ニコンＶ３のＢＭＣ機能（カワセミ）

猛暑日が続いてましたが、昨日からやっと少し涼しくなってきました。
夏休みで帰省される方や旅行される方も多いと思いますが、体調などくずさないよう気を付けて下さいね。
私は、毎日日曜日で夏休みには縁が無いですが、またまた孫姫たちがやってくると大変！！


今回は、以前にも書いたことがあるニコン１　Ｖ３のＢＭＣ（ベストモーメンチキャプチャー）で撮ったカワセミを載せてみます。

前回登場したカワセミ嬢、よほどこの場所がお気に入りなのか、侵入者を追い払うと、何度かこの同じ場所に戻ってきてくれます。
しかも、餌を捕るため、時々飛び込んでくれるのですが、飛び込み場所が同じでは無いため、予測することが出来ません。
そこで、飛び込みの飛び出しをＢＭＣで撮ってみました。

まずはこちらから・・・・・・

ニコンミラーレスＶ３のファインダー視野は狭く、こうした飛び込みシーンを撮る時は苦労します。
ところが、ニコンＶ３のＢＭＣ（ベストモーメントキャプチャー）の機能を使うと、こうした時の飛び出し写真が簡単に撮ることが出来ます。

簡単に説明すると、車のドライブレコーダーのようなもので、シャッターボタンを全押しした前後の写真を、最大４０コマ一時記録してくれます。
たとえば、今回のカワセミのような場合、飛び立ちそうな雰囲気がした時、半押し状態でピントを合わせて待機し、飛び出した状態でシャッターを全押しします。
この時、少しタイミングがずれてもＯＫ！！
ちゃんとカメラ側で、シャッターを押す直前の画像も一時記録されます。
シャッターを半押しの状態で、カメラは、常に４０コマ分を繰り返して一時記憶してるようですね。

あまり近すぎると、すぐにフレームアウトしてしまうので、今度は少し離れたところから撮ってみました。
カワセミが、餌を狙って飛び込みそうになった時、半押ししてピントを合わせた状態で待機・・・・そして、飛んだ瞬間シャッターを全押しします。

一瞬の場面を最大４０コマ一時記録しますが、すぐのフレームアウトしてしまうので、使えるのは前半部分だけの場合が多いです。
ＢＭＣを使用する時は、絞りと補正値を決めておくだけで、露出はオート（ＩＳＯ感度で調整）です。もちろん、ＲＡＷでの記録も可能です。

撮影場所は日陰で、結構暗い所だったのですが・・・・・
写真データを確認すると上の連続写真はＦ：５．６　ＳＳ：１/５００　補正：＋０．３　ＩＳＯ：１２５０で、下の写真はＩＳＯ：２０００でした。
（ちなみに、前回載せたカワセミの静止画は、ＩＳＯ：８００固定で、ＳＳ：１/２５０～４００でした。）

ただ、この機能にも限界があります。
①固定焦点のため、特に前後に動く対象物には不向きで、同一画面内の動きだけに限定される。（対象物を追いかけることが出来ない）
②一瞬の４０コマが一時記録されるが、その一時記録された画像を、メモリーに保存してからでないと次の動作に入れない。
　（メモリーに保存する作業が、結構手間がかかるため、直後のチャンスに備える事は出来ない）

今まで、Ｖ３を購入して以来、この機能を使っていろいろ試してきましたが、結構面白い機能だと思います。
もちろん、追尾機能はないので、飛んでる鳥やコアジサイのような飛びこみの写真などを撮るのはできませんが、飛び出しにはそこそこ使えるかもしれません。
昆虫などにも試してみますたが、面白い写真が撮れますよ。
私は、ズボラして手持ちで撮ってますが、三脚を使った方が楽かもしれませんね。
いつ飛び出すか分からない瞬間を長い時間待ってると、手が疲れます。（笑）