1963年に発売開始で、日本には翌1964年(東京オリンピックの年)3月より正式輸入となったドイツローライの16ミリ判小型カメラです。当時の価格で67300円(ケース付)です。大卒初任給が21500円位の時で、月給の3倍!位の高価なカメラです。
このカメラの紹介記事が掲載されている「アサヒカメラ」の64年4月号に、あるカメラ店がライカM3ズマリット付きが72000円となっているので、余程の好事家でないと買わなかったと思います。
が、やはり買う人は買うのでしょうね。
ファインダーを引き出すと撮影可能状態になります。押し込むとフィルムが送られるのですが、シャッターを切らずにファインダーを押し込んでもフィルムは送られないようになっています。
巻き戻しクランクが付いています。フィルムは16ミリの片穴つきで、専用のものを使用するようになっています。この片穴が曲者でして、今は販売されていないフィルムを何とかするために穴をどう開けるか等、ハードルが高いです。
フィルムが単一マガジン(35ミリと同様)で、撮影が終了すると巻き戻す必要があるので、クランクがあります。
引き出したファインダーには、EE(オート露出)が作動状態の際には、緑色の表示が出る仕組みになっています。
こちら裏側に手動とEEの切り替えダイアルがあります。
レンズはカール・ツァイス製のテッサー25ミリF2.8で、写ればさぞや良い画像が得られることと思います。
が、しかし、最初はシャッターが切れていたのですが、途中から切れなくなってしまい、ファインダーも押し込めなくなってしまいました。。
触っている内に何とかならないかなあ、と思いますが、何ともならないでしょうね。
でも、その後、このカメラはジャンクとして手放してしまいました。残念です。
拝見したところ、露出計表示の採光窓のプラ部品が脱落して居るようです、これが中に落ち込んで運悪くチャージレールの奥に詰まると、同様の症状が現れます。
安全装置ですか。ひょっとして撮影されていらっしゃるのでしょうか。
すばらしいです。ネオパンアクロスも実質6月で終了らしいので、今の内に何とかしたいです。外国のはしばらくあるかもしれませんが。
中に安全装置が働いているもようです
16mmカメラのセレン光子に日光のひかりを半日さらしましたら 動くようになりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
ドイツで修理と云うことは、フィルムもあるかも知れませんね。16ミリはしばらく前に凝っていたので、ブローニーから切り出して使っていました。モノクロフィルムも何年あるか分からないので、楽しめる内に楽しみたいですね。