癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

99歳のおばあちゃんが焼く「おやき」

2021年02月06日 | 食べ物

 ネット上で、日吉町(函館フットボールパーク(旧函館北高校)近く)に99歳になるおばあちゃんが現役で営業している「甘味処おやき」というおやき屋さんがあることを知った。

 おやきそのものより、99歳でおやきを焼いて、店を切り盛りしている、そのおばあちゃんを一目見たかった。創業45年ほどになるそうで、以前は旧函館北高の生徒に大人気だったという。 

 玄関を入ると、新型コロナ感染予防のアルコール消毒が置かれ、カウンターはビニールカーテンで仕切られていた。

 おやきは、あんとクリームの2種類だけで、どちらも1個100円。それぞれ2個ずつ購入。

 焼かれたおやきは、保温ジャーの中で保温されている。この保温ジャーも懐かしい。その中から出して、袋に入れてくれた。

 画像の右下に使い込まれた感じの銅板のおやき焼き器が見える。実際に焼いているところを見たかったが、それは叶わず・・・。

 腰も曲がってなく、耳もそれほど遠い感じもなく、対応も流暢で、てきぱきと動く姿に感心・・・

 「おばあちゃん、もうすぐ100歳と聞いたけど、本当なんですか?」「99だよ」

 「凄いですね。100歳を超えても、まだ続けられること確実ですね」「はい、今のところ悪いところはないのでね」

 「間違いなく、函館で現役で商売している人で最高齢ですよね」「そうだと思う。元気な内は続けるつもりだけど・・・」

 「いつまでも元気で頑張ってください」「はい、ありがとうね。また来てくださいね」という声に送られて店をあとにした。

 話しながら、おやき焼き器に、ガスのスイッチを入れていたので、これから、また焼くらしい。

この紙袋も、なんとなく昭和チック・・・。熱いくらいのぬくもりが堪らない・・・。

 おやきといえば、平べったい円柱状の型が一般的だが、どら焼きのような円盤型のおやき。これまでに見たことのない形だった。形が不揃いなのも素朴で、昭和チックな雰囲気・・・。

 あんやクリームに入り方も不揃いな感じだが、もっちりとした皮で、甘過ぎないクリームやあんが美味・・・というか、味も形も、非常に素朴で、おばあちゃんらしさが漂う昭和チックな感じが堪らない。 

 99歳の方と直接話をしたことも初めてだし、99歳の方が作る食べ物を食べるのも初めてである。このような機会は、なかなかないはずである。まだまだ元気で、100歳超えのおやき屋さんを目指してほしいものである・・・と同時に、このおやきとおばあちゃんにあやかって、自分も元気で長生きしたいものである。



5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
sibuyaさんへ (sakag)
2021-02-08 05:52:22
99歳が焼くおやきというだけで、ありがたみがあり、美味しさも格別でした。
また、食べたくなりました。
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美味しそう・・ (sibuya)
2021-02-07 09:52:11
 99歳の婆さんが焼く「お焼き」形は
悪いが 美味しそうです。長年の人生が
お焼きに詰まっているような気がします。
 頑張っていつまでも焼いてほしいね~
 
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ken-ayumomoさんへ (sakag)
2021-02-07 07:45:35
このおやき屋さん、知っていたのですね。
昔はお祭りにも出店していたとは・・・。

なんか懐かしい味で、私もまた食べたくなりました。
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Unknown (ken-ayumomo)
2021-02-06 21:08:28
炊飯ジャーじゃなく保温ジャーですね😅
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Unknown (ken-ayumomo)
2021-02-06 21:00:36
ここのおやき美味しいですよねー。
私は子供たちが小さい頃、お祭りの露店で食べたのがはじめてで、その後日吉町でお店をやってるのを知り何度か買いに行っています。
まだ現役で頑張っていらっしゃるんですね。
炊飯ジャーからおやきが出てくるのは笑っちゃいますよね🤣なんか久々に食べたくなったので、明日行ってみようとと思います😋
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