
(「またなんですか、大売り出しを」、『またなんですよ、トイレットペーパー投げなんよ』)
『こんにちわ~、い~いお天気ですね』、『こんにちわ~、いつもお元気ですね』と声掛けながら、今日もニコニコ笑顔で歩きます。
『せっかく外したんだから、虫を掃除します。ホウキを貸してちょうだい』と頼んで、外できれいにパタパタと、修理を終えた照明器具を天井向いて付けますね。
「まあまあ、切れたヒモやっぱり電気屋さんでないと無理だわ。年寄りが、コケでもして大けがしたら大変だわ」と、下から見ていたUさんちの奥さんは、嬉しそうに笑顔で眺めます。
『こんにちわ~、今月は節電セ~ルなんよ、ぜひ来てね』と、ご案内状を持って訪ねて頼まれますね。
「ちょうどいいとこ、アトムさんヒモが切れたの頼めるかしら」と、歩く途中で呼び止められる。売り出しの案内状で「これ相談するは、買いたいわ」の話より、「ちょうど良いとこ、これ頼めるかしら」の話の方が多いですね。
私に、「どうぞアトムさん、お茶どうぞ」と云った後、Uさんちの奥さんは案内状を袋から取り出し並べます。
「またなんですか、大売り出しを」、
『またなんですよ、トイレットペーパー投げなんよ』、
「今度の売り出しも楽しそうね、トイレットペーパーをまた投げるの、面白かったわね3月の時は。今度も行くわ楽しみね」、
「それから花の種、あっ、ここんところは野菜の種ね、このルッコラってホウレンソウみたいなものかしら」と、嬉しそうに見つめます。
「隣のHさんとこはね、アトムさんから貰った花の種、上手にいつも咲かせておられるんよ。うちは下手でなかなか咲かないの」なんてお話しいたします。
クイズの紙も取り出して、「楽しみだわ~、このクイズほんとに楽しみ。アトムさんはようこんな良いこと考えたね、大勢でしょ出されるの、みんなファックスですか」とニコニコと、
『そうですね、Uさんちはファックス無いからいつも持ってきていただいて。本当は店に来ていただくために作ったんよ、ファックスがほとんどなのです。売り出しは持って来てください頼みます』と、一つ一つの話が弾みます。
今月は売り出しの案内状が入っています。全部のおうちへ手配り続く、途中でご用も頼まれて時間が取られる焦ります。
そう云ってもですね、売り出し来店頼むため袋も出します丁寧に、笑顔で種を蒔きますニコニコと、元気に声出し一軒一軒歩きます。
《天気よし 笑顔振りまき 種を蒔く》