今回は、人生初めて「痔核根治術」で入院した6月18日~23日までの6日間のハラハラドキドキの体験回顧です。
「痔」でお悩みの人も多いと聞きますので、敢えて回顧録を載せてみました。参考になれば・・・・・
もともと「痔」との付き合いは「腰痛」と同じように長く、30年くらい前からでしょうか。
当初はときどき出血はあったものの、痛みもなく、何の支障も無かったので、気にもしていなかったのですが・・・
日常的に、症状が気になり始めたのが3年ほど前からでした。
痔核の「いぼ」が飛び出すようになって、出血や痛みはないものの、押し込んでもすぐに飛び出してしまうように!
「痔」というと、恥ずかしさもあって、なかなか医者に行く勇気が出ないですよね。私もそんな状態が2年ほど続きました。
1年ほど前、思い切ってかかりつけの胃腸科医院に相談して、当初は座薬と内服薬を試してみたのですが、効果はありませんでした。
かかりつけ医の先生は肛門科の専門医でもあり、「このまま良くなることはなく、思い切って手術してみては?」と云われ・・・・
「痔」の術式には、症状によっていくつかあるようですが、私の場合は、根治術で約1週間の入院が必要とか。
そして、紹介されたのは市内の総合病院でした。
当初、手術ができる町の肛門専門病院を紹介されるものだと思っていたので、総合病院で「痔」の手術してくれるの??
6月14日、紹介された消化器外科で診察を受けると・・・内痔核(俗にいう「いぼ痔」)で「手術をお勧めします」とのこと。
「痔核根治術」と「4段階注射法(ALTA)」を併用する旨の説明があり、6月18日入院、翌19日手術という事で、
あれよあれよという間に決まってしまいました。
先生から、手術内容の詳しい説明があり、承諾書にサイン。その後、入院の手続きをして、自宅に帰るなり、早速入院の準備。
入院当日の18日、午前中に入院手続きを済ませて、夕刻には麻酔科の先生から「下半身麻酔」の説明を受け、同意書にサイン。
手術当日(19日)、午前7時までに水分不足を補うためOS-1(500ml)2本を飲み、脚には「着圧ソックス」装着。
9時30分、看護師さんと手術室へ・・・・・テレビの医療ドラマに出てきそうな本格的な広い手術室にビックリ!!
ここからいわゆるオペ看に引き継がれるのですが、スタッフの数の多さに改めて驚く。そんなにたいそうな手術なの??
まずは、横向きになって、背骨付近へ麻酔注射。麻酔注射の前に部分的な麻酔をするため、痛みは全く感じない。
徐々に下半身が暖かくなってきて、麻酔が効き始めたころ、今度は手術のためにうつ伏せにされる。
何度も麻酔の効き具合を確認した後、いよいよ手術開始。
手術中、周囲の声は聞こえるため、先生がオペ担当の看護師さんに器具の交換などを指示してる様子が、まさにテレビシーンのよう!!
実質的な手術の時間は分かりませんが、20~30分くらいでしょうか??
手術室を出る時に、先生から、「無事終わりましたよ!!」と言葉をかけられホッとする。
手術後は、ナースステーションの隣にある、経過観察室へ・・・・・麻酔が覚める午後5時半ころまで経過観察。
その後、歩いて病室に戻るが、抗生剤や痛み止めの点滴が効いてるのか、患部の痛みはそれほど感じない。
点滴はその日の午後10時半ごろまで続くが、食事も普通食。夜間、先生が術後の様子を見に来てくれたが、順調とのこと。
術後処方された薬は、痛み止めと整腸剤・酸化マグネシュウム(便通をよくするため)・化膿止め(?)のチューブ式の軟膏
翌20日にはシャワーの使用もOK。朝と夜に外科の当直の先生の回診の都度、患部を確認。少量の出血が続くが、気分は上々。
21日、外来で検診。結果順調なので、23日午前中に退院することが出来ました。(実質6日間の入院生活。)
退院後は、入浴もOKで日常生活には困らないのですが、旅行や運動などは、1週間ほど禁止。
幹部からの少量の出血や体液の漏れなどは、約1か月ほど続くことがあるようです。
(患部を縫い合わせる時、内部の化膿を防ぐため一部分縫わずに残してる為だとか)
そして、7月5日、退院後の外来検診。術後の経過は順調で、普段の生活に戻ってOK!!もちろんお酒も・・・・
1か月後の検診が残ってますが、肛門周辺の違和感が無くなるのには少し時間がかかりそうですが、今を思えば、「手術してよかった!!」
「痔」でお悩みの方がおられましたら、症状が進まない初期のうちに、専門医の先生に相談してみてくださいね。
だらだらと回顧録が長くなってしましましたが、ちょっと殺風景なのでヨシゴイの飛び立ちの様子も載せておきますね。
想像以上に脚が長い?
こんなヨシゴイも、そろそろ幼鳥が姿を見せそうです。
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