24日(日)午後、「2008年 庄内子育てシンポジウム」に参加しました。
これは、地域で子育てに携わる方々が共同で企画したもので、最初に実行委員長の大高全洋山大名誉教授から主催者挨拶がありました。
「世界の子どもたちのための平和と非暴力文化国際10年」のこと、「教育再生会議」や学習指導要領の危険な内容について指摘されていました。
続く基調報告は、4人の方からおこなわれました。
1)小学校教師の方から「子どもの学力と学校」
「PISAのいう学力とは、『人生をつくり、社会に参加する力』「県の『さんさんプラン』のすばらしさ」「創作劇、映画上映会など子どもの主体的な活動」などなど、現場の実態の即した興味深いお話でした。
2)学童保育の指導員の方から「児童の放課後の生活」
非正規雇用の増大の中で、お迎えの平均時間が遅くなり、土曜なども親の出勤時間に合わせて早く学童に来る子どもが増えている。
学童の大規模化で、起きなくてもよいけんかが起きたりして、子どもたちの心身がぴりぴりしている状況。トラブルやけんかが起こるまでの「間が短い」。
3)スポ少指導員の方から「スポーツ少年団の活動」
勝つことが目的なのではなく、子どもを育てることを目的とする活動。
4)有機農業をやっている方から「地域の農業と学校給食」
学校給食の地産地消の問題。合併後の酒田市で民間委託が進んでいること。
その後、分散会がおこなわれ、私のところは8人ほどで、「膝を交えた話」が交わされました。
全体として、鶴岡の子育ての現場がどうなっているのか、具体的な状況が交流し合われる中で、私も新しい観点を発見できたりして、非常に有意義な会でした。