スイレンとハスの違い
花の形や葉の形状などを見ると簡単に区別がつきますが、最近は園芸種も増えて種類も多くなりました。
さて、今回はそのスイレンとハスを載せますね。
スイレンとハスは、どちらも多年生の水生植物ですが、最近の研究では、分類学的にも違うことが分かってきました。
しかし、どちらも昔から人間との関わりが深い植物なんですね。
まずは見沼自然公園のスイレンです。今まで何回か載せてますから、お馴染みの花です。
スイレンは、古代エジプト人と深い関係にあるそうです。
古代エジプト人は、ナイルのスイレンを神聖なものとして崇め、特に青スイレンと白スイレンの関係から・・・・・
青スイレンは朝に花を開き、夕暮れに花を閉じ、白スイレンは夜に花を開き、朝に花を閉じることから、死と来世を連想して、特定の神の象徴としたようです。
また、スイレンを池や沼で栽培し、花から香料を抽出したり、葬儀の花束、神殿の捧げもの、女性の花飾りなどとして利用しました。
スイレンの図柄は、神殿の石柱などに頻繁に用いられていることから、関わり合いが深かったのでしょうね。
一方、ハスは古代インド人と関係が深く、ヒンドゥー教の神話やヴェーダやプラーナ聖典などにおいて、ハスは特徴的なシンボルとして繰り返し登場します。
神の誕生を媒介する清浄なハスという主題は、他のヒンドゥー経典や仏典にも見られるそうです。(詳細はウィキペディアの「ハス」を参照にしてください)
泥から生えて気高く咲く花、まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉の姿が、俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴のようにとらえられ、このイメージは仏教にも継承されました。
仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ、様々に意匠されています。
如来像の台座は蓮華をかたどった蓮華座であり、また厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしています。
主に寺院では仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれています。
また死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっているそうですよ。
このように、スイレンもハスも昔から人間にとって崇高な花だったようですが、この花を見てるとどこか心が落ち着くのも、そんな背景があるからかも知れません。
(今回の記事はウィキペディアと、グレゴリウス講座の内容を引用しました)
ハスの写真は、7月5日に撮ってきた「原市の古代ハス」です。
ここのハスの様子は、後日改めて、載せますね。
花の形や葉の形状などを見ると簡単に区別がつきますが、最近は園芸種も増えて種類も多くなりました。
さて、今回はそのスイレンとハスを載せますね。
スイレンとハスは、どちらも多年生の水生植物ですが、最近の研究では、分類学的にも違うことが分かってきました。
しかし、どちらも昔から人間との関わりが深い植物なんですね。
まずは見沼自然公園のスイレンです。今まで何回か載せてますから、お馴染みの花です。
スイレンは、古代エジプト人と深い関係にあるそうです。
古代エジプト人は、ナイルのスイレンを神聖なものとして崇め、特に青スイレンと白スイレンの関係から・・・・・
青スイレンは朝に花を開き、夕暮れに花を閉じ、白スイレンは夜に花を開き、朝に花を閉じることから、死と来世を連想して、特定の神の象徴としたようです。
また、スイレンを池や沼で栽培し、花から香料を抽出したり、葬儀の花束、神殿の捧げもの、女性の花飾りなどとして利用しました。
スイレンの図柄は、神殿の石柱などに頻繁に用いられていることから、関わり合いが深かったのでしょうね。
一方、ハスは古代インド人と関係が深く、ヒンドゥー教の神話やヴェーダやプラーナ聖典などにおいて、ハスは特徴的なシンボルとして繰り返し登場します。
神の誕生を媒介する清浄なハスという主題は、他のヒンドゥー経典や仏典にも見られるそうです。(詳細はウィキペディアの「ハス」を参照にしてください)
泥から生えて気高く咲く花、まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉の姿が、俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴のようにとらえられ、このイメージは仏教にも継承されました。
仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ、様々に意匠されています。
如来像の台座は蓮華をかたどった蓮華座であり、また厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしています。
主に寺院では仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれています。
また死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっているそうですよ。
このように、スイレンもハスも昔から人間にとって崇高な花だったようですが、この花を見てるとどこか心が落ち着くのも、そんな背景があるからかも知れません。
(今回の記事はウィキペディアと、グレゴリウス講座の内容を引用しました)
ハスの写真は、7月5日に撮ってきた「原市の古代ハス」です。
ここのハスの様子は、後日改めて、載せますね。
スイレンもハスも高貴な感じがしますよね。
そして見るからに涼しげでとっても癒されました(*^^)v
↓の可愛いイトトンボもにも!
理由は分からないまま、スイレンやハスの花を見ると心が落ち着くなぁ
とは感じていました。歳を重ねるにつれてその感じが強まっているようにも感じます。
エジプトとスイレンの関係も、ヒンドゥー教や仏教とのハスの関係も、
これまでほとんど知らないままきていましたが、とても興味深く拝見しました。
これからは、植物園で熱帯スイレンを見る目も少し変わりそう。
青いスイレンと白いスイレンにエジプトの死生観を重ねて見ましょう。
スイレンもハスも奇しくも同じ日にUPしてしまいました。
見沼自然公園の睡蓮白があるんですね。
ハスの花の色もかなり色が濃いです。
私はハスの花を見てかなり生々しい色気を感じました。
かなりの俗物のようですね。(笑)
実は私も昨日、隣市のお寺へスイレンを見に行ってきたところです。
蓮は近くにレンコン田が幾つか有り、此処へも毎年鳥枯れの季節でもあって出かけています。
花の色は変わってもあの高貴な花の形が古代から人たちに愛されてきたことが頷けます。
コメント有難うございます。
今回は、スイレンとハスを一緒に載せてみました。
毎年撮る花ですが、眺めてるだけで、心が落ち着きますよね。
トンボも今が一番元気な時期でしょうか。
一斉に羽化して賑やかですよ。
>ポージィさん
人間とはかかわりの深い花のようですが、花を見て癒されるのは、私だけではないようですね。
幸い近くでスイレンも古代ハスも見ることができるので、毎年撮りに行ってますが、特に蓮の花は、小さい頃、ハスの花で遊んだ時の事を思い出させてくれます。
(その時は、レンコン畑でしたけど・・・・)
こんな思いをするのも、やはり歳のせいでしょうか。(笑)
ハスもスイレンも今が見頃ですものね。
見沼公園のスイレンは、後半になると白い花が多くなります。
スイレンも最近はいろんな色の花があるようですね。
ハスの花、ここのハスは「古代ハス」なので、普通のハスの花より、少し色が濃いかも知れません。
ハスの花を見て色気を感じるなんて…まだまだお若いですね。(笑)
>country walkerさん
スイレンとハスの花、写真のモデルとしては良いですよね。
煩悩だらけの私は、心も癒されながら、撮らせてもらってます。(笑)
最近は、この古代ハスも、各地に広まってるようで、あまり珍しくはないですが、毎年撮りに行ってます。
スイレン ハスは神聖な花姿に心癒されます。
一度撮ってみたいと思いながら今年も行けません。(^^ゞ
ソングバードさんの美しい写真で楽しませて頂きました。
有難う~(*^_^*)
睡蓮は水面に浮かび、水鏡に映る姿が新鮮な感じがします。
蓮は花の色としてはピンクですが、
透明感があり清々しい感じがします。
両方ともに古代から神聖な花とされているのが、なんとなくわかります。
仰る通り、水に浮かぶ睡蓮の花を見ていると心が落ち着いてくるような感じがしますね。
田園地帯を車で走っていて、田んぼの隅に蓮が植えられているのを何カ所か見つけました。
農家さんが自家製にレンコンを植えたのか、鑑賞用に栽培しているのか・・・
不思議に思いながら通り過ぎました。
どちらも神聖な高貴な感じがしますね。
眺めていると確かに心が静かになって落ち着きます。
こちらでも蓮は、よく見かけます。
蓮寺へも行きたいです。
下の記事、トンボのUP仮面ライダーですね!
面白い^^。