菜の花、満開

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（国府・上郷は、菜の花いっぱい）

「エアコン室外機から水が漏れる、おかしいから見て～」、
冬、暖房運転するころ、こんな問い合わせが数件あります。
先日Kさん宅でエアコン修理をしていると、居合わせたNさんの奥さんは、「うちは外の機械の変な処から水が出るよ、見て～」と、おっしゃいます。
今日調べてみると、戸外なので室外機にはドレンホースを取り付けず、水はそのまま地面に、
『奥さん、異常ありませんよ』と説明、それでも奥さん、「ホースから出なくて下にぼとぼと落ちる、おかしい」と、云われます。
暖房がよく効いているので、『水がぼとぼと地面に出るのよ』と、冷房と暖房の仕組みを丁寧に説明、やっとご理解です。

Nさんの地区では、菜の花を栽培している広い区画があります。
バイオマスタウン構想を進めている豊岡市の、「菜種（ナタネ）のバイオディーゼル燃料（BDF）化」の一環で栽培しているそうです。
今、菜の花が満開です。一面黄色のじゅうたんは満開の桜に劣らない綺麗さ、
昔は、どの田圃もナタネ油を採るため菜の花が植えられ、4月になると見渡す限り黄色のじゅうたん、
取り入れは、家族総出で田圃に敷いたムシロに、乾いた菜の花を盛り上げナタネ踏みをしたものです。
今は、バイオマスとか何とか理屈をつけないと、菜の花畑の風景も見られない時代です。
江戸時代は灯りのため、ナタネ油は必需品、当時の淡路島はナタネの特産地でした。
淡路の豪商・高田屋嘉兵衛の生涯を描いた作品、「菜の花の沖」を著した、作家・司馬遼太郎の命日は、「菜の花忌」と言います。
黄色い花をつける菜の花類を好んでいた司馬遼太郎を想い、「菜の花忌」と名づけられたそうです。