
色づき始めた三ツ石山山頂部(下山時撮影)
この山は、岩手山から八幡平への裏岩手縦走路の中間にあり、なだらかな稜線に岩を重ねた山頂が特色である。名前の由来はこの頂上部分に3つの岩があることによるらしい。
三ツ石湿原に咲く高山植物や稜線を彩る紅葉などが楽しめる人気の山らしい。
登山口となる松川温泉からは、この山と源太ヶ岳(1545m)を中心とした三角縦走ができる。連日登山でなければ、そのコースも歩いてみたいと思ったが、結果的には稜線部分がガスに覆われたこともあり、諦めた。
登り始めたら上空に雲が広がり、1250mより上はガス中登山となった。晴れることを期待しながら、ゆっくり歩を進め、三ツ石山荘で20分ほど休憩した。それでも何とか頂上へ着く頃にガスが切れ始め、ときおり周りが見えるようになった。頂上で30分ほど粘ったが、たまに八幡平方向の展望がチラッと見えただけだった。
快適なトイレも完備している登山口駐車場で夜を明かした。準備している内に、次々と車がやってくる。これまでにない光景に、時計を見たら土曜日だった。このあとも多くの登山者がやってくるにちがいない。穴をガムテープで塞いだスパイク長靴では格好が悪いので、慌てて登山靴に履き替えた。
6:20スタート、登り2時間35分(山荘休憩も含む)、下り1時間30分。山頂休憩30分。10:55ゴール。

下山時には満杯になっていた登山口駐車場。この下の広場にも10台以上停まっていたし、そのほかの場所にも数台。源太ヶ岳へ登る人や縦走者もいただろうが、往復時の合計で40人以上には出会ったようだ。

登山口(900m)からいきなり緩むことのない急登が1000mまで続く。ここが一番キツかった。このあとは緩やかな登りとなる。

途中で見上げたコメツガの巨木。樹肌はアカエゾマツに似ている。

左側に見えた岩手山。右側の雲がこのあと上空に広がった。

1250mを過ぎたらガスの中に入った。ガス中のアオモリトドマツ林を登る。

やがて、三ツ石湿原に出る。ここには三ツ石山荘が建っている。

池どうが点在する三ツ石湿原。
このあと、山荘で20分ほど先行のご夫妻と話しながら天候待ち休憩。しかし、晴れそうもないので頂上を目指した。

湿原と山荘。帰りには10人ほどが天候待ちをしていた。

森林限界を超えた山頂への露岩の道

先行のご夫妻に教えていただいてカメラに収めた珍しい白花のオヤマノリンドウ。このほかに3株ほどあった。

山頂手前の1つ目の岩?
山頂に近づいたら、ガスに切れ間が出て、ときおり周りの展望が開けるようになった。

ガスが取れたり懸かったりの頂上に到着。ここが2つ目の岩?

八幡平の山にしては、地味な頂上標識と共に。

隣の岩塔。向こうの方が頂上より高い気がする。これが3つ目の岩?。

時おり北側だけのガスが取れて、八幡平の東側の山並みだけが見えた。30分粘ってこれが精一杯の眺望だった。
天候が良ければ、この先の三ツ沼や小畚岳辺りまで足を伸ばしたかったが、諦めて下山した。

途中から見えたアオモリトドマツ林と三ツ石山荘。

下山後に入浴した松川荘(500円)。ほかに2軒の温泉旅館がある。
休憩室でブログアップの予定だったが、休憩室はさらに500円必要とのこと。ケチって車の中でブログアップした。
明日は乳頭温泉の鶴の湯に登山口のある大白森の予定である。これから、そちらへ向かってのんびりしようと思う。
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