猛暑日が続いたと思ったら、今日は冷え冷えとした1日です。
でも、西日本では暑い日が続いてるようで、出張で東と西に移動される方は大変ですね。
今回は、1か月以上も前の出来事ですが、「富岡製糸場」巡りです。
6月2日、前日に突然思いついて、世界遺産「富岡製糸場」に行くことになりました。
何故行くことに・・・・???
実は、前日のテレビで、「コンニャクパーク」の宣伝が放映されていて・・・・「面白そうだから、行ってみるか!」
「同じ行くなら、近くの富岡製糸場にも寄りたいね!」・・・・・てな訳で、女房殿と一緒に出かけることにした次第。
どちらがメインか分からなくなりましたが、まずは平成26年6月に世界遺産登録された「富岡製糸場」へ向かいます。
高速関越道から上信越道に入り富岡ICで降りると間もなく「富岡製糸場」に着きます。所要時間は1時間半ほど。
富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。
明治維新後、おもな輸出産業であった生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくったそうです。
こうして富岡製糸場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されています。
富岡製糸場の建設はフランス人指導者ポール・ブリュナの計画書をもとに明治4年(1871年)から始まり、翌年から操業が開始されました。
繭から生糸を取る繰糸所では、全国から集まった伝習工女たちが働き、本格的な器械製糸が始まったそうです。
その後、日本の製糸業の衰退とともに昭和62年(1987年)3月ついにその操業を停止しました。
操業停止後も片倉工業株式会社によってほとんどの建物は大切に保管され、平成17年(2005年)9月に建造物の一切が富岡市に寄贈され、その後は富岡市で保存管理を行っています。
入場料大人一人1000円を払って、まずは中へ・・・・・
入ってすぐに、「東置繭所(国宝)」の建物があります。
東置繭所(国宝)
主に繭を貯蔵していた建物です。2階に乾燥させた繭を貯蔵し、1階は事務所・作業場として使っていました。長さおよそ104mにもおよぶ巨大な繭倉庫です。
中に入ると、繭から糸を紡ぐ実演をしていました。
2階に上がると、その巨大な当時の繭倉庫の様子がよく分かります。
東置繭所の向かいには「西置繭所(国宝)」の建物がありますが、現在改修中でした。
改修状況などを館内に入ってみることが出来ますが、その中は撮影禁止です。
次の写真は、西置繭所から見た製糸所の全景です。
鉄水溜(重要文化財)
明治8年頃に造られた製糸に必要な水を溜めておくための巨大な水槽です。
この鉄水溜の製造には軍艦の造船技術であるリベット止めが使われ、およそ400トンの水を溜めおくことが出来きたそうです。
繰糸所(国宝)
繭から糸を取る作業が行われていた建物です。
長さ約140mの巨大な工場で、創設時にフランスから導入した金属製の繰糸器300釜が設置され、世界最大規模の器械製糸工場だったそうです。
小屋組みにトラス構造を用いることで建物の中央に柱のない大空間を作り出しています。
中には、こんな機械がずらっと並んでいて、迫力満点。
当時はたくさんの女工さんたちが忙しく働いていたのでしょう。
繰糸所を出て、さらに進むと、少し広い所に出ます。
「寄宿舎」の建物がありますが、昔の学校のようですね。
「ブリュナー館」です。
女工館(重要文化財)
日本人工女に器械製糸の糸取の技術を教えるために雇われたフランス人女性教師の住居です。
コロニアル様式が採用され風通しの良い造りになっています。後に改修され食堂や会議室として使用されました。
東置繭所も西置繭所も煉瓦積みの建物ですが、煉瓦壁はフランス積みで積まれています。
この積み方は主にフランス南部のフランドル地方で用いられた工法で、フランドル積みとも呼ばれています。
この日も暑くて日差しが強かったのですが、比較的見学者の数も少なく、のんびり回ることが出来ました。
明治維新以降、重要な生糸製品産業を担ってきた当時の様子を想像しながらのひと時でした。
(記事内容については、富岡製糸場のHPを引用させて頂きました。)
帰り際に、製糸所の前にある「田島屋」で、人気のお土産「まゆこもり」(繭の形をした葛湯?)を買って、「コンニャクパーク」へ・・・・
事前にHPで確認して、中にレストランがあると思っていたのですが、大失敗!
レストランと思ったのは、無料の試食コーナー。
レストランのテイクアウト方式で、いろんなコンニャク製品が無料で試食できるので、昼食の代わりにコンニャク料理を頂くことにします。
コンニャクの唐揚げやラーメン・うどん・・・・など、不思議な感触の製品がいっぱい!結構お腹がいっぱいになりますよ。
もちろん、製造工程の見学もできて、コンニャク製品もたくさん販売されています。
もちろん、大好きなコンニャク刺身を何種類か買って帰りました。
「コンニャクパーク」のHPは・・・・・こちら
わざわざ行くところではありませんが、「富岡製糸場」とセットでいかが!!。
でも、西日本では暑い日が続いてるようで、出張で東と西に移動される方は大変ですね。
今回は、1か月以上も前の出来事ですが、「富岡製糸場」巡りです。
6月2日、前日に突然思いついて、世界遺産「富岡製糸場」に行くことになりました。
何故行くことに・・・・???
実は、前日のテレビで、「コンニャクパーク」の宣伝が放映されていて・・・・「面白そうだから、行ってみるか!」
「同じ行くなら、近くの富岡製糸場にも寄りたいね!」・・・・・てな訳で、女房殿と一緒に出かけることにした次第。
どちらがメインか分からなくなりましたが、まずは平成26年6月に世界遺産登録された「富岡製糸場」へ向かいます。
高速関越道から上信越道に入り富岡ICで降りると間もなく「富岡製糸場」に着きます。所要時間は1時間半ほど。
富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。
明治維新後、おもな輸出産業であった生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくったそうです。
こうして富岡製糸場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されています。
富岡製糸場の建設はフランス人指導者ポール・ブリュナの計画書をもとに明治4年(1871年)から始まり、翌年から操業が開始されました。
繭から生糸を取る繰糸所では、全国から集まった伝習工女たちが働き、本格的な器械製糸が始まったそうです。
その後、日本の製糸業の衰退とともに昭和62年(1987年)3月ついにその操業を停止しました。
操業停止後も片倉工業株式会社によってほとんどの建物は大切に保管され、平成17年(2005年)9月に建造物の一切が富岡市に寄贈され、その後は富岡市で保存管理を行っています。
入場料大人一人1000円を払って、まずは中へ・・・・・
入ってすぐに、「東置繭所(国宝)」の建物があります。
東置繭所(国宝)
主に繭を貯蔵していた建物です。2階に乾燥させた繭を貯蔵し、1階は事務所・作業場として使っていました。長さおよそ104mにもおよぶ巨大な繭倉庫です。
中に入ると、繭から糸を紡ぐ実演をしていました。
2階に上がると、その巨大な当時の繭倉庫の様子がよく分かります。
東置繭所の向かいには「西置繭所(国宝)」の建物がありますが、現在改修中でした。
改修状況などを館内に入ってみることが出来ますが、その中は撮影禁止です。
次の写真は、西置繭所から見た製糸所の全景です。
鉄水溜(重要文化財)
明治8年頃に造られた製糸に必要な水を溜めておくための巨大な水槽です。
この鉄水溜の製造には軍艦の造船技術であるリベット止めが使われ、およそ400トンの水を溜めおくことが出来きたそうです。
繰糸所(国宝)
繭から糸を取る作業が行われていた建物です。
長さ約140mの巨大な工場で、創設時にフランスから導入した金属製の繰糸器300釜が設置され、世界最大規模の器械製糸工場だったそうです。
小屋組みにトラス構造を用いることで建物の中央に柱のない大空間を作り出しています。
中には、こんな機械がずらっと並んでいて、迫力満点。
当時はたくさんの女工さんたちが忙しく働いていたのでしょう。
繰糸所を出て、さらに進むと、少し広い所に出ます。
「寄宿舎」の建物がありますが、昔の学校のようですね。
「ブリュナー館」です。
女工館(重要文化財)
日本人工女に器械製糸の糸取の技術を教えるために雇われたフランス人女性教師の住居です。
コロニアル様式が採用され風通しの良い造りになっています。後に改修され食堂や会議室として使用されました。
東置繭所も西置繭所も煉瓦積みの建物ですが、煉瓦壁はフランス積みで積まれています。
この積み方は主にフランス南部のフランドル地方で用いられた工法で、フランドル積みとも呼ばれています。
この日も暑くて日差しが強かったのですが、比較的見学者の数も少なく、のんびり回ることが出来ました。
明治維新以降、重要な生糸製品産業を担ってきた当時の様子を想像しながらのひと時でした。
(記事内容については、富岡製糸場のHPを引用させて頂きました。)
帰り際に、製糸所の前にある「田島屋」で、人気のお土産「まゆこもり」(繭の形をした葛湯?)を買って、「コンニャクパーク」へ・・・・
事前にHPで確認して、中にレストランがあると思っていたのですが、大失敗!
レストランと思ったのは、無料の試食コーナー。
レストランのテイクアウト方式で、いろんなコンニャク製品が無料で試食できるので、昼食の代わりにコンニャク料理を頂くことにします。
コンニャクの唐揚げやラーメン・うどん・・・・など、不思議な感触の製品がいっぱい!結構お腹がいっぱいになりますよ。
もちろん、製造工程の見学もできて、コンニャク製品もたくさん販売されています。
もちろん、大好きなコンニャク刺身を何種類か買って帰りました。
「コンニャクパーク」のHPは・・・・・こちら
わざわざ行くところではありませんが、「富岡製糸場」とセットでいかが!!。
関西は相変わらずの猛暑で、ちょっとうらやましいような・・・
富岡製糸、群馬の小学生の社会科見学の定番です。
お馴染みの場所が世界遺産に登録された時は、驚きました。
群馬は養蚕がさかんだったので、身の回りにも古い製糸工場があったので、
小規模ながら生糸をとる機械もみたことがあります。
子供時代を懐かしく思い出しながら記事を拝見しました。
近いような、高速を使用しなければ行けないようなビミョウな距離なのですね。
この「富岡製糸場」についてはTVでも紹介されたこともあって、その存在についてだけは知っておりました。昨年の大河ドラマにも登場したので・・・
明治の人たちのパワーが凝縮されたところでもありますね。
羨ましいのも昨日だけで、今日からまた暑くなりそうです。
そういえば、ロメオさんはこちの方、お詳しかったですね。
小さい頃を思い出しながら見て頂いたようで、良かったです。
私は大阪出身で、養蚕の事は教科書で習う程度でした。
群馬では、主要産業で、皆さん身近に接しておられたんですね。
今回は勉強になりました。
>country walkarさん
群馬は隣県なのですが、こちらの方は少し遠いかも知れません。
軽井沢に行く途中にあるんですよ。
私の出身地は大阪なので、こちらで住むようになって、つくづく、関東平野は広いと感じますよ。(笑)
「富岡製糸場」も一時は混雑したようですが、最近は平日だとゆっくり周ることが出来そうです。
それにしても当時の活力はすごかったんですね。
>フーミンさん
野麦峠とダブりましたか。
野麦峠は、戦前、飛騨地方の女工さんたちが雪の野麦峠を超えて長野の製糸場に働きに行く難儀さを伝えたものだったと思います。
ここ富岡は、明治時代、近代当時最新式の技術が導入された製糸場なんですよ。
世界遺産に要録されてから、急に有名になりました。
機会があれば、是非行ってみてくださいね。
立派な由緒ある建物に驚きですが、これらを保存しようと尽力された方々にも感動です。
実物を見に行くことは叶いませんが、こうやって拝見させていただいて嬉しいです。
戻ってきました。ソングバードさん地方の方が暑いかも。
富岡製糸場へ行っていらしたのですね。そちらからだと意外と近いのですね。
昔、映画「あぁ 野麦峠」を観て大泣きして、みっともない顔で映画館を出たものですが、
実際の富岡製糸場はニュースでしか見たことがなく、想像以上に巨大な
工場施設だったのだと初めて分かりました。ここで、かって世界一といわれた
絹糸が作られ、世界へと輸出されていったのですね。
閉鎖してからも保存されついに世界遺産となったこと、良かったなぁと
しみじみ思います。日本の製糸業ももう少し盛り返し生き続けていって欲しいですね。
群馬はコンニャク芋生産も有名ですね。コンニャクパークなるユニークな
施設があることは知りませんでした。コンニャク製品の試食では、一時的に
お腹一杯になってもカロリー不足でしたね(笑)
「富岡製糸場」が世界遺産に登録されたことは知っていましたが、
中を拝見させて頂くと巨大な工場だったのがよくわかりました。
「女工哀史」の舞台でしたよね。
「コンニャクパーク」面白そうですね。
昔、畑にできましたのでコンニャク作ったことがあります。
芋の灰汁に負けて2,3日手が痒かったのを思い出しました。
想像以上に大きいのにびっくりです。
世界遺産に登録されて良かったです。
後世に残したい施設ですね。
機会があれば行ってみたいなと思いました。
母の実家が群馬県前橋の外れで小学生の頃よく遊びに連れていってもらったものです。
畑に桑の葉がたくさん植えられ2階でその桑の葉を蚕が食べている音を耳にして育ったような気がします。
そして繭ができ糸を紡いで生糸にしたものを織っていました。
今でもその光景が目に浮かんで来ます。
富岡製糸場が世界遺産に登録された事は私にとっても誇らしげに思いました。
一度是非訪れたいと思っていますがまだ行っていません。
この富岡製糸場が建設され、日本の産業発達に貢献したこともそうですが、工場が閉鎖された後も、こうして保存されてきたことに驚きますよね。
世界遺産に登録されたことで、改修工事も進んで、これからも長く保存されていくことでしょう。
>ポージィさん
今日からまた暑さが戻ってきそうですね。
埼玉には、暑さで有名な熊谷がありますものね。
富岡製糸場は、その当時としては、最大級の工場だったようです。
もちろんその広さにも驚いたのですが、その設備そのものが、立派に保存されてることの方がビックリ!!
昔は繊維大国だった日本ですが、その当時の実績が、現在の先端の繊維技術に活かされてるんでしょうね。
こんにゃくセンターのこんにゃくは、今まで見たことない料理がいっぱいでした。
日頃カロリーオーバー気味なので、ちょうど良かったのかもしtれません。
>nampooさん
富岡製糸場を見学してみて、「こんな世界遺産もあるんだ~!」・・・・なんて感心して帰ってきました。
それにしても、その当時のエネルギーもすごいですね。
こんにゃくパークでこんにゃくの工場見学もしてきました。
下仁田など、この辺りは、こんにゃくの原料である、コンニャクイモの生産でも有名なんですよ。