嬉(うれ)しさは 雪のガタゴト やっと過ぎ 消雪道路 天国のとき
大雪の後の道路です。
「城崎まで堤防の上も玄武洞駅の前も、もう凄いもんだわ。
ガタガタ道がムチャクチャひどいもんで、走りにくい走りにくい。渋滞もすごいけれど走れんよ~」と城崎に用事で行ってた息子が言います。
城崎まで普通なら40分くらいで行けるところが、1時間半も2時間もかかるノロノロ運転です。
時速10kmくらいのスピードで、体中がおかしくなるくらいに上下左右に激しく揺れる車の運転は、頭までおかしくなってしまうと言うのです。
雪国の人は体験します。
圧雪された道路の雪も、走る車で凸凹のひどい道になります。
ボコボコです。
そんな道を4輪駆動の軽トラックで配達に向かうのです。
体中が変になるほど車は揺れます。
時速10km前後の超スローしか走れません。
最悪のガタガタ道の地獄です。
円山川の堤防をスッ~っと坂道をおりて、国府の道に差し掛かります。
道のセンターラインから地下水を噴き出して、雪を融かす消雪道路に差し掛かります。
それまでのガタガタ道から、ス~っと音もなく気持ちの良い運転に切り替わるのです。
地獄から天国に行った気分です。
大雪の降るふるさと但馬に住む人は、
ガタガタ道を延々と走って、ス~っと気持ちの良い消雪道路に入り、地獄から天国に行った気分を味わいますね。