気付けば今日は1月31日。1月ももうおわりで、あしたからは2月。月日のたつのは早いですね。
今日も日曜日ですので、今朝はプリキュアと仮面ライダーを見てます。そのプリキュアの方の話を書いておきます。
例年ですと「次のプリキュア」が次週あたりからはじまるわけですが、新型コロナ禍の2020年の「ヒーリングっとプリキュア」は、2月末まで続くようです。道理で「なんか少し、いつもの年とはちがうエピソードがこの時期に放送されているなぁ」と思うような放送回が、年末あたりにあったわけですね。
ただ今週から、次のプリキュア(トロピカルージュプリキュア)の放送開始の告知が本格的にはじまりました。どうやらタイトルからすると、南の島とメイクがテーマになりそうな感じですねえ。なお、こちらの次のプリキュアは2月28日から放送開始のようです。
となると、いよいよ「ヒーリングっとプリキュア」も、プリキュアたちの敵・ビョーゲンズのボス、キングビョーゲンとの最終決戦がここから2月の最終回まで続きます。今日はその最終決戦の前の前哨戦で、先週のダルイゼンとキュアグレースの関係の話の続きですね。
先週、グアイワルをのみこんで復活したキングビョーゲンは、今度は自分の手下であるダルイゼンをのみこんでさらにパワーアップしようとします。ダルイゼンはそれを嫌がって逃げ出し、「自分をかくまってくれ、宿主だろ」といってのどか(キュアグレース)のところにやってきます。でも、のどかはダルイゼンを拒み、逃げ出します。「お前は俺に自分勝手だというが、お前だって自分勝手だ。自分さえよければいいのか」とダルイゼンに言われたショックをのどかは受けるのですが…。という話が、先週のストーリー。
今週はそののどかの様子が朝から変だ、朝食も食べない…ということで、のどかの両親やちゆ(キュアフォンテーヌ)、ひなた(キュアスパークル)、アスミ(キュアアース)らが心配するというところから話がはじまります。
ひなたとちゆは、のどか=キュアグレースのパートナーとして、「ラビリンだったら話が聴き出せるんじゃないか?」「ラビリンだって、のどかに聴きたいことがあるんじゃないか?」と、妖精(=地球のお医者さん見習い)のラビリンに話しかけます。ただ、ラビリンにもなかなか本心を言わないのどかですが…。
その一方で、キングビョーゲンは手下のシンドイーネに、「自分に忠実なしもべを失うのはおしい。自分に忠誠を誓わないものから力を奪い取って、自分を強化する」と伝えます。
また、ヒーリングガーデンでは、他のヒーリングアニマルたちがキングビョーゲンの復活に気付き、動きはじめます。子犬のラテ(=キュアアースのパートナー)の母親で、ヒーリングガーデンの主であるティアティーヌも「なるべく早く、傷の癒えた者、動ける者から人間界へ」と、他のヒーリングアニマルに声をかけ、なんとかキングビョーゲンの動きを食い止めようとします。
さて、肝心のラビリンとのどかの会話ですが…。ラビリンは「のどかはいつもやさしい。本当はダルイゼンを助けたかったんじゃないの? ラビリンの地球のお手当のために助けなかったのでは? ラビリンはダルイゼンをいっしょに助けてもいい。ダルイゼンを助けたほうがよかったの?」と聴きます。
でものどかは、「それはちがう。私はやさしい子じゃない。自分のことしか考えていない。ダルイゼンが体内に居て、自分が入院して苦しかったときのことを思い出すと、つらくて、怖くて、自分のことしか考えられない。もう二度と苦しい思いはしたくない」と、きっぱりとラビリンに伝えます。
「私は、ダルイゼンを助けるのは、どうしても嫌だ」とのどかがはっきりと言ったとき、ラビリンは「だったら、助けなくていい。悩まなくていい。自分を犠牲にしなくていい。のどかがいままでがんばってきたことは、よくわかっている。のどかは自分の気持ちも体も楽にしていい」と伝えます。それを聴いて、「心の肉球にキュン!って、こういうことを言うんだね…」と、のどかはラビリンに伝えます。
そして、そんな二人の様子を、子犬のラテとアスミ(キュアアース)が部屋の外からそっと見守っていて、いいタイミングで「お茶の時間です」といって、お菓子とお茶を持ってきます。
もしかしたら…。プリキュアのこれまでの歩みのなかで「この敵を助けるのだけは、どうしても嫌だ!」「自分を犠牲にする必要はない!」という会話がかわされたのは、はじめてかもしれません。これ、プリキュアは地球をお手当するけど、自己犠牲を望まないという意味では、とても重要なセリフかと思います。「徹底的に自分を大事にするプリキュア」というのも、なかなか、いい感じです。
他方、ダルイゼンは下水道管のなかで傷が癒えるのを待っていたのですが、「このまま見つかるくらいなら、もっと進化してやる」と思い、ありったけのメガパーツを自分に使い、正気を失った状態になってしまいます。その正気を失ったダルイゼンの存在に子犬のラテが気付き、プリキュアたち4人が急行。そこで変身してダルイゼンとたたかうことになります。
ダルイゼンは自分を癒してくれることを求めて、キュアグレースのからだのなかに入り込もうとする。それを他の3人のプリキュアが必死になって防ごうとします。「助けてくれ。こんなのは俺じゃない。お前だけが頼りだ」とダルイゼンは言うのですが…。キュアグレースはきっぱりと「私はどうするの? あなたは私を、地球を苦しめてきたのよ。あなたを助ける気にはなれない」「あなたのせいで私はどれだけ苦しんでいたか、あなたは全然わかっていない。都合のいいときだけ利用しないで。私はあなたの道具じゃない。私のからだも心も全部、私のもの!」と伝えます。そして、プリキュア4人の合体技を出して、ダルイゼンを浄化しようとします。
ちなみに、このキュアグレースの「私のからだも心も全部、私のもの!」というセリフも、もしかしたら、過去のプリキュアにはなかったセリフかもしれません。ここにも「徹底的に自分を大事にするプリキュア」という流れが現れているようですね。「自分を病気にしてまで、誰かを大事にする必要はない」ということ。それをきっぱりと今回のプリキュアはメッセージとして発信したようですね。
ただ…。ダルイゼンを浄化したものの、完全には浄化しきれなかった。その浄化しきれなかったダルイゼンを回収し、自分の一部に取り込もうと、キングビョーゲンが再び街に現れます。また、プリキュアに倒されたものの、一度はパワーアップしたダルイゼンを取り込んでさらに進化し、「ネオキングビョーゲン」と名乗りはじめます。そのネオキングビョーゲンの脇には、シンドイーネがつきそっています。そして怪物ネオキングビョーゲン登場の様子を、プリキュアの家族たち、街の人々がみんな目撃します。
ネオキングビョーゲンは「時はきた。地球のすべてを手に入れる」と言いますが、キュアグレースは「私たちが守ってみせる」と言い返します。「ダルイゼンを見捨てながら、よく言う」というネオキングビョーゲンに対して、キュアグレースは「ダルイゼンを追いつめたのは誰? 私はあなたを絶対に浄化する」ときっぱりと言い切ります。
・・・ということで、いよいよ最終決戦が本格的に始まりました。ただ来週は最終決戦の中盤戦で、プリキュア側もネオキングビョーゲンの猛攻に、いろいろとダメージを受けることになるでしょうね。どうやら次週予告を見る限りでは、3人のプリキュアを助けるために、キュアアースと子犬のラテになにかが起きるようですが・・・。そこに、先ほどのヒーリングガーデンの傷の癒えたヒーリングアニマル、そして子犬のラテの母親・ティアティーヌがどうかかわってくるのか、これが最終決戦の見どころになるでしょうか。
ということで、今日のプリキュアの話、おわります。