さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

川越「中院」の枝垂れ桜

2015年04月09日 | 
喜多院から南へ5分ほど歩くと、「中院」に着きます。

ここの枝垂れ桜も有名ですが、ちょうど見頃で、綺麗でした。

ちょうどお昼の時間だったせいか、思った以上に人は少なく、ラッキー!!



<中院>

平安時代、淳和天皇の勅許で円仁(慈覚大師)が建立し、当初は無量寿寺仏地院と呼ばれていて、もともと、中院を中心に、北院(喜多院)と南院(現在は廃寺)の三支院で構成されていました。

当初の中院は喜多院の隣にある仙波東照宮の場所にありましたが、寛永10年(1633年)の東照宮建造の折、現在の場所に移ったそうです。





枝垂れ桜を下から見上げてみます。





この中院、案外知られていないのは、狭山茶(河越茶)の発祥の地であること!!

境内にはその起源を記した石碑も建てられています。

無量寿寺建立の際、円仁(慈覚大師)が京都(比叡山)より、茶を伝え境内で茶の栽培を始めたそうで、その後、川越藩領の狭山丘陵で茶の栽培が広まりました。

狭山茶は元は「河越茶」といわれ、30年ほど前までは境内に茶畑が残っていたそうです。(ウィキペディアなどより)





赤い花はミツバツツジでしょうか。



また、中院は、島崎藤村の義母・加藤みきの墓があり藤村は頻繁に訪れた事でも有名です。

ちなみに、島崎藤村の妻となった加藤静子は、ここ川越の出身だそうです。





そろそろお腹もすいてきたので、再び喜多院へ戻ることにします。
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