さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

「縁結び風鈴」2023

2023年08月18日 | 季節

台風一過、多少は涼しくなるのかと思いきや、相変わらずの酷暑日が続いてます。

「縁結び風鈴」で、せめて気持ちだけでも涼し気な雰囲気を味わってください。

 

8月9日、この日は快晴にも拘らず、気象変化が激しくて、時折激しい雨が降る不安定な日です。

久し振りに、川越氷川神社の「縁結び風鈴」の様子を見に行くために出かけてみました。

現地に着く直前まで激しい雨が降っていたものの、駐車場に着くころには陽射しが・・・・・雨上がりで蒸し暑い!!

「川越氷川神社」は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)・脚摩乳命(あしなづちのみこと)
手摩乳命(てなづちのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)の五柱(いつはしら)の神様が祀られています。

これら五柱の神様がみんな家族であることから、夫婦円満・家庭円満、縁結びにご利益があるとされています。

「縁結び風鈴」は、そんな縁結びの神様としても知られる川越氷川神社で「天の川に恋の願いが届くように」との想いから2014年にはじまった夏だけの祭事。

今年は7月1日~9月3日までの限定です。

 

風鈴回廊

 

風鈴にはそれぞれの願いが込められてます。

時間が早かったせいか、訪れる参詣者も少なかったのですが、途中から外国の観光客の団体で突然賑やかに!!

次回はこの続きで、川越氷川神社の「摂社と末社」について書きますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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セミの抜け殻がいっぱい!

2023年08月15日 | 花と昆虫

台風7号が今朝、和歌山県に上陸したようですね。大きな被害が出なければいいのですが・・・・

 

今日はトンボ探しの続きです。ベニイトトンボの他に何かいないかと散策するも、特に珍しそうなものも見つからず。

大きな木の幹には、セミの抜け殻がいっぱい!! この日、一番多かったのはニイニイゼミ(にいにい蝉)でしょうか???

ニイニイゼミの抜け殻だけ、何故か表面に土(?)、体の表面が白くなっています。

セミの羽化率は30~40%ほどと低く、蝉の抜け殻は、無事に成虫になることが出来た証です。

羽化の途中で、体力が尽きたり、天敵に襲われたり、地面に落ちたり・・・・地表の方が危険が多いみたいですね。

日本ではセミの抜け殻(空蝉)は儚さ(はかなさ)の象徴とされていましたが、外国では多くは生命力の象徴とされてます。

ニイニイゼミの抜け殻に付着している白い物質は、タンパク質や金属イオンを含む有機無機ナノ複合(ハイブリッド)化合物で、
ニイニイゼミの体液や体液が固まったものはアミノ酸だそうですよ。

こちらはアブラゼミ(油蟬)の抜け殻。 ニイニイゼミのように土(?)のような白い粉がついてないのは何故でしょう??

白い糸のようなものが見えますが、これは、幼虫が空気を吸うための「気門」と呼ばれる管の抜け殻です。

セミは、脱皮の時に体の表面の殻を脱ぐだけではなく、人間でいうと「のど」の中の皮まで脱皮しているのだそうです。

セミの抜け殻のことをもっと調べてみると面白いことがいっぱい分かりそうですね。

ヘクソカズラ(屁糞葛)の花です。この公園でもたくさん咲いていたのですが、今年はあまり見かけません。

カラスウリの花が咲いた後!! 夕方何時ころから咲くのでしょう??

孵りかけに見つけたウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)です。アップしてみると顔や足が思った以上に可愛いですね。

 

 

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ベニイトトンボ(紅糸蜻蛉)探し

2023年08月12日 | 昆虫

台風7号が週明けには本州直撃のコースを進んでるようです。 旅行や帰省をされてる方は気を付けてくださいね。

 

7月28日、長らくご無沙汰していたM自然公園へトンボ探しです。

この日も朝から強烈な日差しで、園内を少し歩いただけで汗びっしょり。

肝心のベニイトトンボを探すも、ここ数年数が減ってるのか、なかなか見つからない。苦労してやっと見つけた1匹です。

ベニイトトンボのことは以前にも何度か触れてきたのですが、改めて紹介しますね。

ベニイトトンボ(紅糸蜻蛉)

樹木に囲まれた、水草のよく茂った古い池や沼に生息しますが、分布地域はかなり限定されてるようです。

全国的に個体数も減ってきてるようで、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。(埼玉県では絶滅危惧Ⅰ B類(EN))

この池周辺でも、10年ほど前までは多く見られたのですが、年々数が減ってきてここ数年、見つけるのに苦労してます。

アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)はあちこちで健在です。交尾中のカップルを見つけました。完全なハート形にはなってくれません。

 

この個体は不思議な行動をしています。細長い尾を伸ばしたり大きく曲げたり・・・・何度も繰り返してます。

 

動画で撮れば良かったかな?

池の一画ではチョウトンボ(蝶蜻蛉)が乱舞してますが、100ミリレンズでは届かない!!何とか蓮の花をバックに・・・・

池をぐるっと一回りしてみましたが、この日はトンボの数も種類も少なく、改めて撮りに来ることにします。

・・・・・・続く!!

 

 

 

 

 

 

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3度目のクロハラアジサシ

2023年08月09日 | 野鳥

酷暑日が続いて、鳥ウォッチングどころではなく、今や在庫の中から細々とブログ更新です。

今回も、3度目のクロハラアジサシ登場ですが、それぞれ別個体なので載せることにしました。

 

7月24日、I沼の近くを通りかかったので、覘いてみると・・・・・

10数羽のコアジサシに混じって、ゆったり飛ぶ2羽のクロハラアジサシが居ます。(コアジサシの中には今年生まれの幼鳥も混じってます。)

クロハラアジサシ、今夏、私自身は3度目の出会いですが、4~5回入れ替わり立ち寄ってるようです。

相変わらず日差しは強く、数少ない木陰から飛翔狙いです。

毎度同じような写真ばかりですが、ブログネタもない中なので・・・・・

飛び出しも・・・・

コアジサシやクロハラアジサシが水面にダイビングする姿を見てると、涼しそうで羨ましくなります。

あまりの暑さに飛翔写真だけを収めて、早々に退散!!

 

 

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ガビチョウ、何してるの?

2023年08月06日 | 野鳥

園内の「自然学習センター」内で展示物を見学しながら身体を冷やした後、クサギに黒蝶の仲間が来てないか観察してると・・・・

目の前にガビチョウ(画眉鳥)が2羽並んで日光浴???

さすがに100mm(35ミリ換算160mm)のレンズでは撮れないだろうと思いながら近寄ってみると、逃げる様子はありません!

「だるまさんが転んだ!」方式で徐々に近づいてみると、さすがに奥の1羽は気が付いた様子で移動します。

さらに近づいて・・・・・100ミリレンズでほぼノートリ写真です。まさに目の前ですが、残りの1羽は動く様子はありません。

日光浴にしては暑すぎるし、羽根についた寄生虫駆除のため???

実は野鳥の多くは、このように時々日光浴で紫外線を浴びることによって、皮膚でビタミンDからD3を合成するそうです。

ビタミンD3は消化管でカルシウムを吸収するのに必要なビタミンでカルシュウム不足を補う効果があるとか。

人間も適当な日光浴をした方が良いとされているのと同じことですね。 それにしてもこの酷暑の中で熱中症の心配はないのかな??

大きくトリミングしてみましたが、口を大きく開けていかにも暑そうです。とても気持ち良さそうには見えません。

 

(おまけ)

道端で、こんな虫に出会いました。ヒラタシデムシの仲間でしょうか? 干乾びたミミズを見つけたようです。

ここで一つの疑問が・・・・・虫の話ではないのですが、皆さん、暑い夏の道端に干乾びた大量のミミズをよく見かけませんか??

地中に居れば干乾びることもなく、無事でいられるのになぜ、わざわざ危険な地上に出てくるのでしょう?

暇に任せて調べてみると・・・・

環形動物のミミズは、呼吸のための装置を持っていなくて、皮膚呼吸。

呼吸器が無いために、雨水が溜まった時や土が太陽光で熱くなった時、体温調節のできないミミズは必死で地上にはい出て来るそうです。

生きるための逃避が、結果的に強い日差しにさらされ、それで生命を落とすことになるんですね。

一言豆知識でした。

 

 

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