今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

本読みです。

2016年11月08日 | 「図書ボランティア」のひきだし
2学期の本読みです。
6年生に行ってきました。高学年になるとほんとに本選びがむつかしい・・・
うさぎさんが・・・きつねさんが・・・なんていうのはもうだめだし、かと言って朝からあまりシリアスなのもちょっと白けてしまうし、
やっぱり楽しいのがいいですね。

そこで1冊目

ブクログより


言葉遊びです。
いとう君が歩いているとイカに出会いますが本当はスイカだというのです。
スが取れてしまったイカ、スがくっついた、いとう君。ウまで取れてしまったいとう君。
さてイカは無事スイカに戻れるのでしょうか、いとう君は元に戻れるのでしょうか・・・

言葉の頭や終わりに一字くっつけるだけで全く別のものになってしまう、という楽しい本です。




同じく。


長谷川さんの作品なので楽しいお話しかな、と思いますが、実はかなりシリアス、意味深い内容です。
ぼくがラーメンたべてるとき、となりのミケがあくびした、となりのミケがあくびをしているときそのとなりのみっちゃんがピアノをひいた。
みっちゃんがピアノをひいているとき、となりまち男の子がバットを振った・・・・
とこんな調子で、ず~とず~ととなり、となりと続いていき、後になってくると隣の国、もっと遠い国にまで行き、子供たちも遊びではなく、
牛を引いていたり、水を汲んでいたり、赤ん坊をおんぶしていたりします。
最後はちょっと衝撃的ですが、ここで長谷川さんが言いたいこと、もちろん大人にはわかります。
子供たちにも高学年になったらわかるかなと選んでみました。

読み終わって、「みんなは、ラーメンが食べられたり、野球ができたり平和な国に生まれてよかったね」などと余計な感想を述べることは致しません。
私は、ただ本を読むだけです。



平成28年10月11日(火) 6年1組

ほんとはスイカ  / 昼田弥子
ぼくがラーメンたべてるとき / 長谷川義文

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