さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

街中が好きなイソヒヨドリ

2022年09月15日 | 野鳥

9月に入って、今年もまたまたイソヒヨドリがやってきました。

我が家のマンション周辺にイソヒヨドリがやって来るようになってのは今から7~8年前。

その後、毎年この時期になるとマンション周辺であのイソヒヨドリの美声が聞こえるようになりました。

そして今年も・・・・

9月8日、高いベランダの片隅で結構長く留まっていたので早速カメラを持ち出してパチリ!   雌ですね。

4日後の9月12日、朝からイソヒヨドリの鳴き声がやたら賑やかなので、ベランダから覗いてみると、2~3羽が鳴き合ってる?

雌の1羽はいつものソングポストで・・・・同じ個体のようです。

高いソングポストから下りてきて、すぐ近くの街路灯に傘の上で、囀り始めます。

イソヒヨドリ(磯鵯)は名前の通りもともと海岸線に多く見られる野鳥ですが、都市化が進んだのは1980年代の後半ごろからだそうです。

以前は、子育てが終わって単独行動になった固体が、気紛れで内陸部まで入り込んでくることはあったようですが、最近では、大都市の街中でも・・・・

内陸部の街中にも分布域を広げ始めたイソヒヨドリもついに海無し県の埼玉でも常連さんになりそうです。

このイソヒヨドリ、「雛分け」という面白い習性があるんですよね。

雛が巣立ちした後、父親が給餌する雛と母親が給餌する雛にクラス分けされて、それぞれが2~3羽ほどを受け持つようになるそうです。

自分が担当しない雛には一切世話もせず、餌も与えなくなります。

父親と母親がそれぞれ子供を連れて分かれ分かれで暮らすなんて、ちょっと寂しいですね。

この習性、別々に暮らすことによって天敵から雛を守り、子孫を残すための手段なのかもしれません。

目の前3メートルほどのベランダの階段にもう1羽の雌がヒョコヒョコ歩いてるかと思うと、真上の階段の手すりに雄の姿も!

結局この日は3羽(雌2羽と雄1羽)が鳴き合いながら周辺を飛び回っていたことになります。

親子??縄張り争い?原因は分かりませんが、3羽いたのはこの日だけで、今は相変わらず1羽の雌だけが留まっています。

いつまで居てくれるかな?

 

 

 

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