(写真:このらっぱみたいな花、大きくていい香りがしてきれいですよね!)
今日は、決算特別委員会の最終日、区長が出席する「補充質疑」でした。ウチの会派からは、幹事長のおおば正明議員が質問を行ないました。
Q:特別区債(区の借金)は、平成10年には1468億円あった。8年後の今年度末には1008億円と、3分の1も減らしている。前区政の4年間で減らしたのは139億円、熊本区政で減らしたのは329億円(前大場区政の2,5倍のスピード)。このことを高く評価するが、リバウンドは大丈夫か?
A:(リバウンドには)戻りません。私(熊本区長)の目指す行財政改革は未だ道半ば。今後ともスピードを緩めず改革を進め、魅力ある安全安心のまち世田谷を築いていく。
Q:共産党さんは行革イコール福祉に冷たい、というような話をいつも展開しているが、行革は人間で言えば基礎体力を向上させることであり、福祉を支える柱でもある。公共の福祉とは、福祉の制度そのものが維持できるようにすることが前提。世田谷区の福祉はそんなに(共産党さんが言うように)ひどくなったのか?
A:世田谷区では、高齢者福祉も障がい者福祉も独自の支援や施策を展開している。他自治体と比較しても高いサービス水準を維持していると自負している。
Q:我々議員が負託されているのは“決定権”である。地方分権が進む中、今後は地方議会こそが政治の中心として区民参加の大きな輪の中に位置づけるべきである。区民参加が図られるためには(区民が参加の実感が得られるような方法として)、議会の権限と行政の事業(計画)とを条例でリンクさせる方法(議会の言うことを行政がきく義務を負わせるシステム)があると思うが?
A:法令の規定に抵触しなければ理論上は考えられる。しかし、首長の執行権と議会の権限とのバランスをとる必要がある。
このような質疑を行ないながら、会派としての意見も盛り込みました。
地方自治法96条に制限列挙された議会の権限とは、①立法、②予算、③決算の議決権である。法的にも重要な位置づけをされている議決権を放棄する(あいまいにする)ことは、議員生命の放棄につながる。この重みを理解せず、賛成なのか反対なのか意思表示もせず、意味不明の離席を行なう議員がいることは、よその会派(区民連=民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合)のこととはいえ非常に残念なことである。(9月29日の本会議のこと。区民連の議員二人が補正予算の決議の時に退席しました)
このことは、ウチの会派では、(議会でこんなことが横行したら)“学級崩壊”ならぬ“議会崩壊”にもつながりかねない!と、非常に危惧しています。
今後、地方自治法が改正され、議会も役割が大きく変わってくる可能性がある。今、取りざたされている区民参加を保障するものとして“自治基本条例”があるが、決めるためのルールを定めるだけで、すでにこれも時代遅れ。それより、できるものは事業と条例をリンクさせ、条例改正という目に見える形で区民意見が反映されるような方法をとるべきである。そういう意味では議会こそが区民参加の場である、と言える。
相変わらずワンパターンのように“自治基本条例”の制定を!と唱えている会派がありますが、時代は急スピードで変化しています。何しろ、地方自治法が大幅に変わったのです。もっと具体的に区民参加が保障されるような方策(今回、ウチの会派が提案した、条例と事業をつなげること)が必要な時代となっています。
そのことが理解できないのか、“自治基本条例のことばかり言っている会派”のA氏から的外れなヤジが飛んでいました。
まあ、いつもウチの会派はしっかりみんなで勉強して、意見を集約して、さらに批判に十分耐えられる姿勢で臨んでいますから。(質疑はインターネットでいつでも見られる時代ですが、ヤジまで聞こえないのが本当に残念!)
さて、最終日の今日は、最後に各会派の態度表明が行なわれました。
「せたがや政策会議」は、平成17年度一般会計歳入歳出決算と他4件の特別会計すべてに賛成しました。
で、驚いたのは、先週の土曜日(14日)に、“NO!熊本区長”を標榜し、新しい区長候補擁立の会を設立した“区民連”が、今回の決算認定すべてに賛成したこと!!!!(“区民連”と一緒にその会を設立している“共産党”と、一人会派の木下議員はちゃんと一般会計決算に反対していました)
しかも、(区民連の中でも)民主党は、昨日、民主党として、水間賢一氏を区長候補として推薦する方向を決定したばかり。
現熊本区政の決算に問題なし(賛成)としているのに、どうして“NO!熊本区長”なの?
どう考えても理解不能・・・なのは、私だけではないみたいでしたね。当人たち以外のすべての人々が、「なんで???」と疑問を感じたようでした。
20日に本会議が開かれ、各会派が、賛成、反対それぞれの立場で意見を開陳します。“区民連”は、一体、どういう意見(理屈)になるのか?が、今から注目されています。
あー、やっと決算委員会が終わりました!長かったなぁ~!!本当に疲れました。でも、質問づくりはとても充実していたので、大満足。「区民の目線+十分に勉強&準備した専門的な目線」で、きちんと質問、提案ができたと思います。
今日は、決算特別委員会の最終日、区長が出席する「補充質疑」でした。ウチの会派からは、幹事長のおおば正明議員が質問を行ないました。
Q:特別区債(区の借金)は、平成10年には1468億円あった。8年後の今年度末には1008億円と、3分の1も減らしている。前区政の4年間で減らしたのは139億円、熊本区政で減らしたのは329億円(前大場区政の2,5倍のスピード)。このことを高く評価するが、リバウンドは大丈夫か?
A:(リバウンドには)戻りません。私(熊本区長)の目指す行財政改革は未だ道半ば。今後ともスピードを緩めず改革を進め、魅力ある安全安心のまち世田谷を築いていく。
Q:共産党さんは行革イコール福祉に冷たい、というような話をいつも展開しているが、行革は人間で言えば基礎体力を向上させることであり、福祉を支える柱でもある。公共の福祉とは、福祉の制度そのものが維持できるようにすることが前提。世田谷区の福祉はそんなに(共産党さんが言うように)ひどくなったのか?
A:世田谷区では、高齢者福祉も障がい者福祉も独自の支援や施策を展開している。他自治体と比較しても高いサービス水準を維持していると自負している。
Q:我々議員が負託されているのは“決定権”である。地方分権が進む中、今後は地方議会こそが政治の中心として区民参加の大きな輪の中に位置づけるべきである。区民参加が図られるためには(区民が参加の実感が得られるような方法として)、議会の権限と行政の事業(計画)とを条例でリンクさせる方法(議会の言うことを行政がきく義務を負わせるシステム)があると思うが?
A:法令の規定に抵触しなければ理論上は考えられる。しかし、首長の執行権と議会の権限とのバランスをとる必要がある。
このような質疑を行ないながら、会派としての意見も盛り込みました。
地方自治法96条に制限列挙された議会の権限とは、①立法、②予算、③決算の議決権である。法的にも重要な位置づけをされている議決権を放棄する(あいまいにする)ことは、議員生命の放棄につながる。この重みを理解せず、賛成なのか反対なのか意思表示もせず、意味不明の離席を行なう議員がいることは、よその会派(区民連=民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合)のこととはいえ非常に残念なことである。(9月29日の本会議のこと。区民連の議員二人が補正予算の決議の時に退席しました)
このことは、ウチの会派では、(議会でこんなことが横行したら)“学級崩壊”ならぬ“議会崩壊”にもつながりかねない!と、非常に危惧しています。
今後、地方自治法が改正され、議会も役割が大きく変わってくる可能性がある。今、取りざたされている区民参加を保障するものとして“自治基本条例”があるが、決めるためのルールを定めるだけで、すでにこれも時代遅れ。それより、できるものは事業と条例をリンクさせ、条例改正という目に見える形で区民意見が反映されるような方法をとるべきである。そういう意味では議会こそが区民参加の場である、と言える。
相変わらずワンパターンのように“自治基本条例”の制定を!と唱えている会派がありますが、時代は急スピードで変化しています。何しろ、地方自治法が大幅に変わったのです。もっと具体的に区民参加が保障されるような方策(今回、ウチの会派が提案した、条例と事業をつなげること)が必要な時代となっています。
そのことが理解できないのか、“自治基本条例のことばかり言っている会派”のA氏から的外れなヤジが飛んでいました。
まあ、いつもウチの会派はしっかりみんなで勉強して、意見を集約して、さらに批判に十分耐えられる姿勢で臨んでいますから。(質疑はインターネットでいつでも見られる時代ですが、ヤジまで聞こえないのが本当に残念!)
さて、最終日の今日は、最後に各会派の態度表明が行なわれました。
「せたがや政策会議」は、平成17年度一般会計歳入歳出決算と他4件の特別会計すべてに賛成しました。
で、驚いたのは、先週の土曜日(14日)に、“NO!熊本区長”を標榜し、新しい区長候補擁立の会を設立した“区民連”が、今回の決算認定すべてに賛成したこと!!!!(“区民連”と一緒にその会を設立している“共産党”と、一人会派の木下議員はちゃんと一般会計決算に反対していました)
しかも、(区民連の中でも)民主党は、昨日、民主党として、水間賢一氏を区長候補として推薦する方向を決定したばかり。
現熊本区政の決算に問題なし(賛成)としているのに、どうして“NO!熊本区長”なの?
どう考えても理解不能・・・なのは、私だけではないみたいでしたね。当人たち以外のすべての人々が、「なんで???」と疑問を感じたようでした。
20日に本会議が開かれ、各会派が、賛成、反対それぞれの立場で意見を開陳します。“区民連”は、一体、どういう意見(理屈)になるのか?が、今から注目されています。
あー、やっと決算委員会が終わりました!長かったなぁ~!!本当に疲れました。でも、質問づくりはとても充実していたので、大満足。「区民の目線+十分に勉強&準備した専門的な目線」で、きちんと質問、提案ができたと思います。