今日は7月14日ですが、まだ7月7日放送分のプリキュアの話を書いていなかったので、ここで書いておきます。ちなみに、どうやらこの7月7日放送分が1年間の放送の折り返し点になるのか、エンディングのうたがプリキュア4人のものに変わっていました。また、あとでも書きますけど、今までプリキュアたちの探していた「キラリンアニマル」も9つすべてそろっています。そして、この日の物語のなかでも、後半の物語を予感させる布石がいろいろと打ってあるような気がしました。
さて、7月7日放送分は、眠っているこむぎ(キュアワンダフル)が夢を見ているところからはじまりました。その夢は、こむぎがアニマルタウンにある鏡石の前に立っていると、鏡石が光はじめ、どこかで何かが吠えるような声がする。その声を聴いて、こむぎが「いっしょにあそぼう!」って呼びかける。そんな夢です。夢から覚めた頃、いろは(キュアフレンディ)に起こされて、こむぎはいろはに夢の話をします。そんなこむぎを、いろはは七夕の祭りに誘います。
一方、ゆき(キュアニャミー)は、まゆ(キュアリリアン)に「いっしょに浴衣を着て祭りにいこう」と誘われますが、「騒がしいのが苦手」と答えます。でも「浴衣、もう1枚あるよ」と言われ、迷うゆき。そんなとき、浴衣の着付けに現れたまゆの母。どうしよう…と迷うまゆの前で、ゆきはスッと「まゆの友達、ゆきです」と、ネコの姿から人間の姿になって、「浴衣を着せてほしい」と頼みます。そんなゆきの姿を素直に受け止め、まゆの母は「まゆとおそろいの帯だよ」といって、ゆきの着付けをします。
鏡石のまわりが七夕の祭りの場所なのですが、そこでまゆはさとるくんに出会います。ゆきの正体がまゆの母にわかったことを伝えると、それでもびっくりしないまゆの母はすてきだとさとるくんに言われます。ゆきはゆきで、さとるくんの飼っているうさぎの大福は「大物の顔つき」と言います。
そんなまゆ・ゆき・さとるくん・大福のところへ、「浴衣だと歩きづらい」といって、こむぎ・いろはが到着。浴衣姿のいろはを見て、さとるくんは顔が赤くなります。まゆは「さとるくん、いろはちゃんのこと、好きなの? そうなんだ!!」と言います。さとるくんは「このことはないしょに。いろはちゃんは、自分のことをそんな風に意識していない。だから困らせたくないし、気まずいのもいや。ないしょにしていて…」と頼みます。
そんなとき、いろはの下駄の鼻緒が切れてしまいます。その鼻緒を結び直そうとさとるくんが下駄を借ります。どうやら鼻緒の結び目がほどけただけのようで、すぐに下駄は直ります。直った下駄をさとるくんはいろはに履かせます。ここがどうも見た感じ、シンデレラのガラスの靴を履かせる場面のようで…。これから今年後半のプリキュアでは、さとるくんといろはの恋をどう描くかがひとつ、見どころになりそうです。ちなみにまゆはそんなさとるくん・いろはの姿を見て、「好きって気持ちがあふれてる~~」と感激しています。
その後、アニマルタウンの七夕は鏡石のまわりに笹を飾って、そこに短冊で願い事を書くとかなう…ということで、プリキュアたちはそれぞれに願い事を書きます。ゆきは「もう願い事はかなったから」といって、なかなか書こうとしません。まゆやいろはは「すべての困っている動物たちを助けたい」という願いを書きます。こむぎは何を書こうか、迷っています。
このあとプリキュアたちは夜店をまわって、鏡石神社にお参りに行きます。その神社には同じ中学校のカラスマさんがいて、「ここはうちの神社」と聞きます。また、カラスマさんからは、この神社には昔亡くなった動物たちの供養で、いろんな動物たちの石像が置かれていることや、山奥の遠吠神社にはオオカミの石像があることを聴きます。それを聴いてこむぎは、自分の夢で聞いた声が、オオカミの「ワオ~ン」という遠吠えの声だと気づきます。さとるくんやカラスマさんの話では、どうやらこのあたりの山にはオオカミがいたけど、100年前に絶滅して一匹もいなくなったこと、その絶滅のきっかけは病気がはやったことと、人間がオオカミを狩猟で殺してしまったことが原因だとのこと。どうやらこのオオカミの絶滅、遠吠神社などが、これから先、今年後半のプリキュアの物語のカギを握りそうです。
鏡石神社からもう一度鏡石に戻ると、石がライトアップされて光っているようです。「みんなの願いが叶いますように」という演出だそうです。そのとき、こむぎはさっき書けなかった短冊に書きたいことを書きこみます。そんなとき、空からガルガルが現れます。4人のプリキュアはさっそく、変身します。
今回は白鳥のガルガルのようで、プリキュアたちはそのガルガルを天の川の映る湖の方まで誘導します。湖にある塔の上にとまったガルガルに、まずはキュアワンダフルが元の姿にもどるように…と声をかけに行きます。でも、はじきとばされて、キュアフレンディのリボンバリアで湖に落ちる前に助けられます。そこへキュアニャミーが現れ、「話したとおりにやりましょう」とキュアリリアンに声をかけます。キュアニャミーはキラリンアニマルのコジカを呼び、そのコジカのジャンプ力などを使って、ニャミーが湖にある塔と岸辺をむすぶ橋のところまでガルガルを誘導します。その橋のところで、今度はキュアリリアンがネットを張り、ガルガルをつかまえます。そのあとは、キュアワンダフル・キュアフレンディの技でガルガルを元の姿に戻します。こうやってワンダフル・フレンディの「イヌ組」とリリアン・ニャミーの「ネコ組」に分かれていますが、だんだん4人でチームワークをつかってガルガルの相手をするようになっていますね。この4人のチームワークが今年後半、どうなっていくのか。これも物語を見るポイントになります。
元の姿に戻ったガルガルは、キラリンアニマルのスワン。「助けてもらったお礼にひと踊り」と、バレエのような踊りを見せようとするのですが、かなり疲れていて無理な様子。ただ、さとるくんが「キラリンスワンで9人め。これでキラリンアニマルが全員そろった!」と気付きます。「困っている動物たちを助けたい」という願いがかなったと、プリキュアたちは喜びます。そして、こむぎも短冊に「みんななかよし、わおーん!」って書いたようで…。ただそのころ、遠吠神社の境内で、黒く何かが光ります。こんな感じで、キラリンアニマルがみんなそろったこと、再び遠吠神社が描かれて、そこに新たな謎が潜んでいることが暗示されます。この謎が今後、今年後半の物語でどう描かれるかも注目すべきところですね。
ということで、これでひとまず今年前半の物語はおわりで、7月14日放送分からは後半の物語への切り替えが行われますね。予告編を見る限りでは「不思議なたまご」が登場することと、キラリンアニマルたちの暮らす世界・ニコガーデンの本当の姿が見えること、この2つが描かれるようです。ひとまずここで7月7日放送分のプリキュアの話、おわります。