友光軒

　鞆の浦は友光軒でコーヒータイムです。（と言いながらコーヒーが写ってません。）
　カメラは今、愛用のキャノンです。
　前にキャノン３だと書いたのですが、どうもキャノン２のようです。どのバージョンかは分からず、このページで検討しましたが、よく分かりません。
　友光軒は元理髪店なので、鏡が今はフラワーキャンドル販売コーナーとなっています。洋風格子窓も良い感じです。建物は銭湯との一体型だったようです。
　ここからまたぶらぶらと歩きます。

鞆の浦にて

　良い所だと聞いていましたが、本当に良い町でした。
　昔の港町があるようです。瓦屋根の町屋そのままの薬局は今でも現役だし、お肉屋さんも商い中です。生きている町がありました。
　かつて散髪屋さんだった友光軒でコーヒーを飲みました。残念なのは棟続きの銭湯が廃業されていたことです。
　格天井に天井扇風機に神棚がそのままに駐車スペースになっていました。
　帰りのバスを待つおばあさんが、「鞆からは離れられない。」と言っていたのが印象的でした。

西へ

　姫路岡山間が混むので、何か行くのをためらってしまう瀬戸内方面へ、意を決して出かけました。
　きっちりと行程を組む方ではなく、何カ所か行き先の候補を考えておいてから当日の交通の便で考えます。
　１８切符２００６年春の旅最後は、まずここに降り立ちました。
　電車からも見えていた桜です。向こうを山陽線が行き過ぎます。

　春の歌で好きなのは何でしょうか。
　以前に「港が見える丘」だと書いたことがあった気がします。
　他に「春だったんだね」もだ、と思い検索するとこんなプログがありました。
　いろいろな思いがあるものです。

旧動物検疫所

　北陸線途中下車のとりを飾るのは敦賀です。
　駅で自転車を借りて、えっさほっさと気比の松原から海岸道路を走ります。
　何度かの曲がり角と坂道を越えると向こうに洋館がやっと見えて来ました。1916年の建築で、動物検疫所敦賀出張所として朝鮮牛の輸入検疫を行っていたとのこと。かつては背後に牛舎もあったらしい。
　ペンキの剥げが目立ち、建物も傷んでいますが、ネット検索をしてみると保存計画もあるようです。
　帰りにヨーロッパ軒で例のソースカツ丼を！と思ってましたが、何と定休日。。
　それなら敦賀とくれば寿司屋だろうと入りましたら、結構美味かったです。

昭和会館

　北陸線に戻って「近代建築ガイドブック東海・北陸編」で気になっていた旧昭和会館へ行くため、今庄駅で下車しました。
　本の写真では何とも言えぬ雰囲気で写っていますが、駅からすぐの北国街道沿いにあった建物は、何年か前に改修されて今も昭和会館として活用されていました。
　建物は昭和８年（観光協会の散策マップでは昭和５年）に篤志家田中和吉氏の寄付により建設されたものです。
　玄関にはねじり柱があって興味深いです。
　今庄宿もかつての街道筋の風情があり、また寄りたい町です。

越前府中

　いつの間にか越前市になっている武生駅に降り立ちます。
　二度目です。しかし、カメラが故障でデジカメの枚数も限度があるので、見所がたくさんある町なのに、何故か駆け足です。
　MODE　大井ビル（旧大井洋装店）昭和６年築です。こう云ったものが残されているのが嬉しいです。当初はデパートだったようですが、デパートの定義がまたまた気になります。
　パンフレットの「越前府中まちなか博物館」は、建築好きには重宝します。

恵美写真館

　大野で泊まった後、勝山へ行こうと宿を出ましたが、乗って良いバスが分からず（聞けばいいのですが）、結局、出発時間が迫っていた福井行きの越美北線に乗り、福井経由で鯖江で下車しました。
　鯖江では、何と言ってもこの恵美写真館が良いです。
　明治３８年（１９０５）築で門とともに登録文化財です。設計施工は「イスルギヤ」とあります。イスルギヤと聞いてお雇い外国人か、と思いましたが、会社名のようです。何か気になる会社名です。
　建物は一見和風ですが、窓や玄関にしっくいの研ぎ出しで、疑似大理石を作ってあります。すごいです。
　北陸線途中下車の旅はさらに続く。

○大阪さうすとして、大阪南部編のプログをまとめてみました。お手軽。。
　
　

南へ。

　福井を中断して、１８切符の第三弾です。
　場所は追って紹介します。行くのに利用するバスは、１時間に１本ですが、集落を廻ると風景に飽きないので、時間はあっと云う間に過ぎました。
　街並みも入り組んだ路地が面白く、たまに行き交う人が挨拶をされるので、何か懐かしい感じがいたしました。一部に洋風の意匠がある建物を含めると割と多くが残されている様子でした。
　遠く岬の景色も見えます