鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

御蔵島に行ってきました。~御蔵の鳥さん編~

2009年08月08日 | よその鳥さん
御蔵島ではバードウォッチングもしました。

森の中ではたくさんの鳥さんたちの歌声が聞こえてきていました。

ウグイスが鳴いてたり、
啄木鳥がコツコツやってたり、
アカコッコが道を走ってたり。

そして夜にもバードウォッチング。
なんで夜?って一瞬思いましたが、
御蔵島は夏鳥として渡ってくる海鳥、オオミズナギドリの営巣地で、
(島ではカツオドリと呼ばれています。)
昼間海に出て魚を食べていたオオミズナギドリが、
夜になると巣に帰ってくるのです。

道路沿いの木々の隙間からも
耳を澄ますと、鳴き声や羽ばたきの音がして、
姿は見えなくても確かに鳥のいる気配を感じます。

そしてこんなに近くでも見ることができました。

鳥さんを驚かせないため、赤くて暗い色のライトの明かりで観察します。





つぶらな黒い瞳がとてもかわいい鳥さんです。

ほんとうはもっと近づいて、海鳥のにおいを確かめてみたかったけど、
驚いちゃうだろうと思って我慢しました・・・!

動画も撮りました。

オオミズナギドリ@御蔵島


海鳥なので、海の上ではとてもかっこよく見えますが、
実は離陸や着陸が苦手な鳥さんなのです。

歩く姿もえっちらおっちら・・・ヨチヨチ歩き。

なので陸の上ではネコやカラスに簡単に狙われてしまうらしいです。
そういうこともあって、夜しか陸には帰らないみたいです。

このスダジイのような巨樹の根元に
穴を掘って作った巣穴に住んでるそうです。








この木の表面は、苔の生えてるところと、
生えてないところがあるのがわかりますか?

苔の生えてないところは、
朝になると離陸の苦手なオオミズナギドリが登って行き、
木の上から滑降するように海に羽ばたいて行くそうです。






そして私が御蔵島で見たものの中で、いちばん衝撃的だったもの・・・

御蔵島滞在最終日の朝。
早朝5時半に起きて、宿の外に出て目の前に広がる空と海を眺めていました。

ガイドさんとふたりで、
あーいい天気やー。晴れてよかったなぁー。なんて言いながら、伸びをしながら
まったりと目の前の風景を満喫していたとき・・・


海の上をなにやら鳥さんが飛んでいるのが見えました。

「あっ!鳥!」思わず声に出してしまう私。

海鳥かな?

海鳥はだいたいいつも群れで飛んでるのに、たった1羽で飛んでるし、
それに海鳥にしちゃあなんだかやたらデカイぞ。

どんどん近づいてくるナゾの鳥。

「え?青色?いや水色?あれ?黄色?」

「え?え?めっちゃデカイ。めっちゃ尻尾長いし。」

「え?え?え?なに?コンゴウインコみたい。」

そんなはずはないと思いながらも、思わず口にしてしまった時、

ガイドさんが、「そうです。いるんです。誰かが飼ってたコが逃げ出して、そのまま野良コンゴウインコになってしまったみたいなんです。」って。


なんと本物のルリコンゴウインコだったんです!

テレビ以外で、生でコンゴウインコがバサバサと飛んでる姿を初めて見たので、興奮しました。しかも海の上を飛ぶコンゴウインコ!

かっこよかったです。

コンゴウインコは森の中へと消えて行きました。

でも人に飼われてたコが野良生活って、他に仲間のコンゴウインコがいるわけでもないし、さみしくないのかな?ってちょっと気になりました。

でも本当にさみしいなら、その気になれば自ら集落に降りてきて、人間に近づいてくることもできるんだから、きっとこのコは御蔵島の森での暮らしが気に入ってるんだろうなぁ。と勝手に想像していました。




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