ブクログより
「あん」和菓子の餡のことでしょうね。
読み始めて主人公の名前が「千太郎」というのがますます餡との結びつきの強さを感じました。
というのは京都に「仙太郎」という和菓子屋さんがあり、そこのつぶ餡が素晴らしくおいしいのです。
最中など、最中を食べているのかつぶ餡を食べているのかわからないくらいの存在感です。
もしやそこからのネーミングかと作者のプロフィールを見てみましたが、特に京都にゆかりのある方ではないので偶然なのでしょうか。
また作者のドリアンさん・・・アン・餡です。
以上、本文とは関係ありません。
主人公が一人で切り盛りするどら焼き屋さんに、一人のおばあさんがやってきて、餡作りに雇ってくれと言います。
餡を変えたことで、おいしくなったどら焼き。繁盛するお店のほのぼの心温まる話かと思いきや・・・
おばあさんにも、店主にも重くてやるせない過去があり、いまもずっと引きずり、抱えながら生きている、という予想を裏切る展開となっています。
甘くておいしい餡が、人々を幸せにしてくれる、そんな話を想像していたのですが。
起きてしまったこと、済んでしまったことは仕方がないにしても、残された未来に希望を見出すような結末が少しだけ見られることが救いでしょうか。
あん / ドリアン助川
★★★☆☆
先日、愛知に行った帰りなぜだか?御在所SAに立ち寄った時、見つけました。
かわいい~~ ご当地ラーメン、この他にも各種みそ味のラーメンなど、愛知ならではの珍しいのがいっぱい。
スープは、みそ味、塩味、しょうゆ味と三種類。
国内産材料使用というのもうれしいです。
キリンの首のように、ほそ~く、誰からも愛されるようにとのネーミングだそうです。
今度、もっとゆっくり行ってみよう。御在所SA。