院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「おやりょく。」

2008年06月16日 06時32分18秒 | ノンジャンル
今日語ろうと思うのは「実家を出るまで気づかなかった親のすごさ」についてです。


これは親の内面のすごさではなく、主に「食べ物」についてなんだけど・・。

分かりやすい食べ物じゃないんです。

例えば「キャビア」とかが常にあったとかそんな話じゃなく、

今になって考えると「実家スゲー」と思えてくる食べ物。


ウチの実家には「シャウエッセン」が常にあり、その当時はおかずが

パッとしないときなんかに意識せずにモソモソ食べていたけど、自分が結婚して

買い物から料理までするようになりシャウエッセンの値段を知って、

うちの親はすごいなーと感じました。


あとは「果物の豊富さ」

それはもちろん「お中元」とかいろいろ貰い物も多かったとは思うけど、

実家にいた当時、箱に入った「桃」があってゾブゾブ食べてたし、

「デラウエア」等も豊富にあった気がします。後、苺・梨とか・・。


家を出てそれらの果物の値段を知りびっくりしました。


後、奥さんと大いに意見が一致したのがソーメンの「揖保の糸」

これまた「お中元」だと思うが、何の意識もせず食べていたソーメンの定価を

スーパーで知った時はほんとにびっくりしたね。

普通の10束入りが650円とかするのよ。 

アホか!?と。

ドラッグストアとかで無メーカーのが10束100円とかで売ってたりするのに・・。

でもソーメンなんて味変わんないだろうと以前無メーカーの安いのを買ってみたら、

全く味が違うんだよね。

こう、舌触りがざらつく感じで、「揖保の糸」のつるっとした心地良い感じが無いの・・。


誰もが実家を出て1人暮らしを始めたり、結婚したりして食品の値段を知った時、

あぁ親って実はすごかったなぁって思う事あるんじゃないかなぁ。

ずっとお金持ちで「揖保の糸」を高いと思った事が無いって人には何言ってんの?

って感じかもしれませんが・・ 


親が長年培ってきた人間関係ってのは、いくらお金が急に手元に入ってきても作れないわけで、

そういった年輪の積み重ねが「親の底力」を生んでるのかな~と感じている結婚5年目夫婦です。


20代前半の頃、新宿駅にあるフルーツの生ジュースを躊躇無く買えるようになったら

大人かな~と思っていましたが、未だにもったいないね。