ブクログより
みをつくしシリーズの文中に出てくる料理のレシピ本です。
毎回、毎回季節季節のおいしそうな料理が出てくるのです。
小説では、主人公の澪が作るのですが、作者の高田さんが試行錯誤して実際に作っておられたんですね。
材料はきゅうりや里芋や旬の魚など、どこででも手に入るものを、工夫して手を尽くして、毎回訪れる人をあっと驚かせるのです。
ネーミングにも凝っていて、「忍び瓜」とか「はてなの飯」だとかどんな料理だろうと想像を掻き立てられます。
本作では、写真も載っているのでなるほどなぁと納得のいく料理もあります。
レシピの合間、合間に作品の成り立ちや、作者の思い入れや、読者に対しての気持ちなど、高田さんの思いがつづられていて、シリーズのファンにとっては大変興味深いものです。
これはぜひ手元において、季節ごとにぱらぱらと眺めながら、作ってみたいです。
さしずめ今の時期、里芋の黒胡麻あんなど、おいしそ~
みをつくし料理帖 / 高田郁
★★★★☆
「フォックスフェイス」花材などに使います。畑になってるの初めて。
茄子科なんです。花は茄子っぽい。