像はアップしないことにした。それ以外の花をどうぞ!
〈登り〉2時間40分、〈下り〉2時間15分。
5:30、登山口をスタート。川沿いの林道を進む。すぐに6人連れの2グループを追い抜いて、先頭に立ったようだ。
25分で、登山道入口に到着。
550m付近のロープ場で後ろから来た北広島の男性に先を譲る。
ここからは、このコース特有の沢や滝を高巻くワイルドな登山道が続く。
この前後で目にした花々~(左上)エゾノレイジンソウ、(右上)コケイラン、(左下)サイハイラン、(右下)シウリザクラ
950m付近の切り立つ岩崖の下の斜面一面に咲く、濃い青色のエゾグンナイフウロの群落
エゾグンナイフウロのアップ
その上に進むと、いろいろな花が咲く岩尾根の下に出る。
岩尾根に咲く花々~(左上)ヤマハナソウ 、(右上)ミヤマクワガタ、(左下)イワベンケイ、(右下)シコタンソウ
頭上に切り立つ岩崖
ルンゼの手前に咲く花々~(左上)サクラソウモドキ、(右上)ミヤマオダマキ、(左下)ミヤマアズマギク、(右下)シラネアオイ
この山の核心部の頂上手前のルンゼ(上から見下ろす)
頂上手前から、かろうじて見えた無意根山
9年ぶり、3回目の頂上。(2年前はガスで950m上の岩尾根で戻っている)これが多分最後だろう。残念ながら周りはガスで展望は得られなかった。
山を始めて3年目という、先着の北広島の男性とお喋りしながら、20分ほど休憩して下山した。10:45、ゴール。
明日から10日ほどの予定で、なかなかゆっくり行く機会のなかった根釧方面をじっくり巡ることにしている。
下山後、札幌を抜け、樹海ロードの途中にあるむかわ町(旧穂別町)の樹海温泉はくあに寄って、このブログを打つ。
温泉では、新型コロナ対策のカードを、使い捨て(持ち帰り)鉛筆で記入して提出するようになっていた。
これから、浦幌の道の駅まで走る予定。
<過去の山行記録> ②11,5,31の記録 ①94,9,18の記録
基本的には、シーサイドラインです。できれば、釧路から根室までのシーサイドラインを歩いて繋げたかったのですが、無理なようで車利用と歩けるところは歩きでと考えています。
今日は釧路湿原、明日は、釧路町の難解地名巡り、その後は、厚岸~霧多布(歩き)、霧多布湿原巡り(歩き)、根室フットパス(歩き)、浜松・落石岬フットパス(歩き)・・・最後は、羅臼岳、斜里岳登山です。
相変わらず精力的に活動されるsakagさんを驚きの思いで見ています。
私も動き出したいのですが、体の方が私の意志に従おうとしません。でも、今回の根釧地方遠征の報は私を大いに刺激してくれました。
旅ブログ楽しみにしています!