当店前には、国府地区公民館や府中小学校があります。恒例の「国府ふるさとまつり」が、秋空の下その周辺で楽しく開催されました。朝一番から、モチまきの準備やら会場の手伝いに出掛けます。
一日中、楽しいイベントの会場で地区の皆さんと、和気あいあいの一日を過ごします。
午後のイベントは、府中小の芝生のグラウンドで、上郷・気多神社の神楽の奉納演技、その後はみんなで踊ろう「国府しゃあしゃあ音頭」の輪が広がりまして、最後に「モチまき」でワイワイきゃあ~きゃあ~、景品交換してワクワク楽しい締めくくりです。
楽しい一日過ごす中、体育館の作品展、その隣のステージで舞踊や演劇や、「うたごえ広場」もありました。
「うたごえ広場」は、但馬地域で活躍されてる唄の大好きおじさんのグループ、「ちゃんぽんめん」のメンバーが協力出演されまして、会場の皆んなと一緒に次から次へと歌声張り上げ唄います。
その中で懐かしいふるさと想う歌三つ、「国府ふるさとまつり」そのもののメロディーを唄います。
懐かしいふるさと国府の野も山も、真っ赤に黄色に、木々は色づいています。
もみじ
1.秋の夕日に 照る山もみじ
濃いもうすいも 数ある中に
松をいろどる かえでやつたは
山のふもとの 裾(すそ)模様
2.谷の流れに 散り浮くもみじ
波にゆられて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織るにしき
ふるさとを国府を離れて、都会に住んで幾年月、いつも想うはふるさとの風景ですね。
ふるさと
1.兎追いし かの山 小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷(ふるさと)
2.いかにいます 父母 つつがなしや 友がき
雨に風につけても 思いいづる故郷
3.こころざしを 果たして いつの日にか 帰らん
山はき故郷 水はき故郷
終戦直後に、ラジオから流れた「復員だより」の曲ですね。
ふるさとの秋を母さんと過した夜、遠く戦地の父さんを夜空の下で思う夜、お父さんの無事な帰りを願う母子、懐かしいふるさとを誰もが想う歌ですね。
里の秋
1.しずかな しずかな 里の秋
お背戸(せど)に 木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんと ただ二人
栗の実 煮てます いろりばた
2. あかるい あかるい 星の空
鳴き鳴き 夜鴨(よがも)の 渡る夜は
ああ 父さんの あの笑顔
栗の実 食べては 思い出す
3. さよなら さよなら 椰子(やし)の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ 父さんよ ご無事でと
今夜も 母さんと 祈ります
但馬・国府がふるさとのならば、地区を織り込むこの音頭、なつかしい情景想う歌詞ですね。
「国府しゃあしゃあ音頭」
1.国府ええとこ 来てみんしゃあ 来てみんしゃあ
西も東も花さかり
風がちょいと吹きゃ 鳥が鳴く
わたしゃ たで川 清水育ち 情けもあつい
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
2.春の若宮 火のまつり 火のまつり
青葉若葉が 目にしみる
あの娘 十八 お年頃
熱き思いも もどかしうれし 川面はゆれる
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
3.おどる若鮎 華やいで 華やいで
水も豊かな 土居の堰
竿を持つ手も 風まかせ
川は流れる のぞみをのせて いついつまでも
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
4.気多のお社 太神楽 太神楽
もみじあでやか 頼光寺
夢をくれたよ 直己さん
ロマン求めて めざせやめざせ 世界の星を
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
5.手辺河原に 吹く風は 吹く風は
昔をしのぶ 時の風
市場さかえて にぎやかに
土手の二人を 夕陽がそめて 心はもえる
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
6.夏の万灯 六地蔵 六地蔵
今宵あなたと ひと踊り
浴衣のすそも 恥ずかしや
花火持つ手が 思わずふれて 見かわす瞳
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
7.夜にきらめく ともしびは ともしびは
まちの栄えの 華となる
今日も明日も いきいきと
若い力の あふれるまちよ 池上通り
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
8.須賀のお宮は 乳の木さん 乳の木さん
母の願いは ただひとつ
伸びよ 育てよ すくすくと
時はめぐりて 幾年すぎて 花嫁姿
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
9.ここは水生 長楽寺 長楽寺
未練心の 散り椿
雨があがれば 虹のまち
高生平野は 見渡す限り 黄金の色よ
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
10.八月二十四日の 菩薩さん 菩薩さん
知恵を授けて たからかに
はやる足音 下駄の音
八代川から 恵みをうけて みのりうるおう
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
11.但馬国府は 輝いて 輝いて
みんな手をとって まちづくり
笑顔笑顔の 花が咲く
明日のふるさと 幸せのまち 理想の都
しゃあしゃあ音頭で しゃしゃんと踊れ
まあ いっぺん 来てみんしゃあ
チョイトネ チョイトネ
《ふるさとは 想えば涙 止まらない》