52ヘルツのクジラたち(町井そのこ 中公文庫)
三島貴コは、家族から虐待を受けていたが、今は海辺の高台で一人暮らししていた。近所に虐待されているように見える子供がいて・・・という話。
本屋大賞受賞作で、出たばかりの文庫ですら(私の持っているもので)すでに4刷だからものすごく売れている人気作。
なので、かわいそうな子供が自らの努力と周囲の支援で立ち直ってハッピーエンド、みたいな話なのかと思った。
しかし、終始湿っぽい展開で、主人公に主体性が感じられなくて流されるまま、という筋立て。人気のポイントはどこなの??と感じてしまった。
アンさんが登場当初のハードボイルドっぽいキャラを保持して主人公を助ける、みたいな感じかと思っていたのだけど、はぼ正反対?のストーリーだった。
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