できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

みなさんどうぞ、よいお年を&このお正月も年賀状は出しません。

2020-12-31 18:54:53 | 私の「仲間」たちへ

気付けば2020年の大晦日、夜7時を迎えました。今年ももう残り5時間ほどです。先日のブログ(=プリキュア話のブログ)で「後日書く」といっていたこと2つ、まとめて書いておきます。

さて、クリスマスイブに誕生日を迎えたうちの娘も、気付けばもう16歳。この新型コロナ禍を迎えた2020年3月、中学校を卒業し、4月にある高校の音楽科へ進学しました。中学校卒業時には例の安倍前総理の「全国一斉休校」要請に遭遇し、保護者の付き添いを1名に限定しての卒業式になり…。高校入学時には「緊急事態宣言」が出て、入学式ならぬ「入学行事」なるイベントで、なんとか新入生どうし及び新入生と高校教職員の顔合わせだけして、そこから約2か月近くの休校。声楽やピアノなどの音楽の実技と理論が学びたくてその高校に入った娘にとっては、約2か月近く、学校からネット配信される英国数の教材(しかも某大手受験産業が絡んでいるもの)をこなすのは、かなり苦痛だったようですね。「一日も早く、歌やピアノのレッスンを受けたい」という気持ちは募る一方だったかと思います。

でも、6月からの学校再開後は、娘は感染防止策を取りながらの高校での声楽やピアノのレッスン、さらには先輩たちの演奏会見学などにも参加したりして、今は楽しく過ごしています。特に同じ音楽科の仲間や先輩、教職員たちとの交流が深まれば深まるほど、学校に通うのは楽しくなってきたようです。どうかこのまま、無事に卒業まで過ごしてほしいと願っています。

それと、「ありがたいなぁ」と思ったのは、中学校の先生方が娘たちの卒業前に「この子たちになんとか卒業式を」とか、「最後に少しでもいい思い出を」と思ってくださって、いろんな配慮をしてくださったこと。また、高校入学時も、少しでも生徒たちにつながろうと、高校の娘たちの学年担当の教員達が連日、メール配信でたわいのないことを流し続けてくださったこと。そういうことが、娘の心には「しんどい2020年のなかでも、大事な思い出」と残ったようですね。

他方で、私のほうですが…。この2020年は春先以降、心身の不調に悩まされました。3月の後半くらいから頭痛のひどい日があったり、それがおさまったら今度はおなかの具合が悪い日が続いたり…。夏休みに入る前には、動悸のひどい日があったり…。でも、病院で検査してみたら、心臓にもアタマにも特に目立った異常はなし。そうなると「自律神経の不調」とか、「これまでの働き過ぎの疲れがどっとでた」とか、そういう状態しか考えられないということになり…。それで、今年は心療内科通いをしながら、「自分のためにも人のためにも、なるべく仕事をしない」という心療内科医の指示を守りながら、この年末までなんとか過ごしてきたというところでしょうか。

ただ、大学の仕事も前期中、私の担当科目はすべて「遠隔授業」になり、家で自分のペースを保ちながら教材(資料)や課題をつくり、ネット配信することができました。また、10月の後期開始からは「対面授業」再開ということで、「からだがうまくなじむかなぁ」と不安を覚えましたが、とにかく上手に休養をとりながら、なんとか年末まで授業をこなすことができました。「やれやれ…」というところでしょうか。

そんな状況のなか、学生たちがこの2020年後期の授業期間、大学に通い続けてくれたこと。これにはほんとうに感謝しています。とにかくこの間、学生たちが元気に大学で過ごしてくれたこと。そのことが、私にはとても大事なことのように思いました。

ちなみに、これも幸か不幸か、この新型コロナ禍の2020年。さすがに大人数を集めて何かをしたり、遠隔地まで私を呼んだり…ということができなくなった分、今まで次々に舞い込んできた講演や研修の依頼が、ほとんどなくなりました。また、2020年3月末で「学修支援センター長」としての2年間の任期を終え、再び「資格課程部門長」に戻りました。そして毎年5~6月に集中していた教育実習校訪問の仕事(場合によれば1泊2日等の出張もあり)も、あるいは教育学系の学会出張の仕事も、今年はほとんどなくなりました。その分、土日にしっかりと休めるようになった…という面があります。

というような次第で、本当にこの2020年はいろんな意味で「苦しかった」というしかない一年でした。あしたからはじまる2021年が、私にとっても、娘や妻、義母など家族にとって、さらに学生や教職員、他のみなさんにとって、そしてこの地球上で暮らすすべての人々にとって、「いい一年だった」と言える年になることを願っています。

あと、この正月も、年賀状は出しません。これで年賀状を出すのを取りやめて4年目くらいになりますが…。上記のような事情で私自身、いまは心身ともにヘトヘトになっているところから、ようやく回復してきたところです。無理はしたくありませんので、「年賀状を書くだけの心身の余裕がない」と、どうかご理解いただき、失礼をお許しください。

それではみなさん、よいお年をお迎えください。画像は先日の娘の誕生日祝いのケーキです。クリスマスケーキに、お誕生日祝いのプレートをのせただけだのようですが…。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近読んだ本をまとめて紹介(3198冊目~3215冊目)

2020-12-28 12:06:55 | 本と雑誌

このところ読んだ本の紹介が滞っていたので、年末のこの時期を利用して、いつもどおり著者名とタイトル、出版社程度ですが、以下のとおり紹介しておきます。どうしても後期の授業期間中なので、大学の授業で使う参考文献が中心になってしまいましたね。

たとえば最近読んだ本のなかに歴史関係の本が多いのも、今年度後期に「社会科地歴科教育法Ⅱ」という科目を担当して、歴史教育(日本史・世界史)関連の話をする機会が増えたことが背景にあります。前期は「社会科地歴科教育法Ⅰ」で、地理教育(自然地理、人文地理)関連の本が多かったかと思いますが・・・。

ということで、以下のとおり紹介しておきます。次にまとまって本の紹介をするのは、新しい年・2021年の1月中になるでしょうか。

3198冊目:岡裕人『忘却に抵抗するドイツ』大月書店、2012年

3199冊目:南塚信吾『「連動」する世界史 19世紀世界の中の日本(シリーズ日本の中の世界史)』岩波書店、2018年

3200冊目:上間陽子『海をあげる』筑摩書房、2020年

3201冊目:歴史教育者協議会編『すっきり!わかる歴史認識の争点Q&A』大月書店、2014年

3202冊目:河村茂雄『学級集団づくりのゼロ段階 学級経営力を高めるQ-U式学級集団づくり入門』図書文化、2012年

3203冊目:河村茂雄『学級づくりのためのQ-U入門』図書文化、2006年

3204冊目:千葉県高等学校教育研究会歴史部会編『新版新しい日本史の授業 生徒とともに深める歴史学習』山川出版社、2019年

3205冊目:千葉県高等学校教育研究会歴史部会編『新版新しい世界史の授業 生徒とともに深める歴史学習』山川出版社、2019年

3206冊目:内田雅敏『和解は可能か 日本政府の歴史認識を問う』岩波ブックレット、2015年(前に一度読んだかもしれない)

3207冊目:村上稔『買い物難民対策で田舎を残す』岩波ブックレット、2020年

3208冊目:田中治彦『成人式とは何か』岩波ブックレット、2020年

3209冊目:福島克彦『明智光秀 織田政権の司令塔』中公新書、2020年

3210冊目:中野雄『ベートーヴェン 音楽の革命はいかに成し遂げられたか』文春新書、2020年

3211冊目:浦久俊彦『ベートーヴェンと日本人』新潮新書、2020年

3212冊目:片山善博『知事の真贋』文春新書、2020年

3213冊目:申惠丰『国際人権入門―現場から考える』岩波新書、2000年

3214冊目:養老孟司ほか(朝日新聞社編)『コロナ後の世界を語る 世界の知性たちの視線』朝日新書、2020年

3215冊目:旦部幸博『珈琲の世界史』講談社現代新書、2017年


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日(12月27日)のプリキュアの話です。

2020-12-27 18:59:15 | プリキュア話

気付けば今日は12月27日。今日も日曜日なので、いつものとおり今朝見たプリキュアの話を書いておこうと思います。

その前に、簡単な近況報告を(詳しいことは、また後日書きますが)。おかげさまで年内、特に後期から開始した私の担当科目の対面授業、無事に12月25日(金)に終了しました。自律神経の不調もあって、自分の健康状態に今年の春先からかなり不安があったのですが、どうにかこうにかのりきりました。

それから、クリスマスイブ生まれのうちの娘も、無事に16歳の誕生日を迎えました。去年の今頃は高校音楽科への進学を決めて、必死になって歌とピアノのレッスンに通っていたなぁ…と。高校は冬休みに入っていますが、今日も娘はピアノのレッスンに通っています。春先の新型コロナ禍での臨時休校がありましたが、授業再開後は毎日、楽しく過ごせているようでなによりです。

さて、近況報告はこのへんまでにして、本題のプリキュアの話に戻ります。

まず、年明け1月3日は正月三が日なので放送はお休みのようですが、1月10日からはいよいよ敵のボス・キングビョーゲンたちとプリキュアたちとの最終決戦になるようですね。次回の予告編を見る限りでは、ひなた(キュアスパークル)が「ビョーゲンキングダムへの入り口」を山の中で見付けて、そこに「入りたい」みたいな話をしていたので…。今年のプリキュアも、いよいよ終わりが近づいてきた感じですね。

ただそうはいうものの、今回の話は、ちゆ(キュアフォンテーヌ)が陸上競技のハイジャンプを続けるのか、それとも実家が営んでいる女将の修業を続けるのかという「進路の悩み」の話でした。例年だと11月~12月初めくらいに出てくるような内容なので、まだ1ヵ月くらい物語の進行が遅れているような感じもするんですが・・・。

さて、上記のとおり、ハイジャンプで好成績を残して世界をめざすのか、それとも実家の旅館を継ぐのか。ちゆは「どっちもやりたい」というのが正直な思いなのですが…。でもハイジャンプの方で新聞や雑誌で注目を集めるたびに、家族はちゆにハイジャンプを続けさせたいと思うようです。特に弟のとうじくんが「僕が旅館の女将をする。お姉ちゃんは世界を目指してほしい。旅館のことは気にしないで」と言い始めたりして…。また、ちゆは番頭さんからも「とうじくんはお客さんのことを考えて、いつもがんばっている」という話を聴きます。そしてとうじくん自身も「旅館の仕事は楽しい。お客さんが喜ぶと、自分もうれしくなる。だから女将をやりたい」と言います。

一方、「これでハイジャンプに専念できる」とわりきって、ちゆは陸上部の練習に励むのですが、どうも今一つ調子がでません。「集中できるはずなのに…」と思うのですが、ハイジャンプの練習をすればするほど、旅館の女将修業のことが気になります。そんなところへ、先日海外へ旅立っていったハイジャンプのライバル・つばささんから「向こうでがんばっているから、待っている」というメールが届きます。

そんなちゆの様子を、他のプリキュアや妖精(=地球のお医者さん見習い)たちが心配そうに見つめています。妖精のニャトラン曰く、ちゆは「おかみもやりたい、でも、ハイジャンプも好き」という2つの気持ちがあってバランスがとれていたのに、「ハイジャンプだけ」になって、かえってバランスが崩れてしまったと。「でも、ひなたの姉は、家で2つの仕事を両立させている…」という話をしたとき、子犬のラテがハイジャンプの大会のためにつくった横断幕を持ってきます。「自分を乗り越える」「いまのちゆちゃんよりも、もっとすごいちゆちゃんになる」ということを、どうやらラテは他のプリキュアや妖精たちに伝えたかったようです。その横断幕を見て、ちゆのパートナーの妖精・ペギタンはなにか、思いつきます。ここでいったん、CMが入ります。

CMのあと、浜辺で「ハイジャンプで世界に行きたい! でも、旅館が好き! 女将にもなりたい!」と叫んでいるちゆが描かれます。「私はどうしたらいいの…」とつぶやいたとき、ペギタンが「やっぱり、ここか」と現れます。でも、そのペギタンが現れたときに、プリキュアたちの敵・シンドイーネが、サーファーをギガビョーゲンにして、浜辺から地球を蝕みはじめます。当然、ちゆはペギタンといっしょに、キュアフォンテーヌに変身して、ギガビョーゲンやシンドイーネとたたかいはじめます。そこへ他のプリキュアや妖精たちもかけつけます。

「私はキングビョーゲンさまだけを、いちずに思い続けてきた」というシンドイーネに対して、「一途な思いにはかなわない…」とちゆは弱音を吐きますが、ペギタンは「(女将もハイジャンプも)両方好きなら、どっちもやればいい。どっちもがんばればいい。勇気が足りないなら、僕の分をわけてあげる」と伝えます。「勇気が足りないなら、分けてあげる」というのは、かつてペギタンをパートナーに選んだときのちゆのセリフでもあります。それを聴いたちゆ=キュアフォンテーヌは、「私、やりたいことを全部やる!!」と急に元気をとりもどし、シンドイーネとギガビョーゲンに再びたたかいを挑みます。そしてサーファーから生まれたギガビョーゲンの弱点がサーフボードの動きにあることを見つけ、キュアフォンテーヌがその動きを止めます。そこから先は…。プリキュア4人の合体技・ヒーリングっとアロー登場ですね。これでシンドイーネは去り、ギガビョーゲンにされたサーファーは元の姿に戻ります。

ラストの場面ですが、ちゆはペギタンに「勇気をありがとう」と伝えます。また、旅館を営む家族にも「ハイジャンプも女将もあきらめない、両方やりたい。よくばりだけど、がんばる」と伝えます。大女将には「2つともやるのはたいへんだけど、でも、がんばりなさい」と言われます。そんな姿を、屋根裏からペギタンは「がんばれ、ちゆ、ファイト」といって見守っているのでした。

ということで、今日のプリキュアの話はおわりです。まあ、女将修業と陸上競技を「2つともやる」とちゆが言うであろうことは、ある程度予想のつく展開といえばそうなのですが…。ただ、この手の「進路に迷うプリキュア」の話は、例年だと1カ月くらい前にでてくるかなぁ。定番のクリスマスやお正月関連の話題が今回出てこなかったので、やはり新型コロナ禍での番組進行の遅れがあるのかもしれませんね。もしかしたら、お正月等々の定番の話題をカットして、放送スケジュールを短縮するかたちで、1月末でいったん今のプリキュアはおわるのかもしれませんね。そんな予感もしてきました。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日(12月20日)のプリキュアの話です。

2020-12-20 18:04:08 | プリキュア話

今日12月20日は日曜日。またまたいつものとおり、朝からプリキュアと仮面ライダーセイバーを見てました。今夜も今朝のプリキュアの話をまとめておきますね。

さて、先週も書きましたが、やはり新型コロナ禍での放送中断(=同じ話の再放送)の影響からか、今年のプリキュアは「例年だともうちょっと前の時期かなあ?」と思うような内容を、今頃やっているときがありますね。最近のビーチバレーやお勉強ネタもそうですし、今週の「秋の味覚」の話などは「先月あたりにやるべき内容では?」と思ったりもします。

ただ…。そのなかでも着々と、今年のプリキュアの「おわり」が近づいていることを、子どもたちに制作陣は伝え始めていますね。例のお勉強ネタのときにひなた(キュアスパークル)が「みんなと同じ高校へ行きたい」という話をしましたが…。今週は「地球のお医者さん見習い」の妖精さんたち(ラビリン・ニャトラン・ペギタン)が、「プリキュアたちと離れたくない。いつまでもいっしょにいたい」という気持ちと、「でも、地球のお手当が完了して、ビョーゲンズが居なくなったら、自分たちはもうここに居る必要がない」という気持ちとの間で揺れ動く。そのことを、「秋の味覚」の話に絡めて描いていました。

さて、今日は冒頭で、アスミ(キュアアース)が「すこやかまんじゅう」のお店でアルバイトをする話が出ます。行楽シーズンで人手が足りないので、お手伝いをするのだとか。そこで、のどか(キュアグレース)たちが中学校に行っている間、ラビリンたちも子犬のラテ(=ヒーリングアニマル)を連れて、秋の味覚などをめぐるツアーをやろうという話になります。

のどかたちが中学校の美術の授業でデッサンをしたり、アスミが上手に「すこやかまんじゅう」を売り込んでいるその頃…。ラテとラビリンたちは、公園でキックベースをして遊んでいます。そんなときに、ラビリンたちは観光客が投げ捨てた空き缶を見付けます。その公園に居る葉っぱのエレメントは、こういうゴミを役所の職員が片づけたり、花壇の手入れをしているという話を聴きます。

そのあと、ラビリンたちは実りのエレメントからフルーツや栗をもらって、「秋の収穫祭」をはじめます。ただ…。栗のいがにひっかかって、痛くて走り回っている姿を子どもに見つかり、ラビリンたちは捕まりそうになります。そんなときに近所の農家の人が「野生動物をむやみにおいかけたらダメ。仲良くなる方法はあるよ」と言って、子どもを止めます。それでラビリンたちは助かります。また、ラビリンはその「仲良くなる方法」といって、ぶどうなどのフルーツをあらためて農家の人にいただきます。どうやらラビリンたちは、「このまちの人たちは『地球にやさしい』人たちばかりだ」ということを実感したようです。

その一方、CM後、ペギタンは「秋ももうすぐおわりだけど、ボクたちは成長したのだろうか?」と言い始めます。「プリキュアたちに出会えてよかった。でも、来年はいっしょなんだろうか? 人間界で地球のお手当が終わったら、自分たちはここに居なくていいんだよね…」

そんなことをペギタンが言い始めたときに、プリキュアたちの敵・ダルイゼンがやってきます。子犬のラテを逃がすために、ダルイゼンにラビリン・ペギタン・ニャトランはたたかいを挑みます。また、ちょうどアスミが働いている姿を見ようとのどかたち3人のプリキュアが集まったときに、子犬のラテがアスミの店に逃げ込みます。

そして、ラビリンたちがダルイゼンとたたかっているときに、「動物をいじめるな」と言って、さっきの農家の人が現れます。ダルイゼンはこの農家の人をギガビョーゲンにして、果樹園や森の動物たちを攻撃し始めます。

「そんなにプリキュアたちといっしょがいいなら、お手当やめたら?」というダルイゼンに対して、ラビリンたちは「みんなと過ごす時間はなくしたくない。でも、みんなが大事。みんなを守りたい。だから絶対にお手当をやめない!」といって、ダルイゼンに立ち向かいます。そんなダルイゼンは、「まあ、俺がプリキュアを倒すから、お手当はできなくなる」と言い返しますが…。そこへプリキュアたち4人がかけつけ、変身します。

このあと、ギガビョーゲンが果樹園を攻撃し始めます。その果樹園を、プリキュアとラビリンたちは「ぷにシールド」で守ろうとするのですが、ギガビョーゲンの力は強くて、つぶされそうになります。それでも「絶対に負けない。思い通りになんかさせない!」と強くラビリンたちが思うことで、なんとかギガビョーゲンから果樹園を守ります。そしてプリキュアたち4人の合体技・ヒーリングっとシャワーを、ヒーリングっとアローを使ってくりだし、ギガビョーゲンを浄化して農家の人を救い出します。

ラストのシーンですが、子犬のラテの母親・ティアティーヌが登場します。実は今日の放送の冒頭でもティアティーヌがでてきて、他のヒーリングアニマルたちの傷が治りはじめていることを紹介しているのですが。ティアティーヌはラテやラビリンたちに対して、ラストのシーンで「みんなありがとう。待っていて」と言います。どうもこの先、年明けくらいの放送回のなかで、ティアティーヌと他のヒーリングアニマルたちも登場してくるのでしょうか…?

そして、栗や果物等々、秋の味覚をいっぱいもちかえったラビリンたちは、ひなたの姉が営んでいるカフェで、プリキュアたちとその果物などをいっしょに食べます。「おみやげありがとう」というプリキュアたちに対して、「みんなで秋の味覚を探しに行けるといいなぁ。フルーツ狩りしたい」とか、「お手当でなくても、行き来できるようになるといいなあ」ということを伝えて、今回の話はおわります。

まあ、こんな感じで、今年のプリキュアたちとの「別れ」が近づいていることが、今回もストーリーの中で暗示されていましたね。それとどうやら今、傷を癒して再起をしつつあるヒーリングアニマルたちが、これからラストの回に向けて、何やら動きだしそうですね。また、SDGs(持続可能な開発目標)の話を、どこか今回放送分のプリキュアは意識しているのでしょうか。ゴミのポイ捨てと空き缶回収の話、野生動物の保護の話、農家のこと等々から「地球にやさしい」なんて話がでてくるところから、そんなことをちらっと思いました。

なお、来週ですが、再びちゆ(キュアフォンテーヌ)の物語のようですね。このまま陸上競技のハイジャンプで世界を目指すのか、それとも実家の女将を目指すのか。そういう「進路」の話が中心になるようです。これも毎年プリキュアの誰かが悩む「進路」ネタで、11月後半から12月初めくらいによくある話のように思うのですが、ちょっと3週くらいずれていますね…。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日(12月13日)のプリキュアの話です。

2020-12-13 17:32:06 | プリキュア話

気付けば今日は12月13日(日)。いつものとおり日曜日なので、今朝、仮面ライダーセイバーの前に見たプリキュアの話を書いておこうと思います。

それにしても、月日のたつのは早いもので、今年ももう残り半月ほどですよね。年内のプリキュアもあと2回。例年だと、年末のクリスマスの回あたりで敵がさらに強力になり、そして年明けの4回くらいで敵のボスとプリキュアたちが対決して・・・という展開になるはずですが。

ただ、今年は新型コロナ禍での放送中断(=過去の分の再放送回)があったので、いろんな意味でスケジュールが変わってきているような印象を受けます。先週のビーチバレーの話なども、例年だと夏休みにプリキュアたちで海に出かける話がでるのですが・・・。それがこの時期にやってきた感じ。今日も番組最後に来週の予告を見たら、ヒーリングアニマルのラテ(子犬)を秋の味覚でもてなす・・・みたいなお話。なんか少し季節がズレていても、すでに作品制作が完了した回は、なんとか本編のストーリーのなかに話を組み込んで使っていくような、そんな展開にいま、なっているような気がします。

さて、今回の放送分ですが、ひなた(=キュアスパークル)の「勉強」と「友達関係」に焦点を当てた話でした。まあ、これも毎年どこかの回で、プリキュアたちの「勉強」や夏休みの宿題の話が話題になって、「勉強」が苦手なプリキュアを他のプリキュアが助ける話が展開されるのですが・・・。まあ、今回はそういう流れの話でした。

まず、冒頭でプリキュアたちの通う学校の英語のテストの結果が発表されて、のどか(=キュアグレース)やちゆ(キュアフォンテーヌ)はかなりいい点数。でも、ひなたは夜中までがんばってテスト対策やったわりには、いい点が取れなかった。それでがっかりしている・・・かと思えば、「今日は大事な友達に会うから」といって、さっさと学校から帰って行ったりしてます。

その「大事な友達」は、えりこさん。小学生の頃、えりかさんをひなたは「エリザベス」と呼び、えりこさんはひなたを「ナターシャ」と呼んでいたようです。でも、えりかさんは転校していったようで・・・。それで久々にひなたに会いに来たのですが、ひなたはちゆやのどかなど、最近の同じ学校の仲間(=プリキュアたち)の話ばかりをしてしまいます。そのせいか「エリザベスって呼ぶの、もうやめない?」とえりかさんは言って、どこかへ去って行ってしまいます。

他方で、ひなたはのどかやちゆと別々の高校に進学するのだけは「嫌だ」と思い、「勉強する」と言い始めます。別々の高校に進学したら、もう友達でいられない・・・。そのことを、ひなたは、先ほどのえりこさんとの出来事で思ったようです。でも、のどかやちゆ、アスミ(キュアアース)がひなたの家に行き、泊りがけで英語の勉強につきあうのですが・・・。「やる気はあるけど、勉強の仕方がわからない」とか、「英語の勉強のどこがわからないか、そのこと自体がわからない」という雰囲気。その様子を見ていたひなたの父親(=獣医さんです)は、「ひなたは友達をつくるのは上手。勉強は苦手だけど・・・」と一言、他のプリキュアたちに伝えます。

さて、ひなたは夜になって、のどかに「別々の学校に通っても、友達で居られるの?」と聴きます。のどかもこの春、病院を退院して、ひなたたちの通う中学校に転校してきた子だからですね。のどかは「前の学校自体、病気であまり通えなかったから、そんなに友達はいない。でも、同じ病院に入院していた仲間たちには、いまも手紙書いている」と伝えます。そんなときに、えりかさんから「またそっちに行くから、会いたいと」ひなたに連絡が入ります。ちゆは「もう一度、えりかさんと話をしてみたら?」と、ひなたに伝えます。そんなときに「エリザベスとナターシャは、永遠に親友!」と言って、引っ越すえりかさんを見送ったことをひなたは思い出します。

そして翌日、もう一度ひなたはえりかさんに会います。でも、気まずい雰囲気が漂います。そこへ、シンドイーネがメガビョーゲンを連れて現れて、ひなたたちが居る公園を蝕み始めます。他のプリキュアたちはひなたのことが心配で、隠れて様子を見守っていたのですが、メガビョーゲンが出現したので変身してたたかいはじめます。

一方、ひなたはえりかさんを連れて、ひとまずメガビョーゲンから離れて逃げます。その逃げた先で、えりかさんはひなたに「久々に会って緊張して、昨日は思うことが離せなかった。それに新しい友達のことばかりひなたが離すので、やきもちをやいてしまった」と正直に伝えます。どうやら今日は、そのことを伝えたかったようですね、えりかさん。

その後、ひなたはキュアスパークルに変身して合流。グレース・フォンテーヌ・スパークルの3人で「ヒーリングオアシス」という技を出して、メガビョーゲンを倒します。

ラストの場面ですが・・・。「ナターシャ、無事だったね」「エリザベスも」と、お互いを以前のようなニックネームで呼び合うひなたとえりかさんの姿が描かれます。「離れていても、やっぱり友達」ということは確認できたようです。ただ、のどかやちゆと同じ高校に行きたいと思い、英語のテスト勉強を必死になってがんばったわりには・・・。次のテストの出来具合も、ひなたは今一つだったようですね。そこで今回の物語は終わりました。

ということで、一応、今回の物語の紹介はここで終わりです。ただ書きながらふと気付いたのですが、上手に「そろそろ、このプリキュアたちが離れ離れになる時期が近づいていますよ・・・(今年のプリキュアも、もうすぐ終わりますよ)」「でも、離れ離れになっても、プリキュアたちはみんな、友達ですよ・・・」と、子どもたちにさりげなくメッセージを発しているような、そんな回でもありましたね。プリキュアたちの「勉強」ネタは、たとえば「夏休みの宿題が仕上がらない」なんて話にして、8月末や9月頃に入れる年もあったのですが・・・。でも、今年はあえてこの年末にもってきて、さりげなく、今年の物語の「おわり」を暗示する展開にしたような、そんな印象を受けました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日(12月6日)のプリキュアの話です。

2020-12-06 18:17:36 | プリキュア話

気付けばもう12月ですね。今日は12月最初の日曜日ということで、朝からいつもどおりプリキュアと仮面ライダーセイバー見てました。ということで、今朝のプリキュアの話を書いておきます。

さて、今朝のプリキュアの話なのですが、この年末年始の時期にしては珍しく「南の島」にプリキュアたちが出かける話です。例年、そういう話は夏休みにくることが多いのですが・・・。ただ、そういうストーリーが来ても違和感がないように、プリキュアと妖精たちが最近、テレビの青春スポ根アニメにはまっていて、そのアニメが「ビーチバレー」をテーマにしたものだという設定になっていました。また、その「ビーチバレー」の話にひっかけて、アスミ(キュアアース)やちゆ(キュアフォンテーヌ)のアスリート志向や、運動が苦手だったのどか(キュアグレース)の成長ぶり(=ビーチバレーが楽しいと言っている)様子なども描かれていましたね。要するに「ビーチバレー」でプリキュア4人のチームワークがさらに深まった・・・というような、そんな展開の物語に仕上がってました。

では、今日の話の冒頭から順を追ってみていきますと…。まずはアスミと妖精のラビリンが、「燃えよビーチバレー」という青春スポ根もののアニメを見ています。「赤道直下サーブ」なんて技も登場して、絵柄がちょっと「巨人の星」風なのですが。そのアニメを見ていて、ラビリンが「自分たちもビーチバレーをしたい」と言い始めます。ヒーリングアニマルの子犬のラテも、「がんばっているのどかたちを、南の島に連れて行きたい」といいはじめたので・・・。アスミの瞬間移動の力で、プリキュアと妖精たちは、赤道直下の南の島まで出かけて、みんなで遊ぶことになりました。そこには海のエレメントも居て、ヒーリングアニマルが来るのは珍しい、うれしい、大歓迎だということに。

プリキュアたちはちゆのリードで準備運動をして、海に入ろうとするのですが…。そこでラビリンが「ビーチバレーがしたい」と言い始めます(ラビリンを「コーチ」ラテを「監督」と呼びなさいとまで言い始めたりして…)。ここから、プリキュアたち4人のビーチバレーがはじまります。アスミとちゆは、やはりスポーツが得意なのか、上手にビーチバレーをこなします。その一方、なかなかレシーブやラリーができないのどかに対して、ラビリンはやさしくコツを教えます。その様子を見て、ひなた(キュアスパークル)は「(コーチは)もっとこわいものだと思っていた」と言います。ラビリンは「楽しければもっとやりたくなる」とひなたに伝えます。どうやらこれも、先ほどの青春スポ根アニメ「燃えよビーチバレー」のコーチのセリフのようですが…。

そんななか、お昼になっておなかがすいてきたところで…。妖精のペギタンとニャトランがバーベキューをつくっていました。それをプリキュアたちみんなで食べているときに、のどかが「ラリーをもっとつづけたい」と言います。のどかは「ボールを落とさない限りずっと続けられる。ラリーが好き」と。そんなわけで食後もビーチバレーをすることになります。

その一方で、敵のグアイワルも、この赤道直下の島にメガビョーゲンを連れてやってきます。どうやらグアイワルも「燃えよビーチバレー」の影響を受けたとうじ(=ちゆの弟)の姿を見て、メガビョーゲンをビーチバレーで特訓するつもりできたようです。そして、特訓で鍛えたメガビョーゲンを使って、海のエレメントをつかまえ、この島を攻撃し始めます。

グアイワルとメガビョーゲンの攻撃に気付いたプリキュアたちは、すぐに変身。でも、ビーチバレーのアタックをつかって攻撃するメガビョーゲンに対して、ついレシーブしたりなどして、苦戦します。それでも「鬼コーチは時代遅れ」とか言いながら、キュアグレースとラビリンが反撃。キュアグレースは球切れになったメガビョーゲンに対して、「エレメントボール」を取り出します。その「エレメントボール」をプリキュアたち4人でラリーをして、最後にグレースがアタックして、動きを止めます。そして最後はキュアグレースのヒーリングフラワーという技で、海のエレメントを助けます。

ラストのシーンですが、赤道直下の島できれいな夕日が沈む場面でおわります。そこで4人、沈む夕日を見ながら、プリキュア4人と妖精たちが手を合わせて、「プリキュア、ファイトー! オー!」と声をそろえておわりです。まあ、こんな感じで、今回はなんともまあ「夏休みくらいに放送する分のお話かなあ?」と思うような、そんなストーリー展開でした。

ちなみに次週予告ですが…。どうやらひなたの勉強というか、学業成績のことが問題になる様子。テスト対策を兼ねてみんなで集まって…というところから、パジャママーティーをやるようですね。ここへきて、プリキュアたちの仲間関係が深まる話が2回つながる感じです。そろそろ年末年始なのですが…。ラスボスがでてくるというのか、敵が最も強くなる時期を迎える話は、そのあとくらいにくるんですかね? 年明けになるんですかね? そのあたりが今、気になっています。ということで、今日のプリキュアの話、おわりますね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする