10月11日土曜日、中央高校PTAの研修会で、「コーチング」の専門家である村田佳子さんの講演を聴きました。
村田さんは、鶴岡市出身で、現在東京の企業に所属して活躍されている方ですが、学生時代は水泳で全国10指に入るようなトップアスリートで、競技や学生生活の中での外国人との交流から国際交流に興味を持ち、JICA(国際協力機構)などで活動した経験をお持ちです。
外国人との交流という、究極のコミュニケーション活動の経験談は、非常に興味深く、思考回路を刺激してくれるものでした。
いくつか印象に残ったフレーズを記しますと、
コーチングとは、相手の主体性を引き出すコミュニケーションの手法であり、教えるのではなく、自ら学ぶことを助けるもの、基本理念は、『答は相手の中にある』。
「100以上あるというコーチングスキルの一つとして、「承認」がある。
それは、「私はあなたを認めている」ということを伝えるすべての行為、ことば。
一般に「ほめる」といわれる行為だが、ほめる行為にも「存在承認」がある。
(9月に朝暘一小の講演で聞いたお話とも通じるものでした。
http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=editentry&eid=2b931ac76b5decc8e3c090ba213f8126
コミュニケーションで気をつけなければならないことの一つは、身近であればあるほど、「考えが同じはず」と思いこんでしまうということ。
(夫婦げんかの場合は、「考えが同じはず」というより、「自分の考えをわかるはず」という勝手な期待ですかね。)
以上、お話の中から一部を勝手に引っ張り出したものですので、私の文章を見て、講師を評価などなさらないようにお願いします。
講演終了後、役員で講師を囲んでの懇親会をおこないました。
その場所でも、一人ひとりの話しを微笑みながらとても上手に聞かれる様子は、まさにコミュニケーションの専門家という感じがしました。
さすが元トップアスリートだけあって、長身で立ち姿も美しく、くっきりした目鼻立ちに笑顔を絶やさない、大変華のある方でした。
(荘内日報や所属事務所の写真は、実物に合ったものに撮り直した方が良いと、皆さんが言っていました。)
またお会いしたいものです。