院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「辛らつな読者です。」

2008年06月14日 06時40分05秒 | ノンジャンル
院長は「週間SPA」の定期購読者でかれこれ14年ほど継続して読んでることになります。

今は株関連のビジネス特集がやたらと目に付く紙面になりましたが、以前は

もう少しアングラカルチャーっぽい、アクのある特集が多く面白かったです。


SPA自体の特集記事が表紙にババン!と載りますが、この雑誌は数多くの

コラムニストの連載コラムから成り立っている部分も大きいのです。


勝谷誠彦、江川達也、鴻上尚史、神足裕司、木村和久、ゲッツ板谷、フェルディナント・ヤマグチ

この人達は比較的長く連載をもっていて、内容も好き嫌いこそあるでしょうが、

プロのモノ書きだなと思えます。

が、常にしょーもないう○こみたいな連載をしてるのもいます。


「心のコスプレ」の前田司郎、「どうかと思うが、面白い」の平山夢明、

この2大巨頭はほんとにしょーもない(笑)


15年前はあんなに面白いと思ったさくらももこのエッセイも今読むとひどくサムイのですが、

当時はさくらももこの文体自体が世の中にあまり無かったため、そういった文体に免疫がなく、

さくらももこが書いた何を読んでも面白く感じたものなのでしょう。

※東海林さだおとかを含め、さくらももこ以前にもこういった文体でのモノ書きはいたんですけどね。


ただ、そういった文体は結構マネされる傾向にあり、世の中にさくらももこ風の文体が溢れ

元々くせのあるそういった「狙い過ぎ」の文体は飽きられるのも早かったのです。

今ではさくらももこも時代に合うように、作風は残しつつ読みやすいように

変わってきてはいるようです。


そんな、狙いすぎの文体だけで面白いエッセイを書いてるつもりなのか、

実は本人も辛いけど、断れない事情でもあるのか・・・それが平山夢明の連載。

それにもまして、はなっから書くことなんて無いのに見切り発車してしまい、

心に浮かぶよしなしごとをただ書き連ねているだけの前田司郎。

そんなよしなしごとすら面白いなら鬼才なんだろうけど、寒気がするほど

ツマランから腹が立つ。


あまりにつまらんからつい毎週読んでしまうんだよね。


「あーひどい、さむすぎ!見てらんない!」って確認したくて毎回読んじゃう。

それが狙いならすごいけどね~


文を書くって行為は自分を切り売りする行為だから、自分の身の丈以上のことは

書けないんです。

そう考えると文を書くってのは怖いことなんだけど、これだけブログって言う媒体で

ものを書きたがってる人が多いってことは、自分を知って欲しい、表現したい!

という人が多いんだろうね。


院長も含め。