通常慢性的な痛みは、お薬を処方してもらうのが殆どです。たとえば、非ステロイド性の消炎鎮痛薬、アスピリン、イブプロフェン、など頭痛、腹痛、筋肉痛、整理痛、歯痛など一時的な痛みによく効きます。
慢性疼痛の場合は、この消炎鎮痛剤が全く効かない場合が多いといわれています。通常行われる病院の治療では痛みに対して電気をかけたり、牽引をしたりと軽いリハビリで治る怪我や手術の対象になるような重症の痛みでは治療のすべがありますが、その中間にある、慢性の痛みや不定愁訴の痛みには治療のすべが無いのが現状です。
カイロプラクティックは痛みに対し神経に働きかけ、また脳が痛みを覚えていても、それを活性させることも可能です。
その前に、痛みについてお話します。
痛みは急性痛と慢性痛分けることができます。
急性痛というのは一時的な痛みでけがや外傷、急性の筋肉損傷などでおこります。急性の痛みを感じたとき、身体を通じ痛みは脳の方に伝えます。痛みというストレスを受け取った脳では、その痛みを癒すためのホルモン、セロトニン、ノルアドレナリンなど身体が痛みを緩和するための化学物質を分泌し痛み施します。。これは適切な処置で組織が回復するように治療すれば、やがては消えていきます。ところが組織のけがが十分回復をした後も治らない痛みが続く場合があります。これが慢性疼痛といわれるものです。慢性になると身体からの痛みの抵抗力も低下し、ホルモンの分泌も低下します。
慢性痛は個人個人で違った原因、メカニズムがありますが身体では痛みの悪循環とよばれるサイクルがおこります。
痛みのサイクルは次の通りです。
脳が痛みを感じる→神経が緊張する(交感神経)筋肉の緊張→血流の低下→身体の筋肉、内臓などの酸素欠乏→痛みの物質産生→脳(痛み)→神経が緊張する(交感神経)筋肉の緊張→血流の低下→身体の筋肉、内臓などの酸素欠乏→痛みの物質産生→脳(痛み)→神経が緊張する(交感神経)筋肉の緊張→血流の低下→身体の筋肉、内臓などの酸素欠乏→痛みの物質産生→脳(痛み)
永遠に続きます。
痛みのメカニズムの解明が進「痛み」による刺激によって、痛みの神経回路が元にもどらない変化を遂げてしまう可能性もあることがわかってきました。長期間ずっと脳に向かって送られた痛みの信号は、「痛み」の原因が治ったあとも一種の記憶として神経細胞に残ってしまって、信号を送り続ける可能性がります。
これが、痛みを伝える神経の「可塑的変化」とよばれるもので、長く続く痛みによって体の中で起こる様々な変化のために、ささいな痛みでも激痛のように感じ本来痛みではないような信号でも痛みと感じ、痛みの回路とその治る力のメカニズムが故障をし、身体が良くなっていても痛みが記憶されてしまったように、いつまでもとれなくなってしまう、現象が起こります
カイロプラクティックでの痛みケアは、痛み対して神経通し脳や身体をリセットし身体が正常なメカニズムに戻るように活性させる薬を使わない自然な副作用の無い身体療法です。カイロプラクティックは脳を活性する痛みケアです。