さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ヒレンジャクの雄と雌

2015年04月01日 | 野鳥

ソメイヨシノが、このところの暖かさで一気に咲き始めまたので、慌てて数か所のさくら巡りをしてきました。

桜写真の整理が出来るまで、在庫から、レンジャクの第4弾を載せますね。

レンジャクは基本的には雌雄同色のため、一見したところ見分けがつきにくいのですが、初列風切り羽の形状を見ると見分けやすいかも知れません。

ヒレンジャクの写真の中に比較しやすい写真があったので、その部分をトリミングして載せてみますね。

*上記の写真は白斑の中に赤班が混じってるので、もしかしたら雌ではなく若鳥の雄かもしれません。(雌は赤班が混じってないとのこと)

雌は赤班が混じってないようなので、間違っているかもしれません。(2023年加筆)

上の写真と下の写真と良く見比べて下さい。

初列風切り羽の色の模様が違いますね。

1年目の若鳥については個体差があるので、分かり難いのですが、成鳥の雄は、初列風切羽の外弁と内弁共に白く(L字型?)、外弁先端の赤みが強いです。

反対に雌は、外弁だけが白いようです。

また、今回は正面姿の喉部分が鮮明に撮れてる写真が無かったのですが、雄は喉の黒い部分の境目がはっきりしており、雌はその境目がぼやけてることでも判別できます。

キレンジャクも、ほぼ同じような方法で雌雄の判別が出来そうですね。




また、面白いのは、同じレンジャクの仲間でも、キレンジャクのほうは、次列風切り羽の先端は白く、その先に赤いロウ質の突起物があります。(赤いヒラヒラ状のもの)

一方のヒレンジャクの次列風切り羽の先端の赤い部分はロウ物質ではなく羽毛自体の色です。

このロウ質の突起物は、羽軸の先端と外弁の一部が変化したものとみられていますが、このロウ状の物質が何の役に立つかは分かっていないそうです。






レンジャクシリーズ最後は、ヒレンジャクの飛び物です。








季節が急ピッチで進んでいく中、撮った写真の整理が追い付いてません。

今回のおまけは、そんなある日にいつもの公園で撮ったハクモクレンとコブシの花です。




上と下の写真は同日に撮ったものですが、まだ蕾状態では開花していませんでした。



そして、わずか数日のちには、満開からすでに、一部の花びらが散り始めていました。

春は駆け足で進んでるんですね。




ハクモクレンとよく似たコブシの花も満開です。



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