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ブクログより
この作家さんが芥川賞を受賞したときから、気になっていたがやっと読むことができた。
外国の人が日本語で執筆し、日本のもっとも有名な文学賞を受賞するという快挙を成し遂げた作者に興味があった。
最近、新聞で特集が組まれていて、そのプロフィールを読みますます興味がわいた。
その内容は、日本人以上に日本語を駆使して(芥川賞をとるぐらいだから)貧しい農村の一少年が、あるチャンスをものにしてというサクセスストーリーかと思いきや、あれよあれよと道が外れていく展開に目が離せなくなる。
中国人の日本人に対する見方、日本人が中国人に対する見方を一方的に中国人である作者が描いているわけだが、まあ大雑把に言えばお互い様と言うところかな。
日中にしても、日韓にしても根深い難しい問題はこれからも続いていくだろうけれど、個人的にはその中でも良いものは良い、と取り入れていきたいなと思う。
獅子頭 / 楊逸(ヤンイー)
★★★☆☆