さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

幽霊の木?

2019年05月17日 | 
4月29日、2か月ぶりでしょうか!久しぶりにM公園をのんびり散歩です。
公園は、すっかり新緑から深緑へ変わってました。この日は暖かくて、夏のような草いきれを感じるほどです。
春風邪を引いてるうちに、すっかり季節も初夏の陽気に・・・・・

ハンカチノキはすでに花も散る寸前で、長く垂れ下がった苞葉の様子は、まさに「幽霊の木」状態です。


この樹は、その形状から「ハンカチの木」とか「幽霊の木」と呼ばれることは有名ですが、前に載せたハナミズキと同じ仲間なんですね。
強い花弁のように見えるのは「苞葉」!! 2枚の苞葉に囲まれた小さな花は、真ん中でひっそり咲いてます。


この苞葉には驚くべき能力があります。  筑波実験植物園の研究によると・・・・・・
ハンカチと呼ばれる2枚の苞葉は、太陽と花の間にあって、日傘の役割をしていて、この白い“日傘”にはフラボノイドと呼ばれる成分が多量に含まれてるそうです。
フラボノイドには生物に有害な紫外線を吸収する働きがあり、この日傘は太陽光の中から紫外線だけをカットして、可視光だけを通過させる“すぐれもの”だとか。
紫外線から花を守ってるんですね。


グッと花に近づいてみます。
花の中には、すでに膨らんだ子房(?)がはっきり確認できるものもあります。果実の赤ちゃんが育ちつつあるようですね。


 

タンポポの綿毛もいっぱい見ることが出来ましたよ。公園は、もう初夏モードに入ったようです。




ハルジオンの花もあちこちで咲いていたのですが、この花に集まってくる虫たちの姿はまだ見れませんでした。








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