映画を見た後に、麻布十番にあるパスタ専門店「ラ・パスタイオーネ」(La Pastaione)さんにお昼を食べに行きました。六本木ヒルズの映画館から歩いて15分くらい。やや肌寒い中にも春の気配が感じられ、ちょうどいい散策になりました。
うっかり見過ごしそうなほど小さなお店ですが、イタリアの町の食堂といったカジュアルな雰囲気が心地よい。シェフさんはサッカーファン?のようで、イタリアのチームのユニフォームやバナーが店内のあちこちに飾ってありました。ランチは5種類から選ぶパスタに、サラダとデザート&エスプレッソがつきます。
グリーンがもりもり入ったサラダ。味がルッコラに似ているけれど葉の形が違う...と思った野菜は、あとで調べてみたらセルバチコという野菜で、別名ワイルドルッコラ、野生のルッコラとよばれているようです。生命力を感じる力強い味でした。マッシュルームを生でいただくのは日本ではめずらしいですが、新鮮さの証ですね。
桜海老と細切りサラミと春キャベツのスパゲティ。自家製の生パスタはもちもちつるりとした食感でした。
私は「小柱とからし水菜の青のりクリームソース 柚子胡椒風味」をいただきました。パスタは自家製のフェットチーネ(平麺)。家でも明太子のクリームソースにはかならず柚子胡椒を入れるので、我が意を得たりとうれしくなりました。
デザートはドライフルーツ入りのチーズアイスクリーム。上には煮詰めたバルサミコがかかっています。濃厚なエスプレッソがおいしかった!
久しぶりに麻布十番商店街をぶらぶら歩いていたら、いつの間にかお店があちこち変わっていました。和食器屋さんの店先に出ていた器に吸い寄せられて衝動買い。浅めの小鉢は和のお惣菜にぴったりですが、アイスクリームにもしっくりきました。最近人気の波佐見焼です。
六本木ヒルズの毛利庭園では、ソメイヨシノはまだ数輪しか咲いていませんでしたが、名前の知らない濃ピンクの桜がちょうど見頃を迎えていました。今日は4月も近いというのに朝から雪混じりの冷たい雨でしたが...桜にダメージがないことを祈ります。
繁みの中には馬酔木の花が。かんざしのような愛らしさに思わずにっこりでした。