できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

みなさん、よいお年を。

2016-12-31 17:42:57 | 私の「仲間」たちへ

気付けば今年、2016年も、残り6時間ちょっととなりました。

今は12月31日の17時45分ですね。

本当は年内に仕上げる予定の本の原稿が遅れに遅れていて、いま、挽回作業中です。

でもまあ、この年末年始の休みのうちに全体を仕上げることになりそうです・・・・。

みなさん、どうぞよいお年をお迎えください。

次にこのブログを更新するのは、おそらく年明け、1月4日頃になると思います。


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最近読んだ本をまとめて紹介(2395冊目~2404冊目)

2016-12-30 19:39:15 | 本と雑誌

またまた、最近読んだ本をタイトルや著者名程度ですけど紹介しておきます。

もしかしたら、2016年のうちにこのブログに何か書くのは、この記事が最後になるかも・・・。

(まだ12月31日が残っていますけど・・・)

2395冊目:広中一成『通州事件 日中戦争泥沼化への道』星海社新書、2016年

2396冊目:井上寿一『教養としての「昭和史」集中講義』SB新書、2016年

2397冊目:呉座勇一『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』中公新書、2016年

2398冊目:林大介『「18歳選挙権」で社会はどう変わるか』集英社新書、2016年

2399冊目:高崎順子『フランスはどう少子化を克服したか』新潮新書、2016年

2400冊目:三好春樹『介護のススメ! 希望と創造の老人ケア入門』ちくまプリマ―新書、2016年

2401冊目:NHKスペシャル取材班『震度7 何が生死を分けたのか~埋もれたデータ21年目の真実~』KKベストセラーズ、2016年

2402冊目:森川すいめい『その島のひとたちは、ひとの話をきかない 精神科医、「自殺希少地域」を行く』青土社、2016年

2403冊目:中井久夫『いじめのある世界に生きる君たちへ―いじめられっ子だった精神科医の贈ることば』中央公論新社、2016年

2404冊目:松本俊彦『もしも「死にたい」と言われたら 自殺リスクの評価と対応』中外医学社、2015年

 


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昨夜、無事に公開講座の3回目おわりました。

2016-12-24 11:53:19 | 受験・学校

昨夜、公開講座「学校での事故・事件とどのように向き合うか」の3回目がおわりました。

4回連続の公開講座のうち、私からのレクチャーの部分3回が、これでひととおり終わったことになります。

今回の講座では、まず12月23日が桜宮高校バスケットボール部主将の自死事件から4年目だ、だからどうしても今日「指導死」の話をしたかったのだ・・・ということを冒頭で話をしました。

それから、今回は「指導死」を入口にしながら、文科省が積極的にすすめる子どもの自殺予防教育の概要と、「それがほんとうに効果を発揮するためには、実は『指導死』が起きないような学校における教員と子どもの関係を実現しないといけないのでは・・・??」という話をしました。

要するに子どもが教員を含む周囲のおとなに自分のつらさを訴えたり、教員がおちついて子どもの悩みを聴くことができるような環境を整えていくということ。そういうことなしには「自殺予防教育」なんてできないわけですが、「それって『指導死』の起きづらい学校をつくるってことに重なるのでは?」ということですね。

また、学校での重大事故・事件や災害のケースと、自殺のケース。この両者には、たとえば事後対応のあり方の問題や、個々の教職員の不適切な対応の背景にある学校の実践や教育政策の矛盾、あるいは保護者や地域社会の人々の意識などの「土壌」の問題をも含めた調査・検証作業を行い、そこから改善を行っていく必要があること。要するに子どもとともに教職員(さらには保護者や地域社会)も変わっていく道筋を探る必要がある・・・ということ。

それと、我が子が自ら命を絶った遺族たちの出会い、語り合いがなければ、「指導死」という現象に気づき、それを社会的に訴えていくことはなかったのではないか、ということ。

要するに「専門家」と称する人々以上に当事者自身がいろんな課題に気づくことが多々あること。また、その当事者の課題への気づきをきちんと誰かがすくいとって、学問的に位置づけなおしていく仕事をしなければいけないこと。そんなことも、水俣病の例や過労死の例などを交えながら、質疑応答の場面で話しました。

そんなわけで、私からの公開講座でのお話は、一区切りです。

ちなみに実際の当事者の話を聴く予定の来月の最終回は、京都市内の小学校でのプール事故でお子さんを亡くされたご遺族の方に登壇をお願いしています。




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最近読んだ本をまとめて紹介(2390冊目~2394冊目)

2016-12-05 19:51:35 | 本と雑誌

ひとまず学生たちの卒論・卒業プロジェクト報告書の関係で、ここ数日のうちの読んだ本やブックレット5冊、紹介しておきます。

2390冊目:岡本亮輔『聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで』中公新書、2015年

2391冊目:酒井亨『アニメが地方を救う!? 「聖地巡礼」の経済効果を考える』ワニブックスPLUS新書、2016年

2392冊目:山本秀也『南シナ海でなにが起きているのか 米中対立とアジア・日本』岩波ブックレット、2016年

2393冊目:保坂展人『相模原事件とヘイトクライム』岩波ブックレット、2016年

2394冊目:尾関周二、環境思想・教育研究会編『「環境を守る」とはどういうことか 環境思想入門』岩波ブックレット、2016年

 


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