Happy Fun Move

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自分の覚え書き。毒も吐きます。

原作本と映画

2016年04月09日 | アート

『小さいおうち』中島京子 著
直木三十五賞受賞作だと知らずに手に取ってみたのだが、実話かと思うくらい良くできていて話に引き込まれた。
ただ最後は少し…含みを持たせて読者の想像にお任せします。って事なのか?
もし、実話で自分が孫の健史なら、全てを明らかにする必要はなく本のままでいいかと思う。
読んだあと、映画を観た。
板倉さんのルックスのイメージがあまりにもかけ離れててすごくガッカリ。
賠償千恵子さんと黒木華さんはとても良かった。
ラストは本でも感じたとおり。
山田洋二監督の解釈でもう少し画いてもよかったんじゃないかな。


『舟を編む』三浦しおん 著
先に映画を観てから、本を読んだ。
読みながら西岡君は映画そのものの人物象が浮かんだ。
"記憶とは言葉" "いかに言語化して記憶しておけるか"
言葉足らずの私には難しい…うまく表現できずに相手に伝わらない事もしばしば。
クライミングのムーブ表現も擬音が多いって突っ込まれるしね。笑
所で、しばしばって漢字があるって知ってた?!無いと思ってて打ったんだけど何気に変換してみたらあって吃驚!
『屡々』同じ事が何度も重なって行われるさま。たびたび。


『神去なあなあ日常』三浦しおん 著
図らずも映画が先『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常』スペインへ行く飛行機の中で観た。
原作と映画と違う場面があったが無理なく、映画も本も面白かった。


原作が先か、映画が先か…
原作を上回る映画を作るのは大体において難しいのでは、という気がする。特に長編であればあるほど。
読んだ人が思い描くイメージってものもあるし。
ならばやはり映画を先に観た方がガッカリする事は少ないのかな?
イメージに当てはまった役者なら、読んでいる時にその人が喋っているように頭に浮かぶ。西岡君のオダギリジョーみたいに。
けど、本を読んで自分なりの登場人物のイメージを膨らましたり、顛末をドキドキしながら読む楽しみは奪われてしまう。

コメント
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