さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

あかるい響き

2008-11-22 | 歌のおけいこ


ここしばらく、
師匠に受けるレッスンとはべつに、
相棒のぬっくさんと ホールの練習室をおかりして
週に1回 1時間程度の自主練習をしている。

自宅では なかなか思いきった声出して歌えないし 

次回のレッスンまでに 前回言われた課題が
できるようになっておきたいし で…


おかりしているのは バンド用??の練習室らしく、
音がもれるのを防ぐためか
ぶあつい二重扉になっていて、
ふたつの扉のあいだにも ちいさなスペースがある。


それで、ぬっくさんの提案で
30分は 各自ソロの練習に、
あとの30分は 二重唱の練習にあてている。

なんとも 効率的で リーズナブル 

さすが ぬっくさんは かしこい 


短時間ながら、集中して練習できるのと、
前回のレッスン内容をふまえながら おたがい確認しあって
ちょくちょく 声を合わせられるのは
なかなか ありがたく、いい練習になっていると思う。

なんといっても、二重唱は
おたがいの呼吸(いろいろな意味での)を
あわせることが だいじだから。


たしかな耳で客観的に聴いて、
指導して下さる師匠がいない状態でやるのは
もちろん限界もあるのだけど、
自分たちで よくわからないところは

  「じゃ、これはまた今度先生にきいてもらうってことで」

で、かるく 流しといて 


自分たちで できることをする。


で、きのうもその自主練習の日だったのだけど。。。


部分的なハモリとか、発音のこととか、声の出しかたとか、
問題・課題は いろいろたくさんある。

ここ気をつけなきゃ、とか
ココは ヤバイ、コワイ とか思うところもあるし、

わたし自身の、個人的な課題もある。


でも、きのういちばん気になった全体としての問題は


    響きが ものがなしげ


だということ。


たしかにこの詩の連作は、

さいごには 男性が最愛の女性に失恋することになる。


その なりゆきがわかっているから、
そうなってしまうんだろうか…


でも、
このときは すくなくともラブラブ??で


  彼女がだいすきでたまらない彼が、
  彼女の胸にもたれかかり、
  彼女のくちびるにキスするだけで
  元気をとりもどし、至福を感じる


  そして 彼女に
   「愛しているわ」
  と ささやかれた日にはもうあかん、
  舞いあがって 泣いてしまうねん!


。。。みたいな恋の絶頂の時期なのだから

   (なぜに 関西弁に!?)


思いきり あかるくないとねぇ。


ふたりで そんなことを話していた。


やりすぎてもいいから、
能天気カップルのつもりで あかるく歌ってみようか??


ということになって、

そのつもりで うたう。

にこやかな表情、ホホをあげて、
あかるい響きをめざすことに こころを集中して。。。



でも、聴いてみると、

ほとんど 響きの変化がみられない(ように感じる)。

あいかわらず、いまにも泣きだしそうなせつない響きだ。

どうしたら あかるくなるんだろう。


    Ich liebe dich…


という、
たぶんこの世でもっとも魅惑的で 幸せで うっとりするはずの言葉が

かなしく響いてしまっている わたしたち。


ずっと以前のレッスンから、
このことは 師匠にも指摘されていた。


  「どうでもいいけど、

   その 暗いの なんとかなりません??

   ちっとも 愛してるわ という言葉にきこえないし、

   それじゃー 

   彼女の顔がみたい病、声がききたい病にかかった病気のヒトみたいだよ!」



うーん。 


わたしたちの気持ちのなかで せつなさがぬぐいきれていないんだろうか。


発声とか くちのあけ方とか 技術的な問題なんだろうか。


発表会本番まで もうあと1週間。

レッスンと 自主練習の予定も あと1回ずつを残すのみだけど、

すこしでも 今よりよくなるように、

できることを できるだけ やってみたいと思う。


どういう方向に がんばったら、

あかるい響きが 出せるかなあ! 




  
コメント (2)
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