さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

八重桜も咲き始めました

2015年04月18日 | 散歩の出来事
桜前線は、そろそろ津軽海峡を渡る頃でしょうか。

今年は、急ぎ足で5カ所の桜巡りをしてきましたが、いよいよ桜シリーズ最終回。

地元の見沼東縁代用水路の桜並木です。

次の写真は、見沼公園から北側を見たところです。



見沼代用水の流路は、現在の埼玉県行田市付近の利根川より取水され、東縁代用水路は東京都足立区、西縁代用水路は埼玉県さいたま市南区に至っています。

また、この「見沼代用水路」は、埼玉・東京の「葛西用水路」、愛知県の「明治用水」と並び、日本三大農業用水とされ、疏水百選にも選定されているほど有名なんです。



その用水路にそって、延々と続く桜並木、地元の人たちの、憩いの場になっています。

そして、次の写真は、南側を見た桜並木。延々と続いています。



 


ソメイヨシノの後は、自宅近くの公園の八重桜です。8分咲きくらいでしょうか、濃いピンク色と薄いピンク色の花が対照的です。(4月16日現在)



周りがゴチャゴチャしてるので、まずはぼんぼりのような花の塊をお楽しみください。







次は、淡い緑色のギョイコウ(御衣黄)です。

ギョイコウはオオシマザクラ系のサクラで、4月下旬頃に緑色の花を咲かせます。

花が開いたときには緑色ですが、次第に緑色は薄れて黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなります。

江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われていますが、「御衣黄」という名前は江戸時代中期から見られ、花の色が高貴な貴族の衣裳のイメージがあり、御衣黄の名前が付いたそうです。

古くは「黄桜」「浅葱桜(浅黄桜)」などとも呼ばれていましたが、それがギョイコウなのかそれともウコンを指すものなのかはっきりしないようです。(ウィキペディアなどより)





花の大きさも、場所によって異なるようで、京都市や結城市で直径2~2.5センチメートル、北海道松前町で4~4.5センチメートルだそうですから、寒さに影響されるのでしょうか??





今日のおまけは、こんな八重桜の様子をちょっと面白い撮り方をしてみました。



種明かしは後日………
お楽しみに!!
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公園散歩・アジサイも芽吹きだした

2015年04月15日 | 
桜やモクレンなどが一斉に花を咲かせてる中で、公園の片隅では、アジサイも春の目覚めです。

冬の時期には、枯れ枝の塊のようで、殺風景なアジサイも、ふと気が付くと、鮮やかな緑の新芽が顔を出し始めてます。



ちょっと上から覗いてみると・・・・



傍らには、去年咲いた花がドライフラワーのように・・・・・昨年の梅雨の頃の鮮やかな花の面影が残ってます。



ちょっと変った構図でも撮ってみました。





そして、春は進み、いつの間にか、アジサイの新芽もこんなに大きくなりました。



ユキヤナギも満開を少し過ぎましたが・・・・・・・・・





さて、次の写真の正体が分かりません。

巷の菜の花とは少し違うようなんです。

背丈も少し高く、がっしりしてて花びらも大きい感じがします。



いろいろ調べてみたものの・・・・・???????

ハナナ(花菜)でしょうか?



こちらは、大宮公園のチューリップ

少し時期的に遅かったのですが、かろうじて残った花を撮ってみました。





そして、お馴染みのシャガです。



公園を散歩しても、そろそろ早春の花は咲き終わり、これからは初夏の花が咲きだすころかも知れませんね。

今回は、何日か前の公園散歩から抜粋してみました。
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伊佐沼の桜

2015年04月12日 | 
桜前線も、東北まで到達したようですが、こちらは先日来の雨などで、葉桜状態。

あっという間に満開になったかと思うと、あっという間に散る桜、華やかな桜らしい咲き方ですね。

そんな駆け足の桜を、今回は喜多院ー中院ー伊佐沼ー見沼の桜を巡ってみました。

伊佐沼の周辺の桜は地元の人だけで、あまり知られていないのですが、この時期になると沼の周辺は桜のトンネルが出来ます。





伊佐沼は、周囲3~4キロの自然沼ですが、埼玉では最大の沼ですが、戦前まではこの倍の大きさだったとか・・・・・・

南北朝時代の文和年間に古尾谷氏の家臣・伊佐氏が沼を浄化して溜池にしたとされ、以来、伊佐沼と呼ばれるようになったそうです。



7月に古代ハスが咲く頃から、いろんなシギの仲間などが訪れるので、鳥撮りさんたちの仲間でも有名な沼です。

今の時期は、沼の水も満水になって、コチドリやイソシギくらいの姿しか見られませんが、時々珍鳥も飛び込んでくることもあり、目が離せないポイントの一つです。







このところ、鳥さんの登場が少ないので、この沼の夏のお馴染みさんの一人(?)、コチドリを載せておきますね。

写真は、今回の桜風景より少し前に撮ったものですが、綺麗なコチドリだったので、思わずモデルさんに・・・・



コチドリ(小千鳥)

お馴染みの夏鳥で、黄色いアイリングがお洒落なチドリの仲間です。

山と渓谷社の「野鳥の名前」にちょっと面白いことが書いてありました。

「万葉集」には「ちどり」が登場する歌が25種あるそうです。

漢字の原文では、知鳥、智鳥、乳鳥、知杼里、知杼利、知登利と書かれてる歌が計9種、千鳥と書かれたものが計16種あるそうです。

奈良時代の「ちどり」が、どのチドリの種類をを指してるものかは分からないそうですが、人々には昔から認識されていた鳥のようです。

ちなみに、酒に酔っぱらって歩く千鳥足は、この鳥のまっすぐ歩かない様子になぞらえたものだそうですよ。



前に書いたこともあるのですが、チドリの語源には、2つの説があるようで、①100羽も100羽もの大きな群れになることから「千鳥」②鳴き声に由来する説。

コチドリが大群で飛んでる場面は見たことが無いのですが、シロチドリは大きな群れでいる事があるとか・・・・

果たして、どちらなのでしょうかね。


4月~7月頃までが繁殖期、近いうちに、親子一緒の場面が見れるかもしれません。
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川越「中院」の枝垂れ桜

2015年04月09日 | 
喜多院から南へ5分ほど歩くと、「中院」に着きます。

ここの枝垂れ桜も有名ですが、ちょうど見頃で、綺麗でした。

ちょうどお昼の時間だったせいか、思った以上に人は少なく、ラッキー!!



<中院>

平安時代、淳和天皇の勅許で円仁(慈覚大師)が建立し、当初は無量寿寺仏地院と呼ばれていて、もともと、中院を中心に、北院(喜多院)と南院(現在は廃寺)の三支院で構成されていました。

当初の中院は喜多院の隣にある仙波東照宮の場所にありましたが、寛永10年(1633年)の東照宮建造の折、現在の場所に移ったそうです。





枝垂れ桜を下から見上げてみます。





この中院、案外知られていないのは、狭山茶(河越茶)の発祥の地であること!!

境内にはその起源を記した石碑も建てられています。

無量寿寺建立の際、円仁(慈覚大師)が京都(比叡山)より、茶を伝え境内で茶の栽培を始めたそうで、その後、川越藩領の狭山丘陵で茶の栽培が広まりました。

狭山茶は元は「河越茶」といわれ、30年ほど前までは境内に茶畑が残っていたそうです。(ウィキペディアなどより)





赤い花はミツバツツジでしょうか。



また、中院は、島崎藤村の義母・加藤みきの墓があり藤村は頻繁に訪れた事でも有名です。

ちなみに、島崎藤村の妻となった加藤静子は、ここ川越の出身だそうです。





そろそろお腹もすいてきたので、再び喜多院へ戻ることにします。
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西光寺と喜多院の桜

2015年04月07日 | 
小川町のカタクリの里の駐車場の傍には室町時代の後期に開創されたといわれている曹洞宗の寺院「西光寺」があります。

その西光寺の鐘楼門のわきにも、立派な枝垂桜があるのですが、暖かい日が続いたせいか、少し時期的に遅かったようです。



静かな佇まいの中で、優雅な姿を漂わせています。





そして、「西光寺」を後にして、川越の「喜多院」へ向かいます。

話が少しそれますが、最近ユネスコ無形文化遺産に登録された3つの和紙、「石州半紙」・「本美濃紙」・「細川紙」の内、「細川紙」はここ小川町と東秩父で作られてるんですよ。

そんな和紙の様子が見学できる「埼玉伝統工芸館」がすぐそばにあるのですが、寄ってみると・・・・あいにく月曜日は休館日。

諦めて、そのまま川越の町へ・・・・・・

徳川家ともゆかりのある「喜多院」の境内は、平日にもかかわらず、桜まつりで大変な人です。

赤い多宝塔には桜がお似合いです。





400円の拝観料を払って、書院から見れる枝垂れ桜を撮ってみました。

書院の縁側に座って、のんびり桜を眺めると心が落ち着きますよ。



軒先にかかった灯篭の隙間から枝垂桜を撮ってみましたが、なんだかわけのわからない写真になってしまいました。





こちらは、鐘楼門です。



途中、昼食でも取ろうとすぐ傍の蕎麦屋に入ると・・・・ここも大行列!!

仕方なく、昼食は後にして、そのまま「中院」の枝垂れ桜を見に行くことにします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く。




*今回は連載のため、コメント欄は閉じてます。
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