さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

第九

2015-12-26 | 歌のおけいこ
年の暮れが近づくと、
あちこちで第九の演奏会がひらかれる。

この時期に第九の演奏会が目につくのは
日本だけで、ほかの国ではみられない傾向らしい。

合唱をはじめたきっかけは、
ベートーヴェンの第九。

当時の職場の先輩に、

 「こんなのがあるのよ。歌ってみない?」

と、手渡された1枚のチラシ。

阪神淡路大震災復興のための第九を歌おうという
合唱団員募集のチラシだった。

原語であるドイツ語で、
プロの指揮者のもと、
これまたプロのソリストさんやオーケストラの方々と
アマチュア合唱団が共演する第九。

きちんと指導を受けて、
一度くらいこんな経験をするのもよいなと
直感的に思い、合唱団員となった。

それから何度第九を歌い、聴いたことだろう。

合唱の世界に足をふみいれてから、
18年ほどになる。
こんなに長く続けることになるとは、
そのときは夢にも思わなかった。

合唱をきっかけに、たくさんの音楽に触れ、
声楽を始めてドイツリートや日本歌曲、ミュージカルなどを
ソロやデュエットでも歌うようになった。

ちっともじょうずにならないながらも、
自分なりの歩みで歌いつづけている。

あのときの第九が、はじまりだった。
わたしの生きる世界を広げてくれた。

第九は、大きなパワーを秘めた曲。
歌うにも聴くにも、それなりのエネルギーを必要とする。

その反面、
元気がない時に歌うことで、聴くことで、励まされることもある。

どんな音楽も一期一会で、第九に限らないのかも知れないが、
何度歌ってもむずかしい。
何度聴いても新鮮。

不思議な曲だ。

天使のソプラノは、永遠にめざしつづけるはるかな高み。



  エネルギー第九にもらう十二月

  
  つもりだけ天使ソプラノパートです




               


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ドイツリート・習った曲 5(2015年)

2015-12-26 | 演奏曲・習った曲

2015年にドイツリートの会で習った曲おぼえがきです。

(  )の曲は、これまでにもこの会で習ったことのある曲。
カッコ内の数字は、この会で何回目に登場したか、の数。

ドイツリート・習った曲4(2014年)は こちら

これまで知らなかった、聴いたこともなかった、
むずかしい曲が多くて…

このさき一生歌わないかも知れない曲のリストが
どんどんふえていきそう。。。

習っているときは真剣なのですが。


135.バラ、海、そして太陽  Rose,Meer und Sonne シューマン

   (歌の翼に Auf Flugeln des Gesanges メンデルスゾーン ③)

   (好きな場所 Lieblingsplatzchen メンデルスゾーン ②)

136.孤独な男  Der Einsame  シューベルト

   (新緑  Ertes Grun  シューマン ②)

137.もう春だ  Er ist's  シューマン

138.もう春だ  Er ist's  ヴォルフ 

139.憧れ  Sehnsucht   シューベルト(3回あったうちの2回分をお休み) 

140.夜曲  Nachtstuck   シューベルト

   (セレナード Standchen シューベルト ②)

   (哀愁の歓び Wonne der Wehmut ベートーヴェン ②)

141.あこがれ Sehnsucht  ベートーヴェン

142.絵をかいた薄絹で Mit einem gemalten Band ベートーヴェン

143.トゥーレの王様 Der Konig in Thule シューベルト

144.万霊節の連祷 Litanei auf das Fast Aller Seelen シューベルト

145.狩人の夕べの歌 Jagers Abendlied  シューベルト

146.アリンデ  Alinde  シューベルト

   (くるみの木  Der Nussbaum  シューマン ②) 

147.野にひとり Feldeinsamkeit  ブラームス

148.希望  Hoffnung    シューベルト


年内の開講日は、残すところあと1回。
クリスマスの25日だ。

この日はクリスマスの歌を歌って、
そのあと楽しい忘年会の予定。

→今日がその日だった。

いつもは、この会で合唱はやらないのだが、
今日はドイツ語でクリスマスの歌、
3部のハモりを楽しんだ。

そのあとの忘年会も、いい時間だった。

やっぱりハモるのは楽しい!

そして、いいお仲間たちとのむのも楽しい!

来年もまた、こんなときを過ごせますように。




 
 
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グリューワイン

2015-12-24 | お酒ほかおいしいもの

寒い今の季節になると、
この1本を買いもとめる。

これは1000mlだが、
ちょうどマグカップ1杯分くらいの
かわいらしい小ビンもあり、
この時期のちょっとした贈り物にしたりする。

なんとなくクリスマス気分を味わえ、
からだの冷えを感じてカゼをひきそうな時には
あたためてくれる重宝なグリューワイン。

赤ワインに、
シナモン、クローヴ、アニスなどの天然スパイスと、
オレンジ、レモン、ブルーベリーなどの天然フルーツの香りが加えてある。
砂糖も加えてあり、甘い。

ただし、アルコールは10%と、きっちりある。
あたためて飲むためのホットワインだ。
お鍋であたためてもよいし、
マグカップに入れて電子レンジでもOK。
あたためることで、
アルコール分は、どれくらいか飛ぶのかな…。

わたしはもっぱら、
この時期梅田のスカイビルで開催される、
ドイツマーケットで買ったマグカップで
チンしていただく。

これを飲むとクリスマス気分になるのは、
そのドイツマーケットの記憶とつながるから
かも知れない。

12,3年ほども前くらいからだろうか、
そのドイツマーケットの時期に出かけては
このグリューワインを飲み、
ドイツのソーセージやザワークラウト、
あたたかいスープを味わった。
毎年変わるデザインのマグカップも楽しみだった。

かわいい絵ハガキや雑貨、
仮面舞踏会に出かけられそうなマスク、
おいしそうなお菓子やシュトーレンが並ぶ。
入り口には、まばゆいメリーゴーランド。
実はわたしも乗りたい。

当時の合唱団のメンバーや、
今のジュビラーテのメンバーと、
(重複しているメンバーも多い)
何度かエントリーして、
そこにある大きなクリスマスツリーの前で
クリスマスソングを歌った。

風の強い、寒い寒い年には、
楽譜をめくる手もかじかんだり、
歯がガチガチ鳴るほどだったりしたのを思い出す。
トナカイやサンタに扮した。
寒い中、立ちどまって聴いて下さった方たちに
キャンディを配った。

グリューワインのお店のおにいさんが、
歌ったごほうびにといって、
メンバーみんなに1杯ずつごちそうしてくれたりもした。

なつかしい。

人ごみや寒さがおっくうで
もうしいて出かけることはしなくなってしまったが、
今も食器棚のいちばん上には、
そこで飲んで持ち帰ったマグカップたちが並び、
毎日眺めることができる。
そして今もそのカップで、
こうしてグリューワインやココアが飲める。

からだがあたたまり、気持ちまでほっとさせてくれるのは、
あたたかく甘いグリューワインそのもののおかげもあるが、
一緒によみがえる、思い出の数々のあたたかさも、
ひと役かってくれているのだろう。


えっ、アルコール分のせいだろうって?

まあ…それも、なきにしもあらず でしょうか。




  2008年に出かけた時の、
  ドイツマーケットのクリスマスツリー。


こちらは、ドイツマーケットのマグカップたち

…と、もうひとつおまけの、2012年のツリー。







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父のセーター

2015-12-23 | 父・母、家族のこと
昨年8月に亡くなった父が愛用していたセーター。
その中で、わたしがもらって着ているものがある。

赤のVネック、
明るい緑のVネック、
紺のタートル。
どれもきれいな色だ。

父は、背丈は165cmほどだったが、
筋肉質で、広い背中をしていた。
そんな父のセーターは、
小柄なわたしにはゆったりと着られる。

メンズのセーターを女性がたっぷりと着るのも、
それはそれでいいものだと自己満足しながら
組み合わせを楽しんで着ている。

 「おとうさんには、いいものを身につけてもらいたいの」

 「また、何を着てもさまになる人なのよねえ」

常々そう話していた母。

…仲良きことはうつくしきかな(笑)

そんな母が、
きっと奮発して買ったであろうセーターなので、
品質もよく、かるくてあたたかい。

生きて元気でいてくれたころの父が
身につけていたセーターを着ると、
父のあたたかさに包まれているような気がする。


 愛用のセーターぬくい形見わけ





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演奏曲・ソロ&デュエット編 3(2015年)

2015-12-23 | 演奏曲・習った曲

2015年の演奏曲・ソロ&デュエット編おぼえがきです。

演奏曲・ソロ&デュエット編その2は こちら

今年は、だいだいリートコンサートのみ。
ここ数年、両親の入院などのバタバタで、
しばらくお休みしていたA野先生のレッスンを
ようやく再開できたところなので、
来年はそちらでも歌えるかな。


☆だいだいリート vol.16 ドイツリートの楽しみ(4月5日 いたみホール・多目的ホール)

・野ばら(Duet) Heidenroslein  シューベルト&ウェルナー 源田 俊一郎 編曲

   これ、ふたりの作曲家の「野ばら」がうまくミックスされたおもしろい曲なのです。 
   歌うのも楽しい!

・五月の夜  Die Mainacht  ファニー・メンデルスゾーン


☆だいだいリート vol.17 オペラ・オラトリオ・ミュージカル集(8月30日 ピッコロシアター小ホール)

・メモリー  ミュージカル「キャッツ」より   A.L.ウェバー 




 
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