さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryを試す(野鳥編)

2016年07月09日 | 花と野鳥
このレンズを購入したのは4月上旬。
発売当初から気になっていたシグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryの価格が手頃感になってきたので、
早速、近くの大型店で価格の交渉をすると・・・・・「USBドック」込みで、ポイント換算も含めて10万円を切ってくれる・・・とのこと。

ちょっと衝動買い的な雰囲気でしたが、交渉成立!

最近、このレンズと7DMK2との組み合わせで使ってる人をよく見かけますが、今回使用してるカメラは7DMK2ではなく7Dです。
7DM2にそろそろ切り替えたいのですが、まだ予算が足りません。
(7Dのシャッター回数限界が15万回ほどなので、そろそろシャッターユニットがやばいかも知れないのですが・・・・)

さて、このレンズの焦点距離:150ー600mm(35ミリ換算240ー960mm) F値:5ー6.3で少し暗いです。
でも、10万円前後で、600ミリ(35ミリ換算960mm)の望遠の世界が楽しめるのですから、文句は言えませんね。 コスパは最高!!
レンズ本体の重さが1.93kgですから、7Dとセットすると、合わせて3kg弱。 私の歳で、手持ちの限界でしょうか??

シグマの最近のレンズは、別売の「USBドック」を使って、ファームウェアの更新やピント調整が出来るようになってます。
早速、レンズと一緒に購入した「USBドック」をレンズにセットしてPCでレンズのセッティングをしてみます。

私は基本600ミリ側しか使わず、相手が動く鳥だけに、取り敢えずピント調整はパスして、オートフォーカスのレベルを設定することにします。
オートフォーカスのレベルは、速度優先・標準・品位優先の3種類から任意に設定することが出来ます。(画像は、USB説明書から切り出してます)


今回は、「速度優先」に設定します。

そして、いよいよフィールドで実写テストです。
最初に断わっておきますが、今回のレポートは、素人が楽しむ範囲での比較ですので、専門的な知識や技術に裏付けられたものではありません。
「私でも、このレンズでこんな写真が撮れる!」程度の感覚で見て下さいね。


以前、ブログに載せた載せたコムクドリが最初のモデルさんです。
この日は、曇り空の空抜けで、条件的には決してよくありませんでしたが、手持ち撮影です。
まずは、Jpeg.出しのそのままの写真から・・・・
(焦点距離600mm ISO640 F値6.5 1/800 補正+1.7 手ブレ防止オン(手持ち))


上記写真を約19%トリミングしてレタッチ

条件が悪かった割には、思った以上に解像してるようです。
コムクドリのコントラストがはっきりしてるため、フォーカスしやすいためでしょうか??
原版を、等倍で切り取ってみました。

少しアンシャープをかけてみると・・・・



次は、チョウゲンボウのホバリングです。
この日も、あいにく曇天の空で、条件は良くありませんでした。
同じようにまずはJpg.出しの原版から・・・・
(焦点距離600mm ISO250 F値7.1 1/1250 補正+2 手ブレ防止オフ(手持ち))


同じく約28%トリミングしてレタッチ

この写真の前にカメラを1脚に装備していたため、手ブレ防止はオフにしたままでした。大失敗!!
手ブレ防止オフで、この空抜けで距離が遠い条件ではさすがに厳しいです。
(このレンズの手ブレ防止OSは、通常の手ブレ防止と流し撮りの時と、2段階の切り替えが出来ます。)
同じように等倍で切り出してみます。

見易いように加工してみると、こんな感じです。

ブログ上では、そこそこ綺麗に見えるかもしれませんが、原版で見ると、前のコムクドリの時とは、かなり差があります。
手ブレが原因なのか、フォーカスが甘いのか分かりません・・・・・(技術の未熟さかも!!)
しかも、さすがに上を向いたままで長い時間手持ちで撮ってると、腕がしびれてきます。

高価な白レンズと、同じ条件で比べてみないと分かりませんが、このレンズの限界でしょうか?


今度は、3脚にセットして、コアジサシの給餌行動の写真で見てみます。
いつもなら、デジスコで狙う距離なのですが、天気も良く明るい日なので、試し撮りしてみます。
(焦点距離600mm ISO250 F値7.1 1/1250 補正0 手ブレ防止オフ(三脚使用))


同じく約32%トリミングしてレタッチ

原版の中心部を等倍で切り出してみると・・・・(加工無し)


明るい条件で三脚使用すれば、素人が楽しむ範囲では十分な結果を出してくれそうです。

もちろん、高価な単焦点白レンズへの憧れはありますが・・・・コストパフォーマンスから考えると、素人写真には十分です。

次回は同じように花でレポートしてみますね。









コメント (13)    この記事についてブログを書く
« 世界遺産「富岡製糸場」巡り | トップ | シグマ150-600mm F5-6.3 DG O... »
最新の画像もっと見る

13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (Wild Bird)
2016-07-09 08:06:11
960mmの世界、すごいですね。
100%のコムクドリ、きれいです、アンシャープはどの位掛けていますか?。

私はフルサイズなので300mmは300mmのままで、テレコン付けても420mmで鳥さんは小さくにしか映らないです。
トリミングで大きくしています。
返信する
Unknown (country walker)
2016-07-09 11:50:08
シグマ150-600mm なかなかやりますね。
特にコムクドリはキレイに解像して素晴しいです。
レンズ本体の重さが1.93kg、自分には手持ちは些か無理かも。
最近では、三脚にセットしたフルサイズ機カメラとレンズと共にAPS機に70~200F2.8に1.4テレコンをつけて併用しています。
これは撮影場所と車との距離が近い場合だけですが・・・
カメラ・レンズ・テレコンをあわせても2.6kgぐらい。それでも随分重く感じられますから。
返信する
こんにちは (ロメオ)
2016-07-09 12:31:30
次にどんな機材を買い足すか、色々検討中なので興味深く拝見しました。
とても参考になります。ありがとうございます。

3kg近いカメラ&レンズの手持ち撮影・・・やはり男性は腕力が違いますね。
これだけ手持ちでこれだけきれいに撮れるのは、やはりソングバードさんのお写真の腕前もあるのでしょうね。

あちこち歩き回って鳥見するには、やはり軽さを重視・・・
超望遠コンデジかミラーレスか軽量を謳う一眼レフか・・・色々迷います。
返信する
Unknown (フーミン)
2016-07-09 12:32:58
わー!すごい!!チョウゲンボウの顏が丸見えやっぱり格安スマホのド素人の写真とは
格が違います。この鳥、家の前の電柱によくとまってるのに、にてます。顏を見たいものだ、と思ってましたが、今良く見えました想像してた通りの顏でした。
ソングバードさん、私も7日に草むらというかヤブの中に真っ赤な卵をみつけたんです。親は小さい地味は色合いのとりでした。写真アップしてありますんで、なんの卵かソングバードさんならわかると思うので、見てくれませんか?
返信する
こんにちは (ホロホロ)
2016-07-09 13:59:35
今回の記事は大変参考になりました。
三脚使用時は手ぶれ補正をオフにするのですね。私も手持ちだと腕が疲れるので、三脚を買おうと思っています。
鳥たちのピントがしっかりあっているので、
大トリミングしても綺麗な画像なのですね。
私もソングバードさんに一歩でも近づけるようになりたいのですが・・・(^^;)
返信する
こんにちは (ポージィ)
2016-07-09 15:33:41
カメラやレンズの専門的なお話には相変わらずチンプンカンプンのまま
(勉強する気がないのですね ^^;)なので、コムクドリやチョウゲンボウさんの
お顔を見て楽しませていただきました。コムクドリって、思っていた以上に
可愛らしいお顔。チョウゲンボウは猛禽らしくキリリと鋭いお顔。
コアジサシはトリミングで大きく見えると、遠目での印象よりも
くちばしが大きく感じられるんだなと気付きました。
 
セットで3kgの重さがあるのですねー。肩にかけているだけでも
結構食い込みそう。そういうご苦労もされているおかげで美しいお写真を
見せていただけることに改めて感謝です♪
返信する
Unknown (noharatugumi)
2016-07-09 21:37:05
600mmが10万円前後で…
僕にソングバードさんのように撮れるかどうかですが…
魅力的なレンズですね。
昨年、タムロンのマクロレンズを買って結構満足していますので…
シグマも狙い目です。
返信する
さっぱり分かりませんが (nampoo )
2016-07-09 22:31:45
こんばんは。
カメラのことはさっぱり分かりませんが、
コムクドリやチョウゲンボウが素敵に撮れているのだけはよ~く分かります。
どれも素敵です。
返信する
おはようございます (ソングバード)
2016-07-10 05:51:19
>Wild Birdさん
私は、基本デジスコが中心ですが、飛び物などには、456のレンズで手持ちで飛び物を撮ることが多いです。
今回はこのレンズを試してみました。

写真などにはアンシャープやシャープをかけたほうが綺麗に仕上がりますが、掛け過ぎると醜くなります。
私の場合は、フォトショップで70前後が多いかも知れません。(プレビューを見ながら数値を変えてます)


>country walkerさん
このレンズ、価格の割には、面白いレンズかも知れません。
さすがに、撮影条件によって、当たりはずれがあって、白レンズのようなクリアさには欠けると思います。
ただ、最近のレタッチソフトは、優れものが多く、素人写真を楽しむレベルでは十分ですね。
さすがに、重いですよ。手持ちのベースは、やっぱり456かな??


>ロメオさん
このレンズ、女性には、手持ちは無理でしょうね。
私も、普段、歩き回って撮るときは、ミラーレス望遠か456のレンズが多いです。
最近は、高倍率コンデジも、結構いい写真が撮れるようですから、悩みますね。
基本は、周りに左右されず、自分に合ったものを選ばれるといいのでは…・
返信する
おはようございます (ソングバード)
2016-07-10 07:05:13
>フーミンさん
近くに、チョウゲンボウがやって来るんですね。
羨ましい~!!
体が小さい猛禽ですが、精悍な顔つきですよね。
チョウゲンボウのホバリング特集、写真が整理出来次第アップしますね。お楽しみに!!
早速フーミンさんのブログ拝見しました。
ウグイスの卵です。雛が育つといいですね。


>ホロホロさん
参考になれば幸いです。
手振れ防止、常に三脚で使用するなら、切っておいてもいいですね。
ただ、三脚を使うと、手振れが少なくなりますが、反対に、自由なアングルが取れなくなります。
悩ましい所ですね。
ピントがしっかり合っていれば、トリミングで対応できますので、後が楽ですね。
私は、デジスコ以外は、できるだけ手持ちで撮るようにしてます。


>ポージィさん
鳥たちも、こうして大きくトリミングしてみると、それぞれ特徴のある顔してるでしょう。
みんな鳥相があるのかも?
私の場合、デジスコ写真以外は、基本的に手持ち撮影が多いのですが、さすがに、これだけの重さだと、長時間持ってるのはきついですね。
仰る通り、肩に食い込んでいますよ。
でも、手持ちの方が、自由なアングルですぐに撮れるので、少々やせ我慢してます。(笑)

返信する

コメントを投稿

花と野鳥」カテゴリの最新記事