中秋の名月

2009年10月03日 | 季節(秋)
                   (天空に輝く中秋の名月)

今日は旧暦8月15日です。
秋の十五夜の月を、中秋の名月と名付け、お供え物をして観賞に耽る日ですね。

夕刻6時過ぎ、『えらい遅くなりました。蛍光管の交換に来ましたよ~』と、Hさん宅へ、
8時になる我家とは大違いです、Hさんは夕食中、『すみません、お食事中に』、「いいですよ、やってちょうだい」とやさしい奥さん。
蛍光管を替える仕草を、下から眺めながらおっしゃいます。「ああ、今日は芋名月ね、きれいな月が出たかしら」と。

夕刻の芋名月は、東の低い空に、うっすらとした雲に途切れ途切れに姿を見え隠れし、静かに流れています。
10時過ぎ、ブログを書こうと外を覗きます。
天空にさしかかった名月は、雲ひとつない晴れた中で、力いっぱい輝いています。
素晴らしい名月、一年中で一番きれいと云われる、澄み切った秋の夜空に輝く中秋の名月です。
おかしいな?、それにしても今日の月、東の空に気づいた時は空高く、雲があったにせよ、月の出を見ることなく月は昇っていました。
そうです、今日は満月ではありません。月齢14の満月前日なのでした。
旧暦の15日が、必ずしも月齢15の満月と云うわけではありません。
今年の場合は、明日4日が満月のはず、夕刻晴れなら素晴らしい満月の月の出が拝めることでしょう。

ところで中秋の名月、昨年はもっと早かったはず、確か9月の区内の祭りだったと思い出し、ブログをめくって確かめました。
そうです、昨年の旧暦8月15日は9月14日の阿弥陀祭りの日、やっぱり今年に比べてかなり早くの中秋の名月だったのです。
いや、今年が遅すぎます。だいたい9月15日前後がピッタリ来ます。秋の名月、芋名月ですね。
さあ、今日の芋名月はばっちり見ました。あとは片月見にならぬよう、今月30日の十三夜、栗名月をぜひとも見たいものですね。