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できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

前川喜平さんとの対談イベントを終えて

2018-10-28 11:02:48 | 受験・学校

昨日(10月27日)は、大阪の中之島公会堂にて、前川喜平さんの講演&平松邦夫さん、私の対談というイベントがありました。公会堂がいっぱいになるくらい、大勢の方に集まっていただいて、ほんとうによかったと思います。この場をお借りして、ひとことお礼申し上げます。

さて、ここでひとつ、昨日のそのイベントの様子について、私の立場からコメントをさせていただきます。

まず、こちらは昨日の中之島公会堂での前川喜平さんイベントの様子を録画したものです。冒頭2分程度、音声がでないそうですが…。あとの部分は大丈夫だと思いますので、よかったら見てください。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/434650?fbclid=IwAR0OeXMyOgQQR9Y5v5CE4ynrK8LbEArB5xOLweNKhIPSv0mbDTFkPE9Kbck

ちなみに、森友・加計問題の話をしたあたりから前川さん、だんだんノリノリにしゃべりはじめまして…。そのノリに輪をかけるように平松さんが質問等々を前川さんに投げかけていたものですから、私はあまりその流れを切らないように、「もっと、ふたりのおじさんを乗せていく。それで会場の雰囲気を盛り上げる」ようなトークをしています。

こういう市民集会の場で求められるトーク術と、学術的な研究の場でひとつひとつのことばの意味を吟味し詰めるようなトーク術とは、やはり、ちがいますからね。

特に昨夜などは「大阪の教育がこんなにひどい」「維新ってやっぱり公共的なものをこわしてきただけなのか」ということについて、参加者の理解を深めていただく(「やっぱり、そうか」という認識を含めて)。その上で、「こういう現状、みんなでなんとかしなくちゃいけないよね」「ここからひとりひとり、まちのなかでできることをやってきましょう」ということを確認する。そのことが大事だな~って思ったものですから、あえて学術的な研究の場みたいなトーク術は「封印」しました。

それでも、前川さんが「自立した個人」という言葉をつかったところには、いろいろとひっかかるものがあったので、「前川さん自身はどう考えているの?」と聴きたくて、3人で話すところで聴いてみたりもしました。と申しますのも…。

「自立した個人」が国家をつくる…という発想。これって実は、明治維新の頃、福沢諭吉あたりが言い始めて以来、ずっと日本の近代公教育が抱え込んできた課題なのではないかと。また、この「自立した個人」の中身や、その個人がつくりあげていく国の方向性をどう考えるかによっては、「この国、どっちに転ぶかわからないぞ」と。

たとえば、「自立した個人」は「国の福祉施策などに頼らず生きていくことのできる人」と考えれば、いわゆる「新自由主義」的な行財政改革を下支えして、「お国にもの申さず、なんでも自己責任で引き受けて、ひたすらがまんする」ような人物像も浮かび上がってきますよね。

あるいは、その「自立した個人」なるものが「祖国を守る」と考えていけば、これ、「富国強兵」政策の土台にもなれば、「国民皆兵」の基盤にもなるのではないかと。

そう考えると、明治維新から150周年を祝っているような人びとの発想と、この「自立した個人」に対する考え方との親和性もでてきますよね。

昨日の中之島公会堂でのイベントで、前川喜平さんは何気なくこの「自立した個人」が国家をつくる…という趣旨の話をされたのですが、私、ここがやっぱり気になるんですよね。

実はイベント前に前川さんの本を4冊読んでいるんですが、理論的にはずっとこのあたり、気になっています。

前川さんご自身は福祉国家的といいますか、戦後民主主義的な解釈で「自立した個人」について考えておられるようです。たとえば前川さんは、基本的人権のなかでも「思想・信条の自由」みたいなものを基盤に置き、社会保障などで暮らしを支えられている人であったとしても、ものの見方・考え方の面での「自立」を大事にするという発想を抱いておられるわけですが…(そこを昨夜、私は質問してみたわけです)。

でも、臨教審以来の約30年間のこの日本の教育改革の歩みのなかで、はたして本当に前川さん的なイメージで「自立した個人」像が創出されてきたのかどうか。そこはきっちり、検証しておく必要があるのではないかと思いました。

具体的にいうと、この約30年間の教育改革の歩みのなかで、「ある改革構想に一見リベラルそうなことばをちりばめておくことで、前川さん的なリベラル派の文部官僚を含めて人びとを納得させた上で、実はあとから政治や行政の力で別の人間像をさしこんで、当初構想していたのとは全然ちがった性質をもつものにする」という、そんな「悪巧み」をすることも可能だなあ…。もしかしたら、臨教審以来の約30年間、そんなことの連続だったのでは? なにしろ「日本国憲法変えられないなら、まずは解釈変えよう」をやりつづけてきた政府だったわけだからねぇ。そういう「悪巧み」をされた部分はなかったのかどうか、きっちり検証しておかないと…。そんなことも、ちらっとアタマによぎったのでした。

ついでにいっておくと、「人権」や「民主主義」という言葉についても、新自由主義的な理解や国家主義的、新保守主義的な理解もできれば、戦後民主主義的な理解もありうる。そう考えると、「一見、価値あることばであっても、誰が、どのような意図でそのことばを使っているのか。ひとつひとつ、ことばの中身をよく吟味しておかないと、とんでもない方向に引きずられるぞ~」と思ったりもしたのでした。

ただ、昨日のイベントはこうした教育学の理論的な話や、私の興味関心に即して話を詰めることよりも、まずは「大阪の教育、おかしいぞ」と感じる人々が集まって、「このままではいかんぞ!」と思って、動き始めることを大事に考えました。

きっと前川さん的な「自立した個人」が国家をつくるという発想も、そうした「行政(特に国)に対してもの申す個人」が「国家のダメな部分を是正する」というイメージがどこかにあるのだと思います。そう考えると今後、もう少し、このイメージを強調する言葉を創り出せないかな…なんてことも思ったりもしましたね。

以上が、昨日の前川喜平さんのイベントに出た私の感想です。




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10月28日のプリキュアの話です。

2018-10-28 10:10:25 | プリキュア話

おはようございます。

最近、どうも取材前に私のことを調べている新聞記者さんとか、あるいは講演依頼をされる教育行政の方などが、このブログを見ておられるようですね。そのせいか、マスコミ関係の方や教育行政の方などから、「住友さんって、プリキュア好きなんですね」と声をかけてくださる機会が増えました。たいへん、ありがたいことです。

まあ、この話はさておき、今日の放送分のプリキュアのこと、コメントしておきます。

まず、昨日から劇場版映画が公開されています。そのためこれから1か月間くらい、劇場版映画の予告編を兼ねたオープニング映像が流れます。私の見る限り、今回のオープニング映像にも総勢55人のプリキュアが、何らかのかたちで登場していたように思います。どうやらギネスブックにも「世界一の数のマジカル戦士」といって、プリキュアたちが登録されたようですし…。
それから本編の内容ですが、やはり10月末というと「ハロウィーン」ということで、プリキュアたちの暮らす街でのハロウィーンの仮装パレードが舞台になっていました。

「この仮装パレードにどんな衣装を着てでていくのか?」をプリキュアたちで話し合っていくなかで、「はぐたんは何が着たいんだろう?」と、はなちゃん(キュアエール)は思うわけですね。それで、はなちゃんがはぐたんに聴いてみると…。「ぷいきゅあ」と言う。このところ、今年の放送開始当初は赤ちゃんだったはぐたんが、よちよち歩きをはじめ、2語文くらいのお話をしはじめて…。それではぐたんには「ぷいきゅあ」の衣装を着せて、みんなで仮想パレードに行こうとしたとき、はぐたんの姿に女神? 他のプリキュア?の姿をハリーが見てしまった、という展開ですね。

どうも今日の本編の展開ですと、ハリーには何か、過去のつらい記憶がある様子。ハロウィーンのお祭りで盛り上がる人びとを見て、ふと何気なく暗い表情を見せてる。そんなハリーの様子にはなちゃんが気付いて、声をかけるという場面もありましたので。

その一方で、クライアス社なんですが。どうやら人手不足が深刻で、社長室長のリストルが辞めていったダイガンをスカウトに来てましたね。ダイガンは、同じようにクライアス社を辞めたパップルやチャラリートといっしょに会社をつくっていて、今回はハロウィーンに「ちんあなごのチュロス」を売る露店を出していました。そのチュロスの上に花のような飾りをつける辛気臭い作業が嫌になってきたところへ、「もどってこないか?」とリストルが声をかけるわけです。それで、ダイガンはリストルの誘いに乗って、猛オシマイダーを呼び寄せてしまう…。

ただ、猛オシマイダーがハロウィーンのお祭りにでてきたことで、プリキュアたちはそれを逆手にとって、お祭りの出し物にしてしまう。5分間(=ダイガンの好きなセリフですが)でプリキュアたちが猛オシマイダーを倒して去っていくところを、街の人びとに見せるわけですね。

そして再びプリキュアたちに猛オシマイダーを倒されたダイガンに、パップルが「あんたのつくったチュロス、街の人に人気だよ。花の飾りがかわいいって」声をかけます。なかなか、おとな好みの味のある展開ですねえ。

というような次第で、今週のプリキュアの話、おわりです。

次回はどうやら、ハリーの過去に触れる物語になりそうですね。その伏線が、どうやらハロウィーンのお祭りで暗い表情を見せていた場面なのかと。ただ11月4日の放送はお休みで、11月11日が次回になるようですが。

 


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最近読んだ本をまとめて紹介(2751冊目~2766冊目)

2018-10-22 09:11:02 | 本と雑誌

またまた何冊か最近読んだ本がたまってきたので、ここで紹介しておきます。

2751冊目:荻上チキ『いじめを生む教室』PHP新書、2018年

2752冊目:中小路徹『脱ブラック部活』洋泉社新書、2018年

2753冊目:高良倉吉編著『沖縄問題ーリアリズムの視点から』中公新書、2017年

2754冊目:NHKスペシャル取材班『健康格差』講談社現代新書、2017年

2755冊目:宮城大蔵・渡辺豪『普天間・辺野古 歪められた20年』集英社新書、2016年

2756冊目:中川右介『1968年』朝日新書、2018年

2757冊目:桐光学園+ちくまプリマ―新書編集部編『中学生からの大学講義1 何のために「学ぶ」のか』ちくまプリマ―新書、2015年

2758冊目:森本あんり『異端の時代―正統のかたちを求めて』岩波新書、2018年

2759冊目:小早川明良『被差別の真実』にんげん出版(モナド新書)、2018年

2760冊目:北原糸子『日本震災史』ちくま新書、2016年

2761冊目:畑中章宏『天災と日本人』ちくま新書、2017年

2762冊目:河田惠昭『津波災害―減災社会を築く(増補版)』岩波新書、2018年

2763冊目:中村由一『ゲンバクと呼ばれた少年』講談社、2018年

2764冊目:神谷拓編著『対話でつくる教科外の体育』学事出版、2017年

2765冊目:山城博治・北上田毅『辺野古に基地はつくれない』岩波ブックレット、2018年

2766冊目:前川喜平『面従腹背』毎日新聞出版、2018年



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今日(10月21日)のプリキュアの話です&1泊2日で仙台に行ってました。

2018-10-21 23:36:38 | プリキュア話

昨日は仙台市内でいじめ問題を考えるシンポジウムに出て、今日は東北弁護士会連合会の子どもの権利委員会主催の学習会で、いじめ問題の調査委員会運営のあり方についてレクチャーをしておりました。

ということで1泊2日の仙台出張に行っていたので、今朝は仙台のホテルでプリキュアを見ました。

まあ、今週末から歴代プリキュア55人勢ぞろいの劇場版映画が公開されますからねえ。なので、先週に引き続き今週も、歴代プリキュアを全員出るために物語が展開して行きました。

基本的には、クライアス社のドクター・トラウムが、すべての人の時間を止める猛オシマイダーで攻撃を仕掛けてくる。それをプリキュアたちが迎え撃つ展開でした。ただ、プリキュアたちに倒されるたびに、どこからかトゲパワワを集めて猛オシマイダーを復活させたり、最後にはトラウム自身のトゲパワワを増幅させて攻撃を仕掛けるので、プリキュアは苦戦を強いられていました。

ですが、そこはプリキュアなので・・・。私たちは絶対にあきらめないってことで、勝つわけですね。

あと、ラストの場面で、ルールーちゃん(キュアアムール)とドクター・トラウムが会話をするシーンが出てきました。やはりドクター・トラウムがルールーちゃんの生みの親だったようですねえ。

そうそう、ミライブレスという新しいアイテムが出てきました。これから売り込むんでしょうねえ。

今日はこんな感じで、短めのコメントでごめんなさい。なにしろついさっき、仙台から新幹線使って戻ってきたところなので…。


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「子どもをテストで追い詰めるな!12.22大阪集会」の案内です。

2018-10-14 19:28:31 | 受験・学校

大阪市の吉村市長が今年の夏休み、大阪市の全国学力テストの結果や順位がよくないことをきっかけにして、次年度以降、教員や学校を学力テストの結果で査定し、給与に差をつけていこうとする方針を出してきました。

この問題については、すでにいろんなところで反対や疑問の声も出されているところですが…。

このたび、12月22日(土)14時から「エルおおさか」大会議室にて、「子どもをテストで追い詰めるな!12.22大阪集会」が開催されることになりました。

詳しいことは下の画像で確認をしてください。

ちなみに、私も登壇者のひとりに入っています。


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10月14日のプリキュアの話です。

2018-10-14 10:12:06 | プリキュア話

おはようございます。

今日も日曜日ですので、いつものとおりプリキュアの話から。

今月末に歴代プリキュア勢揃いの劇場版映画が公開されるので、今週・次週はどうやら、いつものHUGっとプリキュアの5人に歴代プリキュアをからませていくようですね。そうやって劇場版映画に歴代プリキュアがHUGっとプリキュアの5人といっしょに居ても、お子さまたちには違和感なく見ることができるようにしているのでしょうか…。

さて、今日は前作のキラキラプリキュアアラモードの6人、前々作の魔法使いプリキュアの3人に、キュアドリーム(プリキュア5)がセリフつきででてきました。あと、姿だけなら他にもキュアブラック・キュアホワイトも出ました。

また、さあやちゃん(キュアアンジュ)の顔を見て、「あなたCMにでてたでしょ?」という話をのぞみちゃん(キュアドリーム)がするのですが…。その会話の流れのなかで、春日野うららちゃん(=プリキュア5に登場。キュアレモネード。中学生のアイドル歌手)のこともでてましたね。どうやらさあやちゃんが出ていた野菜ジュースのCMのうたを、うららちゃんが歌っていたようです(ほんまかいな?)。

まあしかし、今日だけでプリキュア5人+6人+3人+1人=15人登場です。変身シーンだけでも何分かかるのか…。これが今回の劇場版映画だと総勢55人のプリキュア登場ですから、どうやって全員変身させるんですかね??

ちなみに、実際の物語そのものは、クライアス社の顧問ドクター・トラウムが「時間を止めたり、逆戻りさせる装置」を開発させ、猛オシマイダーといっしょに歴代プリキュアのところへ行き、時間を止めてしまう(あるいは、プリキュアたちを赤ちゃんにしてしまおうとする)。それを、今回登場したプリキュアたちが阻止しようとするのですが…。他のプリキュアたちはすでに時間を止められてしまった。だから、今回登場できなかったプリキュアたちを、15人のプリキュアで次回は助けに行こうというような、そんな流れでした。

なので、次回放送分には残りのプリキュアたち40人が出る、ということですね。でも、たぶん何人かはセリフなし、絵柄だけの登場になりそうですね。そうしないと放送時間の枠内で変身できるんでしょうか、全員?(笑)

そうそう、過去のプリキュアが登場することにひっかけて、過去の「敵」も登場していました。キュアドリームたちプリキュア5の敵・ブンビーさん。彼は「ナイトメア」という悪の会社組織の確か「課長」クラスの存在で、最初はプリキュアとたたかっていたのですが、いつの頃からかプリキュアたちを助けたりなんかして、最後はナイトメアをクビになったはず。そのブンビーさんが、「ナイトメア以上のブラック企業」のクライアス社に再就職して、ドクター・トラウムの「時を止めたり、逆戻りさせたりする装置」の組み立てを手伝わされたと。でも、その働かされ方がきつすぎて、クライアス社を逃げ出してきた。だから3日間何も食べていない…と言ってました。まあ、だからキラキラプリキュアアラモードのキュアホイップ・キュアパルフェにスイーツをつくって、ブンビーさんは食べさせてもらったわけですが…。

でも、こういうブンビーさんのエピソードで、プリキュアを見ているお父さんたち、なんかくすっと笑ってしまうんでしょうね。

あ、そうそう。この毎週、こうやってプリキュアの各回放送分へのコメントをブログに書いているのですが…。それをどうやら、私に講演依頼をする学校や教育行政の関係者などが読んでいるようです。そうすると「先週、私も娘とプリキュア見ました」とかいう話を書いてくる学校や教育行政の関係者も、ちらほら出始めております。なんか、おもしろいですね。


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10月7日のプリキュアの話です。

2018-10-07 09:17:49 | プリキュア話

おはようございます。

つい先ほど今朝のプリキュアおわりました。またいつもどおり、今日のコメントを。

まずは、この話から。今月末に劇場版映画が公開されるので、それに向けた物語の展開がはじまりましたね。次回予告では歴代プリキュアせいぞろいみたいな話がでていましたし、今日登場したクライアス社のドクター・トラウムは、プリキュアたちがいっそ赤ちゃんだったら勝てるのに…みたいなこと言ってました。映画の予告では、歴代プリキュアが赤ちゃんみたいに小さくなるようですよ。

続いて、本編の話です。今回の話は、夏休み中の出産ネタの回につながる話でした。さあやちゃん(キュアアンジュ)はその出産ネタの回のときに、産婦人科医の仕事に感動していました。そのさあやちゃんは大女優のお母さんにあこがれて、自分もテレビCMやドラマに出たりしているのですが…。今回、医療物のドラマにでることが決まって、役作りのために、夏休みに行った産婦人科で体験活動をするという、まあ、そんな展開でした。

その産婦人科でのさあやちゃんの体験活動にかぶせて、いろんなエピソードが今回、展開されまして…。たとえば、こんな感じです。

・2人めの子どもを産むために帝王切開を予定しているお母さんと、「もうすぐお姉ちゃんになるから」といって、お母さんに甘えたい気持ちをがまんする幼い女の子を出す。

・帝王切開での出産前のお母さんの不安に、さあやちゃんはネット情報を検索して「大丈夫だ」と伝えようとするけど、産婦人科医は「きっと、そんなネット情報で誰にでもあてはまることではなくて、このお母さんだからという不安がある」という話をする。

・そのとき、さあやちゃんは幼い女の子のことを思いだす。その女の子と話をすると、ドジだけどやさしいお母さんが大好きだけど、弟が生まれるからもう自分だけのお母さんじゃなくなる…と泣く。

・一方、そのお母さんは産婦人科医に、最初の子ども(=その女の子)が生まれてから失敗ばかりで、申し訳なく思っていると伝える。

・そのお母さんがいよいよ病室を出るときに、さあやちゃんがその女の子を連れていく。女の子はお母さんに「ぎゅっとして」という。お母さんは涙を流しながら抱きしめる。その様子を見て、産婦人科医が「失敗はしていなかったよ」と伝える。

・無事に出産後、お母さんが生まれたばかりの弟を抱っこしているところに自分もくっついて、その女の子が「お姉ちゃんだよ」という。

・体験活動を終えて病院を出ようとするさあやちゃん+他のプリキュアのところへ、「さあや先生!」といってその女の子がお礼を言いに来る。さあやちゃんは医者の仕事にあらためて何か感じるところを抱く。

まあ、ざっと、今回はこんな物語の展開でした。

このままだと、年末までのどこかの回で、さあやちゃんはきっと、医者になるか、役者になるか、どちらをとるのか? それとも両方を目指すのか? というような回がでてくるのではないかな…と思いますね。

それと、今回の物語のように、さりげなく「弟や妹が生まれるときの姉・兄になる子どもの気持ち」と、「そういうときのお母さんの気持ち」をちりばめているのが、やっぱり、プリキュアらしいですね。こうやって親子双方に何かぐっとくるものを描いているんですよね、上手に。

そして、「ある回で展開された物語が、別の回の物語の伏線になる」というかたちで、1年間の流れが作られている…というところでしょうか。なにしろ、夏休みの出産のときに「うるさい」と言われたドクター・トラウムですら、今回は猛オシマイダーを「静音」モードかなにかで出撃させていましたので…。


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10月20日(土)仙台市内での教育シンポジウムにて登壇します。

2018-10-06 17:31:33 | 受験・学校

昨日も10月27日(土)夜の中之島の大阪市中央公会堂でのイベントの案内(前川喜平さんとの対談)を流しましたが、今度は10月20日(土)午後、仙台市内で行われる教育シンポジウムの案内を流します。

詳しいことは画像を見ていただきたいのですが…。

「いじめ」問題を考えるシンポジウムで、いじめ自死のご遺族といっしょに登壇する予定です。

ぜひぜひ、お近くの方、ご参加いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。


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10月27日(土)中之島の大阪市中央公会堂で前川喜平さんと一緒に登壇します。

2018-10-05 20:57:08 | 受験・学校

今度は10月27日(土)のイベントの案内です。

大阪を知り・考える市民の会主催で、10月27日(土)18時半から、中之島の大阪市中央公会堂で、「前川喜平さんと考える公共と教育の“未来図”」というイベントがあります。

定員1000人で入場無料、ただし事前予約制です。

詳しいことは案内(画像)で確認してください。

ちなみに、前川喜平さんといえば、あの元・文部科学事務次官。

私は司会進行の平松邦夫さん(元・大阪市長、今は公共政策ラボ代表)といっしょに登壇して、前川さんの講演内容にいろいろと質問・意見をふっかける役です。

ところで、前川さんと私とでは、たとえば大川小学校の件ではずいぶん立場や意見がちがうわけですが(下記の河北新報の記事を参照)。

<大川小・止まった刻>専門家2氏に聞く/遺族の知る権利尊重を 京都精華大教授 住友剛氏 (河北新報、2018年4月21日)

https://www2.kahoku.co.jp/member/spe1193/20180421_03.html

<大川小・止まった刻>専門家2氏に聞く/事実認定、報告書が限度 前文部科学省事務次官・前川喜平氏

https://www2.kahoku.co.jp/member/spe1193/20180421_04.html

でも、たとえば「道徳の教科化」や「教育基本法改正」に対する思いなど、いまの安倍政権のすすめる教育改革の問題点等々については、考えの一致するところもあります。

たとえば、次の前川さんのお話に関する記事などを読むと、私も「さすがにこの教育勅語の扱いに関する文科大臣や政権与党の文科省への対応、ひどすぎるな。これは前川さんのおっしゃるとおり」としか思えないわけでして…。

 

「文科相に書き換えさせられた」 教育勅語めぐり前川さん明かす(47NEWS、2018年10月5日)

https://this.kiji.is/420827856702686305?c=39546741839462401

そんなわけで、今回は大阪府・市の学校をめぐって起きていることをふまえつつ、「教育と公共」について、前川さんといっしょに意見交換をしてみたいと思います。

ぜひぜひ、参加申込をしてください。よろしくお願いします。


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連続講座「子ども条例のつくり方」の案内です。

2018-10-05 19:59:23 | 私の「仲間」たちへ

今日は10月5日ですね。ほんとうは今日から「特別の教科道徳」関連の学習会があって、1泊2日で沖縄の那覇まで出かける予定でした。ですが、このたびの台風25号の接近で開催が11月末に延期になり、今日・あすとお休みになりました。日曜・月曜と併せて、久々の4連休です。

とはいえ、なんか今までめちゃくちゃ忙しかったのに、急にお休みができると、なんだかどっと疲れが出ますね。今日は朝から一日、今までゴロゴロして過ごしていた感じです。

それはさておき、今回は連続講座「子ども条例のつくり方」の案内(画像)を掲載しておきます。

私自身は全くかかわれないし、参加もできないのですが…。

でも、これまで関西で子どもの権利条約関係の活動や子ども条例のことで、いろいろとお世話になってきたみなさんが次々に登壇する連続講座なので、せめて告知だけでもお手伝いしようと思っています。

だいぶん前からチラシをいただいていたのに、告知が遅れてしまって、申し訳ないです。

すでに第1回は9月29日(土)に行われていますが、第2回が10月27日(土)で、これから以降の分の参加申込もできるようです。

詳しいことは画像でご確認ください。

ということで、みなさん、ぜひぜひ、ご参加ください。


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