Taoさんの誘いを受けて、当別丸山頂上にある天測点と対になっている子午線標探しに出掛けた。これまで、本州などから多くの点マニアたちが探しに来てはいるが、発見されたという情報はなかった。
この天測点は全道で8山にしかないが、子午線標が見つからないのは、この当別丸山だけだったらしい。
天測点と子午線標の関係は下記に詳しい。
http://taneichi.fc2web.com/sigosenhyou.html
これまでに得ている情報は、当別丸山から真北(子午線上)6.5km付近ということで、それは、茂辺地川上流の湯ノ沢橋の東側に当たる。
これまでに探している人たちは、道々上磯厚沢部線の湯の沢橋手前の送電線下の管理道を登り、子午線上の6.5km付近の藪を漕いで探していたようである。過去に他の山で目にしているあれだけ大きなコンクリートの支柱が無くなるはずがない・・・必ずあるはず。地元人のメンツに賭けてもなんとか探し出したい・・・そのためには積雪がまだ残っていている方が探しやすいだろうと出掛けた。
GPSに6.5km付近の当別丸山が見える範囲の5.9km~6.9kmの子午線ルートを入れて、他の人たちがまだ探していない上の方から探し始めて、徐々に下へ下ることにした。国有林境界防火帯の急斜面を登って行って、上の方を中心に探したがなかなか見つからない(赤いトラックログ)。
執念で送電線より下も探そうと、送電線に近いところまで下がって来たら、人工林を抜けた急斜面の笹藪の上に立っていた・・・「あったよ~!」と叫んだら、すぐ近くで返事があったのに、Taoさんがなかなか現れない。うれしくて駆け出そうとしたらスッポリ雪に埋まってしまったとのこと。
GPS上の位置は北緯41°48′00.4″東経140°33′00.7″だった。帰宅して地図で計測したら当別丸山からの子午線上6.1km地点だった。
他の人たちは送電線の管理道から上がってきているので、近くを通ってはいるはずである。しかし、下からなら急な笹藪の上なので、そこを登るのは避けたのかも知れない。さらに6.5kmという情報に惑わされて、この辺りはマメに探さなかったのかも知れない。我々は残雪のお陰で上から下りてきたので、見つかったのだろう。
その前で昼食を摂り、送電線の管理道を下った。この情報をもとに行かれる方は、この道を利用し、少し笹藪を漕げばよい。
当別丸山の天測点は昭和29年7月15日に選点されているので、この子午線標もそのころに設置されたものだろう。58年間この場所でひっそりと立っていたことになる。
子午線標の上には灯火を固定する真鍮製の器具が付いている。裏側から真南に当別丸山を望めるが、向こうから見ると、この地点が見通しのよい場所だったのだろう・・・。
送電線の下から現地を見上げる・・・トドマツの手前の蔓の絡まった木の陰のようだ。
Taoさんページへ
探し出し感激したのを思い出しました。
ハイテク機と執念のたまものですね。
北海道内で見つかっていなかったのが、ここだけらしいので、ジモティの手で見つけることができてうれしい限りです。GPS様々でした。
おめでとうございます!
これはすごい!
やっぱり1番最初に見つけた栄誉は
歴史に刻まれますね!
最近は、山よりは被災地へのお手伝いやらが多くなっていますので
山も登りますよ~!
今年はsakagさんとぜひ行きたいですね!
たかやなぎさんが探してダメだったので、ダメもとで行きました。しかし、あれだけ大きなコンクリート製の支柱が除去されるはずがない、必ず子午線上にあるはずと頑張ってみました。うれしい限りです。
被災地へのお手伝い、何にもやっていません。『雪山ガイド』の印税を寄付したくらいです。
お金にもなんにもならないけど、これは宝探しみたいで楽しそうです。
発見おめでとうございます。
2番目以降はコロンブスの卵なので簡単ですから、今度私も見てみましょ。
まさに宝探しでした。二人とも子供のように感動しました。
当別丸山頂上の天測点は見ていますか?今度当別丸山に登ったら、真北のこちらを眺めてみたいです。