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できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

本気で問われていることに応えている感じがしない?

2017-11-27 19:59:47 | 受験・学校

<大阪市>いじめ・体罰、裁判外で 第三者機関の設置要望へ

Yahooニュース 2017年11月15日付け(もとは毎日新聞のデジタル配信記事)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171115-00000067-mai-soci

こちらの記事も、2週間ほど前のものですが、紹介することがなかなかできなかったので、今日、ここで紹介しておきます。文中で私のコメントもでてきますので。

それで、以下の文章2つは、どちらもフェイスブックにはそのとき、この記事に対するコメントとして書いたものです。どちらも、大阪市のこの国への要望に対する私の批判、問題意識ですので、こちらに転載して紹介します。

○ひとつめの文章

どうも「うさんくさい」と思ったので、かなり辛口です。

一見「よさそう」で被害者家族・遺族の期待をもたせるかのような、そういう学校事故・事件の裁判外紛争対応の制度化を、大阪市が国に求めているわけですが・・・。

でも、これ、よく考えてみたら、ですよ。

「こんなの、国に解決もとめなくても、いますぐ大阪市で条例つくって、川西市モデルの子どもの人権オンブズパーソン制度を大阪市につくったら、しまいですやん」

「なんでそのことは提案しないの? 要するに国に要望書だして、努力しているフリだけ示して、ええかっこする。そのあと、国が制度つくって『やれ』というまで、待ってるだけ。自分たちの指摘されてる課題を、本気で解決する気なし」ですわ。

これ、要するに、子どものことそっちのけで、非公開の場で、保護者VS学校・行政側の法的紛争をまずは裁判外で鎮めてしまえ、それができたらOKということ。なおかつ、子どもの人権オンブズみたいに学校現場に勧告だしたり、教育行政に是正の意見表明だしたりしてバトルされるような制度にせず、ひとまず法律家主導の紛争解決機関にしておけば、教育改革の「突かれて痛いところ」には触れずに、なんか、上っ面だけなでた提案で逃げられる、と。

大阪市側が本気で、維新の教育改革の矛盾まで含めて、学校をめぐる子どもの課題の本質的な解決まで意図しているのであれば、「子どもの人権オンブズ」のモデルになるはずですよ、この提案。

それができていないって段階で、「これはしょせん、行政の顧問弁護士にとって都合のいい制度にしかならないないな~」というのが、私の理解です。

また、ことの発端が、例の桜宮高校事件訴訟での大阪市側の対応です。

刑事事件としても元顧問の有罪が確定し、懲戒免職処分まで出していながら、民事訴訟では「自殺と暴力的な指導との因果関係を認めない」などという主張をしたからこそ、大阪市側が判決で裁判所から叱られたわけですよ。

「最初から刑事事件の判決や、懲戒免職処分のこともふまえて、大阪市側としては非を認める。和解したい」

そういえば、あの訴訟の流れも変わったわけですからね。

そういう大阪市の対応が批判されたことについて、どう考えているのか?

「裁判所が指摘しているのは、制度の問題とちがうやろ~。あんたらの行政の遺族対応に臨む姿勢の問題やで」と思いますね。

そして、訴訟に至る前の段階で、遺族側に対してどこまで歩み寄り、誠意を示せることができるのか。そこできっちりと誠意を示して、遺族の納得が得られるような対応ができたら、訴訟も起きないだろうし、特に裁判外紛争対応の制度化をする必要もないわけですからねえ。なぜそこは問題にしないのかしら?

そんなわけで、「大阪市はさぁ、紛争外対応の制度化云々の話をする前に、従来の学校事故・事件訴訟での被告側弁護団や被告になった教育行政側の対応を一から問い直して、是正しろよ」と思ったりしたわけです。

そんなわけで、かなり辛口のコメントです。

ついでにいうと。

しっかり勉強して、ものを考えておかないと、この手のたちの悪い小手先の改善策にうま~く乗せられまっせ、当事者のみなさん。

○ふたつめの文章

 

それにしても・・・。

あらためて毎日新聞の記事から読んで見ても、「これ、本気で大阪市、桜宮高校事件で裁判所に指摘された遺族対応の課題、解決する気ないよな」としか思えませんね。

いろいろ理由をつけて、「国の制度の裏付けがほしいから、国に要望を出した」という時点で、とにかく「うさんくさい」としか思えませんわ。

なにしろ「いますぐ川西モデルの条例つくって(=場合によればコピペでも可)、大阪市で子どもの人権オンブズつくればええやん」ですから。

あるいは、いまのこのモデルで大阪市の条例つくって、学校事故・事件の裁判外紛争解決機関が適切に運用できるかどうか、ひとまず数年間、実験してみたらええわけですやん。

でも、どっちも本気でやらない、やりたくない。自分が何かに手を染めて、本気で解決しようという気はない。だけど、裁判所の指摘をうけて、一応、改善しているとか、努力のポーズだけ示して、注目は浴びたい。

そんなことのために「国の制度が整備されてないから」という理由をつけて、「国に対応をお願いする」というかたちにしているとしか思えませんわね、これ。



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それは調査委員会のシステムの問題? それとも担い手の問題?

2017-11-27 19:50:29 | 受験・学校

「机に大量紙切れ、高2自殺未遂 第三者委「いじめ」認定」

gooニュース 2017年11月27日付け(もともとは朝日新聞デジタル配信記事)

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASKCP6WSBKCPPIHB02F.html

私立学校で起きた「いじめ」の重大事態について、その学校が立ち上げた調査委員会が適切な対応を行い、「いじめ」の事実を認めた上で、「自殺未遂」との関係まで認定した事例です。

こういう事例があることでもおわかりかと思いますが・・・。

(1)「私立学校」だからといって、すべての学校がこのような重大事故・事件のケースについて、事実を隠蔽するかのような対応をしているわけではない、ということ。

(2)同じく学校側設置の「調査委員会」だからといって、その学校で起きた重大事故・事件について、学校側の対応の問題点等を厳しく指摘する委員会もある、ということ。

(3)となれば、「私立学校の設置だからうまく調査委員会を運営できない」とか「学校側設置の調査委員会だと公平性が」とか、よく調査委員会の制度設計について問題点が指摘されることがあるのですが・・・。でも、それは本当に「制度」の問題なのか、それともその「制度」の「担い手」の問題なのか、ということ。そこをいま一度、よく検討しておく必要があるのではないか、と私は思います。

 

ちなみに、私はここ最近の調査委員会をめぐる諸問題について・・・。

「どこまでが制度的な問題で、どこからが実際の担い手の課題意識やスキル、事実解明に対する執念の問題、あるいは設置主体の責任意識の問題なのか?」

と考えることが多々あります。

なにもかもいっしょくたにして「制度が悪い」と言うてしまうと、見えなくなるものがたくさんありそうです。



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最近読んだ本をまとめて紹介(2581冊目~2592冊目)

2017-11-27 19:24:43 | 本と雑誌

またまた、ある程度、最近読んだ本がたまってきたので、ここで紹介しておきます。

2581冊目:横湯園子・世取山洋介・鈴木大裕編著『「ゼロトレランス」で学校はどうなる』花伝社、2017年

2582冊目:(社)解放・人権研究所編『排除される若者たち フリーターと不平等の再生産』解放出版社、2005年

2583冊目:竹信三恵子『ルポ賃金差別』ちくま新書、2012年

2584冊目:竹信三恵子『これを知らずに働けますか? 学生と考える、労働問題ソボクな疑問30』ちくまプリマ―新書、2017年

2585冊目:吉川徹『学歴分断社会』ちくま新書、2009年

2586冊目:中村征樹編『ポスト3・11の科学と政治』ナカニシヤ出版、2013年

2587冊目:志水宏吉『「つながり格差」が学力格差を生む』亜紀書房、2014年

2588冊目:内田樹『街場の天皇論』東洋経済出版社、2017年

2589冊目:内田樹『日本の覚醒のために』晶文社、2017年

2590冊目:清水義晴『変革は、弱いところ、小さいところ、遠いところから』太郎次郎社、2002年

2591冊目:佐藤学・屋良朝博『沖縄の基地の間違ったうわさ 検証34個の疑問』岩波ブックレット、2017年

2592冊目:林明子『生活保護世帯の子どものライフストーリー 貧困の世代的再生産』勁草書房、2016年


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12月23日(土)夜のD-TaC集会で講演をします。

2017-11-26 19:23:37 | 私の「仲間」たちへ

年末というか、クリスマス間際の12月23日(土)夜、下記のとおりD-TaCの集会「これでええんか!大阪の『教育改革』」にて、私が話をします。

詳しいことは下記の画像とリンク先で確認してください。

一応、概要だけここで紹介しておきます。

これでええんか!大阪の「教育改革」~「君が代強制」「分断と排除」をこえて~

●日時:12月23日(土・休)18:00受付 18:30開会

●場所:エルおおさか5F研修室2

●資料代:500円

●講演:住友剛さん(京都精華大学人文学部教授)
【演題】大阪市の「教育改革」を貫く「分断」と「排除」の論理を批判する
~もう一度、学校を「人と人とがつながる場」にするために~

●現場からの報告と交流

大阪市立中学校教員 松田幹雄さん(「君が代」不起立被処分者)、他

数年来の大阪市の「教育改革」がもたらした結果は、・・・・学習成績・「全国学力テスト」は低迷を続け、逆に増大し続けるのが子どもたちの教育困難と、教職員の超過勤務・過労と、病休・退職者増という現状です。大阪、特に大阪市の「教育改革」は、もう限界を超えています。民間企業の導入(教育の民営化)で経済活性化になればよし、というのが本来の公教育では決してないならば、今こそ市民ぐるみで見直して大きなカーブを切るときです。

講演をいただく住友さんは、「大阪市の教育改革といいますか、『維新』の教育政策は、学校という場で教職員、子ども、保護者、地域住民をいろんなかたちで分断し、互いに排除したり、争わせることでエネルギーを削ぐ、その上で、自分たちの意に沿う者だけ残して、優遇していく。彼らにとっての『公教育』とは、自分たちの意に沿う者だけを調達する、そういう支配装置なのだと思います。」と言われます。そして、「私としては、これに反対してきたみなさんと、いまの大阪市の教育改革を積極的に支持する層との『断絶』。ここをどうすればいいかをいま、いちばん考えなきゃいけないな、とも思うところです。」と言われています。

卒業式に向けて、私たち市民・市民団体と学校の教職員・保護者が協力して、子どもたちの人権のために何ができるのかを、住友さんといっしょに考えたいと思います。

みなさんどなたでも、ご参加ください。

<リンク先=チラシなどのダウンロードはこちらから>

https://democracyforteachers.wordpress.com/2017/11/17/%E3%80%90d-tac%E9%9B%86%E4%BC%9A%E3%80%91%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%81%88%E3%81%88%E3%82%93%E3%81%8B%EF%BC%81%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%95%99%E8%82%B2%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%80%8D/



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12月3日(日)京都子どもネットのシンポジウムが行われます。

2017-11-26 11:32:50 | 私の「仲間」たちへ

下記の画像のとおり、12月3日(土)13時半~16時の予定で、京都子どもネット主催の「京都の子どもたちの今と未来を考えるシンポジウム」が開催されます。

今月はじめの11月2日(木)に、京都子どもネットでは子どもの権利条例学習会を行いました。私はそのときに、近畿圏各自治体での子どもの権利条例制定の取り組みや、すでに条例をつくった自治体の様子などについて話をしました。

今度はその京都子どもネットが、子どもの権利条約の趣旨に即して、京都市内の子どもたちの暮らしを見つめるために、「助産師さんから」「保育園・学童保育から」「小学校から」「養護施設から」「大学生から」といった形で、さまざまな切り口から登壇者を集めて、議論を行います。

残念ながらこの12月3日、私は参加できそうにないのですが・・・。でも、できるだけ多くの方に参加していただきたいので、広報でお手伝いさせていただきます。

このブログ(あるいはブログ記事を拡散するためのツイッター、フェイスブック情報)を見られた方、ぜひぜひ、ご参加いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。


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今日(11月26日)のプリキュアの話です。

2017-11-26 09:22:35 | プリキュア話

あらためまして、おはようございます。先ほど今朝のプリキュア、おわりました。

今シーズンのプリキュアも、今日で41回目の放送。これから来年1月末までの残り放送回数を考えると、だいたい7~8回というところでしょうか。クリスマス商戦を控えて、毎年、プリキュアの敵がマックスで強くなる時期ですね。

また、毎年この時期になりますと、1年間の物語のなかで、ひとりひとりのプリキュアがどのように成長したかを確認する回が続きます。今回からどうやらそれがはじまったようで、今日はキュアパルフェ=きら星シエル=妖精キラリンの回です。ちなみに予告編を見る限り、次回はキュアジェラート=立神あおいに光が当たる回のようです。

さて、キュアパルフェに光があたる回ということは、当然、双子の弟のジュリオ=黒樹リオ=妖精ピカリオとの関係が、今回の話の軸になります。

先週、長い眠りから復活したリオ=ピカリオですが、姉・シエル=キラリンのやっているパティスリーに、ビブリーといっしょに居候を始めます。というか、自分ももう一度、スイーツをつくりたいという気持ちがある様子です。

でも、街中のスイーツからキラキラルが奪われるという事態が起きて、リオがやったと疑われます。かつて、プリキュアたちの敵・ノワールの手下だったこともあるリオ=ピカリオは、「自分の闇は消せない」といって、街を立ち去ろうとします。

そんなリオ=ピカリオを何とか引き留めたいシエル=キラリンと、プリキュアたち。そこで、いちか=キュアホイップは、もう一度、リオ=ピカリオと向き合うために、ワッフルづくりをすすめます。それをもって、リオ=ピカリオにぶつかれ、と。

街のはずれまでリオ=ピカリオを追いかけたシエル=キラリンは、もう一度、この街でスイーツづくりをやろうと声をかけます。でもリオ=ピカリオは、自分のやったことの罪は消せない、スイーツづくりの天才・シエルを見るたびに嫉妬の闇が生まれる・・・と。そんなリオ=ピカリオに、シエル=キラリンは「罪は私もいっしょに背負う」「もう一度、この街でパティシェの修業をしよう」と言って、無事、引き留めることに成功します。

なんかこのあたりのやりとり見てますと、非行少年の立ち直りの物語みたいですねえ。まあ、毎年、プリキュアにはそういうエピソードが織り込まれている感じです。この世の中には根っからの悪人はいなくて、何か挫折等々に出会ったときに生じた心の闇が悪を引き寄せる。だから、何かのきっかけでその闇を緩和できれば、再びその人は輝くようになる。そういうのが、プリキュアの物語の背骨にあるように思いますので。

一方、街中の人々の様子が何か変だということに気付いたキュアショコラ・キュアパルフェは、他のプリキュアたちとは別に様子を探りに行きます。すると、ノワールのしもべ・エリシオにあやつられたネンドモンスターが、リオ=ピカリオのかっこうをして、スイーツのキラキラルを奪うところを見つけます。どうやら100年前に、古のプリキュアに阻まれてできなかった「世界を闇に染めること」を実現するために、ノワールたちは動いているようです。

そんなエリシオたちに、プリキュアたちはたたかいを挑みます。ですが、エリシオは先週倒されたグレイブ・ディアブルの力を吸収して、相当にパワーアップしています。なので、プリキュアたちはエリシオに圧倒されます。

でも、そこへキュアパルフェ=きら星シエルが遅れて到着。双子の弟・キラリンの心の闇は消せないだろうというエリシオに対して、それでも大丈夫だ・・・ということを言って、キュアパルフェが反撃。パルフェの反撃をきっかけに、プリキュアたちがエリシオを追い払うことに成功します。

その後、きら星シエル=キラリンが、街中の人々を自分のパティスリーに招いて、スイーツをごちそうするところがでてきます。そこにリオ=ピカリオがワッフルを焼いて、みんなに配っているところでおわりですね。

そしてラストに「夢は無限大か」といって、立神あおい=キュアジェラートがでてきたので、予告編とあわせて、「ああ、来週はキュアジェラート=あおいの回なのね」と思った次第です。


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今日(11月19日)のプリキュアの話です。

2017-11-19 09:31:36 | プリキュア話

おはようございます。今朝もいつもの日曜日と同じく、プリキュアの話から。

昨日も少し言いましたが、いよいよ年末のクリスマス商戦を控え、プリキュアの敵たちの強さがマックスになる時期。それにあわせて、プリキュアたちも新アイテムを使うようになり、それを年末に売り出す・・・というパターンですね、毎年。

さて、前回からプリキュアたちの敵・グレイブが、いちご坂の街全体を闇の力に染め、住民すべてを自分のしもべ・ネンドモンスターにしてしまうくらい強力になり、プリキュアたちが圧倒されまくっています。そこをなんとか、ビブリーやピカリオの力でしのいで・・・というのが、今回のはじまりです。

ちなみにビブリーはプリキュアたちに倒された敵で、いまは改心して、きら星シエル(キュアパルフェ)のやってるパティスリーで働いています。

ピカリオはキュアパルフェ=妖精キラリンの双子の弟。かつてはやはり敵・ジュリオ(姿は黒装束)としてプリキュアたちと戦い、倒されたあと、長い眠りについていたところから前回、白い王子様みたいな衣装で復活したのでした。

あと、ネンドモンスターは、街の人たちの姿かたちを灰色~黒っぽい色の粘土で固めてしまったもの。誰を見ても同じような姿、同じ顔ですね。個性はまったくありません。

そんなピカリオ・ビブリーたちのすすめで、プリキュアたちはいったん、グレイブの前から撤退します。その上で、ピカリオのアイデアで、まずは闇に染められてネンドモンスターになった街の人を、先にスイーツの力で救うことにします。プリキュアたちが手分けしてスイーツをつくっているその間、ピカリオとビブリーがグレイブをひきつけておくわけですね。

ところが、そのアイデアはグレイブに見抜かれ、街に残っていた食材まですべて闇の力に染められてしまいます。また、ネンドモンスターのなかに自分の父親がいることを知ったキュアホイップは、敵を倒すことがやはりできません。

そうしている間に、グレイブの力はますます強大になり、古のプリキュア・ルミエルの力を借りて復活したピカリオも、やがて倒されてしまいます。

ただ、ピカリオが今回、倒されたとき、ルミエルの思いの結晶が街中にちらばります。また、プリキュアと妖精たちの街の人を助けたいという願いが、その思いの結晶に移ります。その結晶がキラキラ光っている姿を見た街のネコたちが、どこからか果物などを集めて、グレイブに追い詰められて山にこもっている妖精たちにスイーツをつくるようすすめます。

一方、残っている力をふりしぼってプリキュアたちはグレイブにたたかいを挑みますが、やはり倒されてしまいます。それでもなお、ビブリーやキュアホイップ、キュアパルフェがあきらめきれず、グレイブに立ち向かおうとしたとき・・・。グレイブは「そのオレを見る目が嫌いなんだ」という趣旨のことを言います。

どうやらグレイブは、ワルとして力で弱いものを従え、街のなかをのし上がろうとしていたとき、街の人から冷たい目で見られ、疎外感を抱いていた様子。そんなグレイブのことを唯一認めて、お前の力はすごいと言ったのが、敵のボス・ノワールだとか。それ以来、グレイブは弱いものを強いものが支配して何が悪いと思い、弱いものを闇の力で染めようとしているようです。なんかこうやってみると、グレイブは、どこぞの地域政党の代表やってた弁護士のようです。

そんなグレイブに、キュアホイップは「そんなの、まちがっている」「みんなの思いはひとりひとりちがう。それを闇の力で全部染めようとするのはおかしい」という趣旨のことを言うわけですね。

そんなキュアホイップたちに再び力を与えたのが、先ほどの妖精とネコたち。この妖精とネコたちのつくったスイーツから、たくさんのキラキラルがあふれ出します。そのあふれ出したキラキラルの力で、ネンドモンスターの仮面が割れ、キュアホイップの父親を含む街の人たちがみんな、復活します。

そして、そのキラキラルの力を集めて生まれたのが、スイーツキャッスル。これがどうやら、今の時点では新アイテムのようですね。ただ、このスイーツキャッスルというのは、従来プリキュアのもっていたキラキラルクリーマーに装着して、その力を高める性質のもの。なので、純粋な新アイテムではなさそうなので、まだ「次」に何か、でてくるかもしれません。番組のあとのCMでも、スイーツキャッスルはキラキラルクリーマーにセットするアイテムのようでした。

まあ、このスイーツキャッスル装着のおかげで、グレイブはプリキュアたちに倒されます。ただ、倒されたグレイブの力を、もう一人の敵・エリシオが3枚のカードに吸い取って、今後、使うようですね。このエリシオとプリキュアたちのたたかいがあと今シーズン(1月末まで、年末年始の週を除く)の残り7~8回の話の柱になりそうです。


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今日(11月12日)のプリキュアの話です。

2017-11-12 19:41:33 | プリキュア話

つい今さっき、今朝のプリキュアを録画で見ました。

なにしろ昨日・今日と、地元・兵庫県の教職員組合の開催する「教育フェスティバル(教育研究集会)」に出ておりましたので。

また、先週は放送がお休みの回でしたので、久々のプリキュアになります。

さて、今日はエンディングの方から逆に、物語の流れを説明します(笑)

まず・・・。結果的には、今日から妖精のピカリオ、復活ですわ。かつてノワールのしもべ、プリキュアの敵・ジュリオ=黒樹リオになって、世界を闇のキラキラルで染めようとしていた、あのピカリオですわ。で、一度はプリキュアたちに倒されて、いちご山で長い眠りについていたわけですが。

そのピカリオが、真っ白な衣装のリオになって、長い眠りから目覚めて復活です。まあ、悪や闇に染まっていた者が、真っ白な姿になって再生される・・・という、毎年おなじみのプリキュアの物語が、今年もでてきたわけですけどね。

で、そのピカリオ復活のシーンというのが、これまた「自ら選んで闇の力に染まり、悪人になった」という敵・グレイブのパワーに、プリキュアたちが圧倒されている場面。そこで、プリキュアたちのピンチを助ける白い王子さまのようなかっこうで、ピカリオが復活するわけですね。

また、そのピカリオ復活のシーンの前に、これまた一度はプリキュアたちに倒され、今はきら星シエルのパティスリーで下働きをしているビブリーがいい働きをしていたのもよかったです。

このビブリーが、いちご山で、グレイブが生み出したネンド戦士たちから妖精たちをかばうように動きます。でも、それでもなおネンド戦士たちの力が強く、妖精たちに襲いかかろうとしたときに・・・。ピカリオが復活するわけですね。

そのビブリーが、これまた印象的なセリフを言います。プリキュアや妖精たちは、やさしさとか愛情とか、そういうものが余計な分、なりふりかまわず悪いことをする連中に対しては、どうしても弱くなる、と。ビブリー、なかなか鋭いこと言いますね。

でも、そんなビブリーがネンド戦士たちに追いつめられようとしたときに、妖精たちがみんな、一列にならんでネンド戦士たちに立ち向かおうとするのも、今日のよかった場面です。そこからキラキラルが噴き出して、ピカリオ復活につながっていたりもするわけです。

では、そのネンド戦士ってなにか。これはグレイブが生み出したものです。グレイブは、自分の乗っていた車に闇の力で成長するオオカミみたいな動物・ディアブルをくっつけ、いちご坂の街中に闇の力をまきちらします。そのまきちらした闇の力に染まった人々は、みんな姿かたちを黒いネンドで固められてしまいます。だからプリキュアたちは、ネンド戦士を倒して顔面を割ったあと、そこからいちご坂商店街の果物屋さんや友達が出てくるので、戦えないわけです。

そして、なぜ妖精たちが今回、いちご山に集まっていたのかですが。グレイブたちノワールのしもべが再び力を増し、世界を闇に染めようとしていことに対して、各地の妖精が結集して、どうやって対抗するかを話し合う会議を開いていたから。そこでプリキュアと妖精が力を合わせて、スイーツの持つキラキラルの力を集めて対抗していこう・・・という話になっていたわけですね。

また、そのときに、最初にプリキュアたちとたたかったガミーという妖精(ガミーは黒いジュリオによって闇に染められていた)が、眠り続けているピカリオの復活を祈って、キラキラルのつまったスイーツを置いていく場面も描かれました。

まあ、こんな感じで、今日はエンディングの方からさかのぼる形で、今回のプリキュアの内容をおさらいしてみました。次回以降はあらためて闇の力が強力になり、なりふりかまわず攻撃をしてくるグレイブに対して、プリキュアがどうかかわるのか。そこに復活して白くなったジュリオ=ピカリオがどのように絡むのか。そして、そこに新アイテムが何か登場するのかどうか。こういったところが気になりますね。

ちなみに、ピカリオの双子の姉が妖精キラリン=人間の姿のときは天才パティシエ・きら星シエル=キュアパルフェです。


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今度、地元・西宮でも子どもの権利条例学習会をやってみることにしました。

2017-11-06 20:38:41 | 私の「仲間」たちへ

先週木曜日(11月2日)に京都子どもネットでの子どもの権利条例学習会があって、そこで関西圏のいくつかの自治体での条例の概要説明みたいなことをやったのですが・・・。

その内容が意外と好評で、休みの前日夜にもかかわらず、30人くらいの方が集まりました。

なかには、わざわざ西宮・芦屋あたりから京都まで来られた方も居りまして・・・。

そんなわけで、京都子どもネットで話した内容を若干、西宮・芦屋バージョンに手直しをして、12月2日(土)の18時~20時、西宮勤労会館4階の第7会議室で話してみることにしました。その学習会の案内文を書いたので、画像にして貼り付けておきます。

まあ、私の「独演会」みたいなものになりますね、はい。

でも、この「独演会」スタイルの学習会だと、自分が始めたいときにはじめて、続けたいだけ続けて、休みたくなれば休めるし、終わりたくなったら終了もできます。どこかの組織・団体の取り組みとして継続性が求められるわけではないので・・・。

また、別に無理して大人数を集める必要もなく、その時その時で「あっ、たまには住友の話を聴いてみようかな、今回?」と思う人だけ来てもらえれば、それでよし。私以外に来た人が2~3人の回もありだし、20人、30人という回もありだし・・・ですね。

そして、たとえば「子どもの権利条例づくりを目指す一点共闘の市民のつどい」みたいなことが、こういう学習会を土台にしてできれば・・・とも思っています。

なので、地元議会のどの会派の議員さんでも、日頃かかわっているのがどの団体・組合などであっても、保護者や地域住民、現場教職員や保育士、学生、自治体職員、研究者・専門職等々であっても、「住友の話を聴いてみようと思う人なら、だれであってもかまわない」という枠で運営していきたいなぁって思います。

まあ、そんなわけで、はじめての地元・西宮での学習会ですが、一回、やってみます。

ご参加よろしくお願いします。


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最近読んだ本をまとめて紹介(2565冊目~2580冊目)

2017-11-03 13:07:37 | 本と雑誌

またまた、最近読んだ本がたまってきたので、ここでタイトルと著者名、出版社名だけ消化敷いておきます。

2565冊目:望月衣塑子『新聞記者』角川新書、2017年

2566冊目:浜矩子『とアホノミクスの断末魔』角川新書、2017年

2567冊目:廣末登『ヤクザと介護 暴力団離脱者たちの研究』角川新書、2017年

2568冊目:明石順平『アベノミクスによろしく』集英社インターナショナル新書、2017年

2569冊目:鎌田實『人間の値打ち』集英社新書、2017年

2570冊目:河邑厚徳『むのたけじ笑う101歳』平凡社新書、2017年

2571冊目:下園壮太『人間関係の疲れをとる技術』朝日新書、2017年

2572冊目:山本博文『歴史をつかむ技法』新潮新書、2013年

2573冊目:ティモシー・スナイダー(池田年穂訳)『暴政 20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』慶應義塾大学出版会、2017年

2574冊目:平井美津子『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』高文研、2017年

2575冊目:碓井敏正『教科化された道徳への向き合い方』かもがわ出版、2017年

2576冊目:橋本健二『「格差」の戦後史』河出書房新社、2009年

2577冊目:安田浩一『学校では教えてくれない差別と排除の話』皓星社、2017年

2578冊目:木下ちがや『ポピュリズムと「民意」の政治学』大月書店、2017年

2579冊目:教育史学会編『教育勅語の何が問題か』岩波ブックレット、2017年

2580冊目:エキタス+今野晴貴・雨宮処凛『エキタス 生活苦しいヤツ声あげろ』かもがわ出版、2017年


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