さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

オオバンの争い

2014年12月11日 | 野鳥
なにげない公園の池でも、時々面白い光景が見られます。

今回は、そんな公園の池の出来事を書いてみました。

オオバン(大鷭)

バンと同様に、近くの公園の池や沼地で普通に見られるクイナの仲間ですが、結構気性が荒いようです。

バンとオオバン同じクイナ科の鳥ですが、分類学上では、バンとオオバンは属が異なります。

バン(鷭)の語源については、定説がないようですが、「田圃の番人をしてるような鳥」という意味から、バンとなったのかも知れません。

そして、オオバンは、外見がバンに似ていて、大きいので「大鷭」という名が付いたとか・・・・(「野鳥の名前」より)

オオバンを観察してると、時々、下の写真のような場面に遭遇します。

水面を走ってる??



実は、自分のエリアに入ってきた別のオオバンを、攻撃するために追いかけてるところです。それにしても、すさまじい勢いです。



別の場所でも・・・・・・今度は追いかけられてる方を撮ってみました。逃げる方も必死です。



次は、パンを咥えたオオバンからパンを奪おうと、追いかけてるところですが、追いかけてる方も、追いかけられてる方も、すごい形相ですね。



こちらでは、追いかける方が諦めたようです。



そして、追いつかれると、今度は、激しいバトル戦になります。時には相手の羽をむしり取ることもあります。

こんな様子は、以前にココログで記事に書いてますので、見てみて下さい。(記事末に案内してます)



こんなオオバンの様子を撮ってると、今度は、何を間違ったのか、オナガガモが、餌をもらえるものと勘違いをして、こちらに向かって飛んできました。





ファインダーを覗いて撮ってると、まるでぶつかりそうな勢いで、こちらがビックリ!!そして、直前で進路変更して着水!!



今度は、雌も・・・・・



この池では、オナガガモの数が一番多く、餌をあげる人も多いので、すっかり慣れて、時々こんな光景に出くわします。



*オオバンの壮絶な戦いに興味のある方は・・・・・・・・・・・こちら
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こんな所に何故、ボラ(?)??

2014年12月10日 | 日記
今回は、ぶらり散歩の途中に見つけた面白い生き物を紹介します。


ある晴れた日の見沼自然公園、公園から加田屋川沿いに南下してると・・・・・

何やら、たくさんの魚が群れています。

ここでは、春先の産卵時期に、大きな鯉が群れてることがありますが、鯉ではなさそうです。



なんだか分かりますか???どうもボラのようです。(間違ってたらごめんなさい)

海に近い河口などで、たくさんのボラが群れてるところは何度か見たことがありますが、こんな小さな、どちらかというと、汚い川に何故??

ボラ(鰡・鯔・)は、ボラ目・ボラ科に分類される魚の一種で、食用にもされますが、あのメスの卵巣を塩漬けして、乾燥させたものがカラスミでも有名ですね。



スズキなどと同様に、大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚としても有名ですが、ちなみに・・・・・

関東では、オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド

関西では、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド

高知では、イキナゴ→コボラ→イナ→ボラ→オオボラ

東北では、コツブラ→ツボ→ミョウゲチ→ボラ

・・・・・・・・・・と、呼ばれるそうですよ。(ウィキペディアより)

動画にも撮ってみましたが、なかなか敏捷な動きをします。



幼魚のうちはしばしば大群を成して淡水域に遡上するようですが、まさかこんなところまで遡上してきたのでしょうか。

水の汚染にも強いようで、このままここで大きくなるのか?不思議です。



ボラの写真だけでは、寂しいので、この公園の住人の一つ、コゲラの写真も載せます。



後頭の赤い飾り羽でも見えるかと思って撮ってみたのですが、残念ながら見えませんでした。雌なのかもしれません。



池には1羽だけ、怖い顔したハシビロガモの雌がいました。ちょっと寂しそうですね。





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幻想的な模様

2014年12月05日 | 景色
写真を撮ってると、時々不思議な光景に出くわすことがあります。

本人は、何気ない光景を撮ったつもりなのですが、実際に、写真に切り取ってみると、全く違うものが浮かび上がってきます。

次の2枚の写真、なんだか絵画のような幻想的な雰囲気ですが、果たして・・・・




大宮氷川神社の小さな池に映った紅葉が、さざ波に揺られて、幻想的な雰囲気を醸し出してました。
その中を、カルガモが横切る光景は、まるでお伽の国のようです。



1羽だけ、カルガモとマガモの混合でしょうか。



すでにピークを過ぎて、縮れてきた紅葉も、池に映ると綺麗です。



もう1枚、今度は、大宮公園の「日本庭園」にあるモミジの池映りです。



池の中には、落ち葉の彩りが綺麗でした。



もう1枚、池映りではありませんが、林の中の落ち葉に、光が射して、鮮やかな赤い色が浮かび上がってます。

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晩秋の赤いカーテン

2014年12月05日 | 
12月3日、天気もいいので久しぶりに、大宮第1公園に出かけてみました。

もう紅葉も、見頃を過ぎてるだろうと、あまり期待していなかったのですが・・・・・・

池の東側には綺麗な紅葉が残ってました。



空を見上げると、びっしりと赤いカーテンが・・・・・・・隙間からわずかに青空がのぞいてます。



黄色も混じって、そのコントラストが綺麗~!!!



思いがけない光景に、しばらく上を見上げて、パチリ!パチリ!首が痛くなりそうです。(笑)

上空いっぱいに広がった光景は、まさに赤の世界です。



ところで、モミジの事、知ってるようで、案外知らないですよね。  紅葉時期の代表選手なのに、いったい何種類くらいあるのでしょうか??

以前の記事でも書いたことがあるのですが、もう一度調べ直して見ると・・・・・・(以下、ウィキペディアなどより引用)


そもそも、モミジを漢字で書くと「紅葉」。

野山の木々(落葉樹)が冬に備えて落葉する前に紅や黄色に葉の色が変わることを総称して「紅葉」と云いますが、黄色く色づくのを「黄葉(コウヨウ)」とも言います。

いわゆる「紅葉」とは、これらの現象の総称でしょうね?

日本語は難しいです。

植物学的には、モミジ(紅葉)とは、鮮やかに紅葉するカエデ類の総称のことで、今まで品種改良された園芸種などを加えると、原種、園芸品種を合わせて四百種類以上あるそうです。

また、モミジとして親しまれているカエデは中国や朝鮮半島に数種の自生があるのみで、それ以外は日本列島にあり、わが国はカエデ科植物の宝庫だそうですから、驚きです。

道理で、昔から、日本人になじみ深いはずです。

日本のカエデとして代表されるのは、イロハモミジですが、福島県以南の山野に自生しているほか、古くから栽培も行われています。

園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや最初から紫色に近い葉を持ったものもあるそうです。

最近は、紅葉時期以外に、「春モミジ」としても観賞されるようになりましたね。



カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされています。

漢字の「楓」は、本来は本種ではなくマンサク科のフウを指すそうで、植物学的には異なる植物だそうです。 かつてはカエデ科の木には「槭」が用いられてましたが、この字は常用漢字に含まれず、替わって「楓」が充てられることが多くなったようです。



また、葉の切れこみ具合によって、イロハモミジ・ヤマモミジ・オオモミジなど、葉が5つ以上に切れ込んで掌状のものをモミジと呼び、それ以外のトウカエデ(切れ込みが3つのもの)などをカエデと呼ぶそうですよ。

サトウカエデといわれる種は樹液が甘いので、これを採集し煮詰めてメープルシロップを作ることで知られています。又このサトウカエデは、その葉っぱがカナダの国旗にデザインされていることでも有名ですね。

さて、話は元に戻って、池の東側から、今度は、「日本庭園」の紅葉です。



ここの紅葉はさすがに少し遅かったようです。でも赤や黄色・緑が混じって、太陽にキラキラ輝いでました。

赤いモミジに、野鳥でも来てくれないかと、しばらく待ってみたものの、空振り!!



最後の写真は、逆光のメタセコイヤです。

メタセコイヤの紅葉も、他の落葉樹の紅葉と比べても劣らないくらい素敵です。



今回は久しぶりに、ミラー一眼を使ってみましたが、さすがに、ミラーレスに比べて、重い!!
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秋色に染まるカモたち

2014年12月04日 | 野鳥
野鳥写真・・・・・・・珍しい鳥・綺麗な鳥の写真も興味深いのですが、日頃見慣れた鳥を四季折々の背景の中で撮る楽しみもあります。
そんな訳で、今回は、秋の色濃い公園の池にいるカモたちにモデルになってもらいました。

もちろん、モデル料は無料です。

M公園の池の様子は・・・・・オナガガモ中心に、コガモ・オオバン・バン・オカヨシガモ・カイツブリ・ヒドリガモ・カルガモ・ハシビロガモなどで賑わってます。



ある晴れた日の午後、陽射しが少し傾いた頃、池の周りの色付いた木々が水面に映りこんで、何とも言えない雰囲気を醸し出します。
冬にはどこででも見られるオナガガモも、まるで、お化粧をしたようで、ツン!と、おすまし顔です。





飛び立つ姿も、どこか優雅な雰囲気がしませんか???



アップで撮ってみようとすると……なんとも悩ましい目で・・・・・・



この池では新参者のオカヨシガモの夫婦(??)顔が穏やかですね。



この池の住人オオバンにもモデルになってもらいました。



こんな写真をのんびり撮ってる時が、あまり緊張感もなく、心が落ち着きます。

このところ、鳥撮りを相変わらずズボラして、いつも近場でごまかしてます。
冬鳥も順調に渡来してるようなので、そろそろ重い腰を上げないと、乗り遅れてしまいますね。(笑)
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