「楽々」って書いてどう読みますか

2014年05月30日 | ふるさとの話
(円山川の日本海河口に近い入り江です。楽々浦湾は川と云うより湖のような姿です)


城崎町飯谷のNさんちへ、エアコン修理に伺いました。

2日ほど前から一気に暑くなってまいりました。連日30℃を超す暑さです。
お客さまのエアコンも、一斉にスイッチを入れて「アレレ、動かないわな。冷えないぞ」ってな具合に、修理の依頼が舞い込みますね。
それに、エアコンのワンコインサービスや、本格的なエアコンクリーニングの依頼もありますね。

城崎町飯谷へは、城崎温泉駅のほんの手前を右折して、橋を渡って円山川の右岸です。
その先はすぐです。
飯谷へは、楽々浦地区を通過して真っ直ぐに進みます。

楽々浦地区は、円山川の流れから入り江になった楽々浦湾に面しています。
楽々浦湾は、波も静かで周囲の山を水面に映して、実にきれいな風景なところです。

楽々浦って云う地名の読み方わかりますか?
地元豊岡や城崎の者なら当然知っていますが、「楽々」って書いて、続けて湾のことですな「浦」をくっつけて「楽々浦」はこれは難しい、なかなかなものです。難読地名と云えますね。

答えを云う前に、もう一つふるさと但馬の豊岡市には、「楽々」と付くところがあるのです。

日高町佐田地区の背後の山に残る、城跡の名前です。
「楽々前城」と云います。
難しいなあ~、城崎の楽々浦の「楽々」は同じで、それに「前」が付いてるもっと難しい名前です。

楽々浦を「らくらくうら」と読んだらブ~です。楽々前城を「らくらくまえじょう」もブ~ですね。

答えを云いましょう。
「楽々浦」は「ささうら」って読みます。「楽々」は「ささ」と読むのですね、どうもムチャクチャな読み方のようです訳わかりませんね。

次に、日高町の城跡の「楽々前城」です。
これはなんと「ささのくま城」と読むのです。

「楽々」を「ささ」と読ませて、さらに「前」を「くま」って読ませるのですよ難しい。なんでこんなに読むのか、色々調べましたが私にはもう一つ分かりませんでした。

全国の地名をちょっと詳しく調べましたが、どこにも「楽々」を使って「楽々浦:ささうら」とか「楽々前城:ささのくまじょう」なんて読ませる地名はなかったですね。

ふるさと但馬の豊岡だけでしょうね、2ヵ所も「楽々」を使った難しい難しい、地元の者以外は絶対に読めない地名がありました。



《ふるさとの 難読地名 ささうら(ささのくま)》