4日(土)、鶴岡第二中学校の新校舎竣工式と竣工祝賀会に市議会厚生文教常任委員として出席しました。
同校校舎は、昭和33年から37年にかけて建築されたもので、何と50年も前の建物です。
保護者や地域住民の方々が、平成7年に校舎改築期成同盟会を設立して運動した結果、平成16年に改築が決定して平成18年6月着工、今年8月のグランド完成で竣工となったものです。
「何とかして!」と悲鳴が上がってから完成まで13年も要したということです。
校舎は、沢山の木が使われていて暖かみがあり、窓が多くて明るく見通しが良い他、地熱回収方式による24時間換気、冬期間に教室で暖めた空気を屋内運動場に回す簡易床暖房、雨水利用など高い機能を備えているといいます。
前にも書きましたが、合併前の旧町村では建設から30年ぐらいで大規模改修をおこなっており、50年間も校舎に手をかけずにきているのは旧鶴岡市だけです。
富塚市長もそのことにはさすがに胸が痛むらしく、式辞の中で「申し訳なく思っておりました」というようなことをボソボソッと述べていました。
ともあれ、待ちに待った校舎が立派なものとなって、関係者の方々の喜びは格別のようでした。
乾杯の後、先生方に生徒の様子などいろいろ伺うことができて大変有意義でした。
当然ながら校舎が新しくなっても、学校は苦労の毎日です。
「新しい校舎をつくってあげる」というのではなく、「老朽校舎で苦労をかけることのないように」するのが政治の務めと改めて思いました。
それから、竣工式に加藤紘一代議士本人が来て来賓祝辞を述べただけでなく、祝賀会にも出席して祝辞をおこない、暫く歓談していたのが目を引きました。
さすがに政治的な内容ではありませんでしたが、いつもと同じような「上から目線」のお話で、子どもにも、大人にも、響くものは無かったのではと思って聞いていました。
「総選挙が近いんです」ということは伝わったと思いますが。