20日で1旦終了した恵山の捜索活動だが、昨日と今日再開されたので、今日は現地へ捜索状況の視察に訪れた。
朝向かうときは海霧が懸かっていたが、山へ近づくにつれて、徐々に晴れてきたので、道警ヘリが飛ぶことが期待された。10:00に、火口原駐車場に到着したら、タイミングよく道警山岳救助隊が出発し、警察と消防がいくつかのグループに分かれてスタートして行った。その後すぐの10:15、道警ヘリが北側から飛んできた。
ヘリは、最初の1時間15分近くは、ホバーリング気味な感じで、舐めるように山頂を中心に何度も旋回しながら高度を下げて念入りな捜索をした。その後30分ほどは、火口原の上空を旋回し、最後にまた30分ほど、再び恵山の山頂付近から旋回しながら捜索をした。しかし、こちらの期待には応えることなく、12:30に北のそらへ消えていった。
地上部隊は、8名の道警山岳救助隊のほかに50名の警察と消防が6班ほどのグループに分かれ、恵山方向に4グループ、海向山方向に2グループが向かっていった。昼には4班ほどが戻ってきて、13:30頃に2班が戻ってきて、それと入れ違いに、昼前に戻ってきた班が、再びそれぞれの受け持ちの方向へ向かっていった。
10:00、重装備の北海道警察山岳遭難救助隊8名が恵山へ向かっていた。
山岳救助隊は、最後まで、下から見える火山地形の方には姿がなかったので、多分、椴法華側や南側の崖の方を捜したに違いない。
山岳救助隊以外の警察と消防の方々50名の打ち合わせ・・・消防は背中がオレンジ色でヘルメット姿、ほかはすべて警察である。
10:10、警察と消防が6グループほどに分かれて、それぞれの方向へ出発(上は恵山方向へ、下は海向山方向の火口原へ)
10:15、道警ヘリが姿を現す。
最初の1時間ほどは、恵山を中心に何度もゆっくり、舐めるように旋回。
北側の外輪山から海向山手前の火口原を中心に何度か旋回し、最後は再び恵山上空を旋回して、12;30に北の空へ消え去った。
今日こそは見つかる思ったが、とうとう手がかりはなかったようだ。
関係車両と登山者の車両がたくさんの火口原駐車場から恵山西面の火山地形を望む。
午後から再びそれぞれの方向へ進む地上部隊。本当にお疲れさんです!
捜索部隊の邪魔にならないように、自衛隊が投入された3日目まで捜索に立ち会っていた知り合いの地元関係者と一緒に見守った。彼からは、3日目までの様子も聞くことができた。
今日の様子やこれまでの捜索状況を聞く限り、上空から捜せる範囲にはもう姿がないと思わざるを得ない状況である。あとは樹林帯であろう。しかし、海向山方向や高原コース、外輪山や火口原の周りは、これまで何度もローラー作戦で捜し済みとのこと。可能性が残るとすれば、椴法華側の斜面であろう。こちらは上部に岩崖が連なり、その下は樹林帯である。自分たちがもし捜すことになったら、そちらから入りたい。
13:30ごろまでいて、帰路に就いたが、明日以降の捜索はどうなるか、その時点では、まだ分からないとのことだった。
可能性が高いと思われる椴法華側(東斜面)上部を見上げる。しかし、水無沢源頭部の崖はヘリからは良く見えるはず。左側の連なる岩崖とその下の樹林帯はヘリからは見えないと思われる。この斜面には地上部隊は入っていないようだ。今日にでも山岳救助隊が行ったかな?
南側の斜面。中央部の南西尾根は何度も登っているが、ヘリから見えるはず。
津軽海峡を覆う海霧
ちょうど見ごろのつつじ公園のエゾヤマツツ・・・新型コロナの影響で閉鎖されている。
今後のことは、27日に協議しましょう。
先程まで捜索隊へ参加したいと言う2名の市民が訪ねてくれました。水無沢の下部など磯谷道沿い森林帯の帯状捜索は薄いかも知れません。
ぜひ、発見して欲しいですね。
akiさんから連絡届いたと思いますので日程、天候が揃えば探索のほう宜しくお願いします。