今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

図書ボランティア始まる。

2014年05月13日 | 「図書ボランティア」のひきだし
新学期になり、今年も図書ボランティアをすることになりました。
今年は、3年生と4年生、4年生ともなると本選びに困ります。繰り返しのお話(うさぎさんが出てきて言いました・・・きつねさんが出てきて言いました・・・というような)はもう幼稚かな、と思ったり、図書館でいっぱいの本を目の前に「本が無い、本が無い」と焦りまくってました。

選んだのは

ブクログより


ごぞんじ(かどうかはわかりませんが)軽業師のそうべえが、医者のちくあん先生や、山伏のふっかいたちと、面白おかしく難題を解決するシリーズです。

今回は、月のうさぎに見込まれて、お月様の病気を治しに行く、というお話。
「あんたぁ、大きな仕事やで、お金た~んともろたさかい、あのうさぎについて遠いとこへいくんやで」とそうべえさんも、奥さんに取り仕切られている様子がおかしい。
ちくあん先生も、ふっかいも一緒に空に登ったそうべえはん、さてさてどうなりますことやら・・・

全編、関西弁の掛け合いで成り立っているこの話はまるで漫才か、落語のよう、読んでいても、思わずなりきって力が入ってしまいます。




ブクログより


時間が余った時のために、短いお話を用意しました。

何日も雨が降らずに、困っているある日、やかんや土瓶が集まって、雨を降らそうとがんばります。
でもどうやって?
楽しい発想、とぼけた絵、かがくいさん、最高!

4年生は「今週はこんな本を読みました」と連絡するようになっています。重複しないようにとの配慮ですが、それらを見せてもらうとみんな上手に本を見つけてくるなぁ、といつも感心してしまいます。
次は7月です。いまから注意して探しておかないと。


平成26年5月13日(火)
4年2組

そうべえまっくろけのけ / 田島征彦
もくもくやかん     / かがくいひろし





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御池 T字尾根

2014年05月09日 | 「山」のひきだし


花の追っかけは続くのです。
今回追いかけたのはシャクナゲ、シャクナゲは見たいのですが何しろ先週の恐怖体験からまだ抜け出せず、
御池にはイル、というイメージが強いものですから、登り口ではサロンパスを貼る、ジョニー君を噴射する、虫よけを振りまく、と余念がないのです。
笑っているみんなも、それなりにガードをしているし。


最初は植林地の中を行きます。
少し肌寒くて、いいお天気でどうも今日は出そうにない感じです。
何しろ乾燥注意報が出ているくらいです。枯葉の下でひっそりしていることでしょう。



ブナの木が出てきました。新緑がきれい。


気持ちのいい木立の中を行く。



地図を見ながら、どこがT字なの?などと



イワカガミがいっぱい出てきました。


道の両脇びっしり、群生しています。まだつぼみが多い。


おくてのイワウチワも。

そうこう言っているうちに・・・きれいなピンクが。


ここにも


あっちにも


すばらしい。


見ごろです。


青空に映えて。


蕾もいっぱい。


ボタンブチが見えています。


シャクナゲの咲く快適な尾根歩きが過ぎると、きつめの登りになります。
しかし、このあたりからはスミレやニリンソウが姿を現し、いっとき疲れをいやしてくれます。


シハイスミレ


ニリンソウとスミレ


リンドウ


必死で登ってるけど、後ろすごい展望だわ。

登りきると、

テーブルランド、なんて素敵な名前。


足元は踏みつけそうなくらいのニリンソウ。


・・・アマナも。


テーブルランドから。


面白い木。

風もなく穏やかななか、ランチで~す。
乱丸さんの肉入り卵うどんの上に、なんと福ちゃんの山菜のテンプラ乗せというこの上ない豪華なうどんのできあがり。
こんな山の上で、衣ぱりぱりのテンプラが食べられるなんて・・・
デザートは、パイナップルとみかんゼリーをいただいて、今回もごちそうさまでした。


雪が降ったら絶対埋まってしまうであろう、すごく低いところにある指標。


左を見ると、藤原の天狗岩が見える。なんだかすごく近い。行ったところを別の場所から見るのってうれしいな。


あんなところを降りてきた、激下り。


土倉頂上。本日初めてのピーク。展望はないです。

下りだけれど、登ったり、下ったりを繰り返し、山だからしょうがないと言われて、まあ人生もこんなもんだなぁ、
なんて思いながら、ノタノ坂へ向かうと、またしてもこのあたりイワカガミの群生です。
まだまだ蕾が多いので、これからが楽しみです。満開になったらすごいだろうな。

今回、ちょっと迷ったけど参加してよかった~
御池のイメージを払拭するような、明るい山歩きでした。
どの花もそうでしたが、シャクナゲもどうやら当たり年のようです。こんなに何もかも当たり年だったら来年はどうなるのか、
そしてお天気も味方につけている最近の水曜会、う~んどうかこのまま続きますように・・・



駐車場に咲いていたアケビの花。


平成26年5月7日(水)晴れ

君ケ畑登り口(8:00)~T字尾根~テーブルランド~土倉山~ノタノ坂~登り口(15:30)


コメント (2)
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春の野がけ 愛宕山

2014年05月05日 | 「山」のひきだし
愛宕山へ行ってまいりました。
ご存じ、火伏の神様が祭ってある神社があり「愛宕さん」と親しまれています。

愛宕講というのがありまして、毎年代表者をくじで決めて、当たった人は代参としてお参りすることになっています。
伊勢講の代参は皆さん喜んでお参りしますが、愛宕さんは・・・たいてい敬遠されて、家族内で擦り付け合いをする家もあるとか。

5・6年前に代参に当たったお家の人と、登りました。私は代参でもないのに。
今回も代参でもないけど行ってきました。



表参道から登ります。

ず~と石段が続く道は、ちょっと山を歩くようになった今でもやっぱりしんどい。結構追い抜かれます。マイペースで行きます。


最初の休憩小屋

展望もお花もない、会話に花も咲かない(いつものことながら・・・)





休憩所の横の変木。


ちょっと展望が開けましたが、あいにく今日はまたpmが。


道が大きく崩れて補修してありました。


わ~。ここが落語「愛宕山」に出てくるかわらけ投げの場所です。
大店の旦那さんが、芸者、舞妓、幇間を引き連れて、愛宕山へ野がけに出かけ、旦那さんがかわらけの代わりに小判を投げます。拾った者にやると言われ幇間の一八が崖の下へ拾いに降りて、また上がってくるという。噺のクライマックスの場所だというのです。
前に来た時にはまだ落語を聞いていなかったので気が付きませんでした。
志ん朝さん演じる旦那さんの「狼に食われてしまえ~~」というセリフがよみがえりますねぇ。


柚子の里に降りる分岐。


この石段を登りきると神社です。最後のこの階段がつらい。


到着。
お参りをして、≪火の要慎≫と書いたお札を買います。

いつもならやれやれと休憩をして、これで来た道を帰るところですが、今回は三角点に行き、周回することにしました。コースの途中にある、月輪寺というお寺にあるシャクナゲが素晴らしいそうです。



三角点は、神社の左側をぐるっと巻くように歩き、最後のきつい勾配を登るとありました。大変わかりにくいです。
素晴らしい展望のはず、です



スミレは結構咲いていました。


下山道で。子宝もみじ。木の下のほうにコブがあって、ちょうど赤ん坊を抱いているように見える。


こんなつつじのトンネルの道を行きます。


シャクナゲの大木が見えました。月輪寺に到着。
ちょっと盛りは過ぎていました。1週間前ぐらいが見ごろだったそうです。


明智光秀が植えたとされるシャクナゲで、光秀は三回このお寺を訪れていますが、引いたおみくじは三回とも凶、だったとか。

他に、法然上人と親鸞上人ゆかりの時雨桜という山桜の木があり、ちょうど葉桜の今頃、葉の先からしずくが滴り落ちるのだそうで、お二人の別離を惜しんだ涙、と言われているそうです。


手前のが時雨桜、よく見ると滴が見えました。

ぼ~と桜を見上げていると、横に来て丁寧に説明をしてくださったのでした。お寺の方かしら・・・
境内の前が土砂崩れでひどいことになっていて、ボランティアの方が何人も、お手伝いをされていましたが、こんな山の中資材ひとつ運ぶのも一苦労、大変なことです。

これ以降の道は、月輪寺の参道になっているらしく、きれいに整備され明るい開けた道です。
降りたところを川沿いに行くと、空也の滝があるらしいのですが、今回はパス、林道を帰ります。この林道が長かった、30分、いや40分くらい歩いたかも。まあ下りだったからよかったですが。

展望はpmに邪魔されましたが、落語の道を歩き、お参りも済ませ、帰路は初めての道できれいなシャクナゲも見られました。
春の野がけ気分、味わってきました。


平成26年5月3日(土)晴れ
愛宕山(京都)

清滝登山口(7:30)~愛宕山(924m)~愛宕山三角点(890)~月輪寺(つきのわでら)~清滝登山口(13:30)











コメント (4)
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きれいな花には・・・

2014年05月02日 | 「山」のひきだし


今回はヤマシャクを見に行ってきました。
朝方まで雨降り、前日も1日降っていました、そして午後からは気温が上がる予想。
これって条件揃ってますよね?

でもまだ4月だし、まさかね?みんなも無防備だし・・・


でも一応この格好で・・・

登りだしたころはすっかり忘れていたのに・・・杉の植林地歩いて行くうちに・・・見つけてしまいました。「よりによってあなたが見つけるなんてね」慰めの言葉ありがとうございます。(T_T)


そうこうしているうちにヤマシャクも姿を見せ始め、「向こうもすごいよ!」「うん、ほんとだ・・・」テンションの低い私。




蕾もいっぱい。






点検を怠らず。


点検タイム。


せっかくのお花見山歩きに水を差すかのように、「もう十分見たから帰ろう・・・」などとわがままで、ふざけたことを言ってごめんなさい。
ギャーギャーとお騒がせしてスミマセン。反省しております。。。



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