
過日、金亀亭(こんきてい)落語会へ行って来ました。
滋賀県彦根市にあります。
この落語会は不定期ですが、どういう訳か東京の噺家さんの会です。過去の出演者を思いつくままあげますと、花録さん、志の輔さん、談春さん、市馬さん等々、そうして本日の菊之丞さんと喬太郎さん。
今をときめくそうそうたるメンバーです。けれどもやはり関西人には馴染みが薄いのか、いつも満員御礼にはなりません。
志の輔さんの時などチケット発売からだいぶ経ってましたが2階の補助席でしたが買うことができました。
あの恒例のパルコ寄席のチケットを何分か何時間かで完売する噺家さんですが・・・・びっくりします。
志の輔さんを聴きに行ったあと会員になりまして、それから談春さんは一番前、今回は2列目で聴かせていただきました。
今回の演目
春風亭朝呂久 やかん
古今亭菊之丞 幾代餅
柳家喬太郎 寿司屋水滸伝
中入り
古今亭菊之丞 町の若衆
柳家喬太郎 文七元結
菊之丞さんの幾代餅は、芸風は全然違うけれど志ん朝師匠の噺をついでおられるのかな、と思わせるところが随所に見受けられました。ただ今菊之丞さんは世のおばさま方を夢中にさせておられる方だとか、確かに色っぽいお方です。前のご婦人は手を胸の前で合わせ、うっとりと聴いておられました。
喬太郎さんは初めて聴きました。この方は新作落語一辺倒だと勝手に決めていましたですので文七元結が始まったときはビックリしました。聴かせましたね~ もともとお芝居でもある噺なので多少芝居がかっていても良いでしょう。
場内はしわぶきひとつ聞こえないまさに水を打ったよう。噺は知っているのにのめり込んでしまいました。
来年2月にはなんと!(どういう意味か)志らくが出演だそうです。
好き嫌いでいうと○○○ですが、食わず嫌いもいけませんのでこの機会に聴いておこうかな、と思っている次第です。